エンターテインメント総合専門学校「沖縄ラフ&ピース専門学校」が9日、那覇市松尾に開校し、入学式が行われた。
県内からの23人を含む県外、海外から集まった計36人が1期生として入学した。
吉本興業が設立した学校法人が運営する同校で2年間、各コースに分かれCGやアニメ、演技などを学ぶ。竹田和夫校長は「好きなことに好きなだけ打ち込んで新しい表現を見いだして」と新入生にエールを送った。
入学式は吉本興業の芸人、ガレッジセールと宮川たま子が司会を務め、随所に笑いを盛り込んで進められた。
声優を目指す小嶺宙さん(20)が新入生代表として「世界に羽ばたける人材に成長していきたい」とあいさつ。マンガコース講師の堀江信彦さん(コアミックス社長)、沖縄伝統文化歴史講師の高良倉吉さん(琉大名誉教授)ら講師が「1期生には天才がいる」「人数が少ない分、分かりやすい指導を受けられる」などと激励した。
校舎は松尾消防署跡地に新築され、同日、落成式も行われた。漫画やアニメ制作を学ぶ「クリエイティブ学科」のマンガコースに7人、CG・アニメコースに6人、ダンスや演技、裏方の仕事を学ぶ「パフォーミングアーツ学科」のパフォーマーコースに14人、プロダクションコースに9人が入学した。
新入生は20日、入学式イベントとして映画「グレイテスト・ショーマン」とコラボし、主題歌のダンスを波の上うみそら公園で披露する。
入学前に吉本興業に直接メールを送って企画を提案した柴田真奈未さん(27)=大阪市出身=は「学生の声でゼロからつくり上げる。裏方を含め、いろんなことを学べるこの学校だからこそできる舞台をつくりたい」と意気込み、来場を呼び掛けた。