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ウチナーンチュのネット「強化」 全国の県人会交流

2017-10-09 09:35:24 | ニュース

全国の沖縄県人会のメンバーら=8日、京都市のからすま京都ホテル

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全国の沖縄県人会役員らが一堂に会して親睦を深める第14回全国沖縄県人会交流会が8日、京都市のからすま京都ホテルで開かれた。

今回は、観光など人を引き付ける魅力の「ソフトパワー」としての沖縄文化の価値を再認識するのがテーマ。全国21県人会から参加した約200人は「文化を糧に県人のネットワークを強化し、本土と沖縄の懸け橋を担っていこう」などと決意を新たにした。

交流会では、宮城篤正県立芸術大元学長が「沖縄の造形美(工芸編)」と題して講演。伝統工芸をつくり上げた沖縄の先人たちの豊かな才能と個性に「畏敬の念」を示し「沖縄戦で全てを失ったウチナーンチュがゼロから出発し、力を合わせて努力したから今も伝統が生きている」と話した。

コーラ瓶をリサイクルしたガラス工芸品など、戦後を生き抜くために創意工夫された数々を紹介した。最後には「面積は小さい沖縄だが、未来を切り開くために琉球王府は、人材こそ宝、資源であると、人材育成に力を入れた。工芸はその一環。それこそソフトパワーだ」と強調した。

壇上で、金城弘昌県子ども生活福祉部長は、全国の沖縄県人会と県人会会員に対し、子どもの貧困に関する事業に充てる「子ども未来基金」への寄付と、企業・団体サポーターとしての協力を呼び掛けた。

京都府の山田啓二知事、京都市の門川大作市長があいさつ。沖縄県からは富川盛武副知事が翁長雄志知事の祝辞を代読し、沖縄の現況を報告した。

琉球舞踊、琉球民謡、エイサー、沖縄ポップスも披露され、最後はカチャーシーで締めくくった。全国交流会は2年に一度行われており、今回は京都沖縄県人会が主催した。

 

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「県民の台所」64年ありがとう 那覇の農連市場が10月で閉鎖、新施設へ

2017-10-09 08:27:30 | ニュース

農連中央市場事業協同組合(市場組合)の事業者などが入居する新施設「のうれんプラザ」が17日、沖縄県那覇市樋川に完成する。

同日に完成式典が開かれる。

飲食店など一部は同日から開店する。事業者は11日以降に移転を始め、月末までに現市場での全店舗の営業が終了する予定だ。

戦後「県民の台所」として64年間、人々の暮らしを支えた現農連市場は幕を閉じ、新市場で新たな歴史を刻む。

のうれんプラザは地上3階建てで、敷地面積は約5800平方メートル。約120店舗が入居する。農連市場組合の店舗や相対売り場のほか、そば屋やステーキ屋、カフェ、花屋、乾物屋などが入居する。

農連市場は1953年に琉球農連(JAおきなわ)が米国民政府管理の土地を借りて開設した。81年に市場敷地内の私有地返還に伴う強制執行で現市場の北隣に相対売り場を一部移転。84年には住宅都市整備公団と那覇市が整備構想を策定した。

2014年に農連市場地区防災街区整備事業組合(整備組合)が設立され、農連市場組合施設などを中心に周辺道路も合わせた約3・1ヘクタールを再開発する事業が始まった。周辺の市営住宅、分譲マンションなどを含めた全事業の完了は20年春になる予定だ。

市場組合の備瀬守理事長は「売り手と買い手の交流がある相対売りの良さを引き継いでいきたい」と語る。整備組合の新垣幸助理事長は「国際通りから牧志、開南を往来する人の流れができたら」と期待を込めた。

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