六線の胴体飾り(ティーガ)にミンサー柄を付けてみました。
上記は、本物の織りでなく、ミンサー柄の既製品ですが、本来の意味は次のとおりです。
☆ミンサー織りとは
八重山ミンサー(やえやまミンサー)とは、ミンサー織りの一種。
沖縄県八重山諸島の竹富島発祥で、藍色の地に五つの■と四つの■で構成された絣(かすり
)模様を特徴とする。主に帯として使用される。
ミンサーという言葉は「綿(ミン)で織られた幅の狭(サー)い帯」から来たもの。
☆ミンサーに描かれている柄の意味
かつて通い婚の風習があった時代に、想いを込めて、女性から男性に対して贈ったのがこの
ミンサーだと言われている。
柄の特徴として、五つの■が「いつの」を表し、四つの■が「世」を意味する。短い横縞を
連続させる「ヤシラミ(ムカデの足)」柄は、「足しげく」にちなむ。
よって、「いつの世までも、足しげく私の元に通ってください」という意味があった。
藍を何度も重ねて染めることから、「愛を重ねて」という意味も含まれると言われている。