沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

沖縄本島中部に洞窟アリ 世界2例目 名嘉さん発見

2018-07-30 22:57:49 | ニュース

洞窟だけに生息する新種のアリが沖縄県内で見つかった。九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授のグループが25日までに発表した。洞窟だけに生息するアリの発見は国内初で、世界でも2例目。養蜂家で昆虫を研究する名嘉猛留さん(40)=沖縄市=が昨年、本島中部の洞窟で発見した。アシナガアリ属の一種で「ガマアシナガアリ」と名付けられた。研究は23日に学術誌「Zootaxa」電子版で発表された。

見つかったアリには、洞窟に生息する生き物の特徴である体色の色素や目の退化、脚と触角の発達などが見られた。

洞窟は光が入らず植物が育たないため一般的に生物が栄養分を取りにくい。一方、アリは必要な栄養分の量が多く、洞窟内で暮らすのは難しいとされていたが、今回、コウモリのふんを餌にし、栄養を取っている可能性が高いと分かった。

丸山准教授は「沖縄の豊かな自然が育んだ生物だ。ヤンバルクイナやヤンバルテナガコガネと同等か、それ以上の価値があるのではないか」と強調した。

発見した名嘉さんは「生態面でも一歩進んだ知見をもたらした。今後の研究にも期待できる」と喜び、「生物多様性のシンボルになるだろう。併せて貴重種の保全対策を急がなければいけない」と話した。

これまで洞窟性のアリとして考えられていたのは、2003年にラオスで発見されたハシリハリアリ属の一種のみだった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国際映画祭、経済効果80億円! 雇用誘発は推計582人 おきぎん経済研究所

2018-07-30 06:26:38 | ニュース

今年4月に行われた沖縄国際映画祭でのレッドカーペットには多くの芸能人が登場した=4月22日、那覇市の国際通り

おきぎん経済研究所(東川平信雄社長)は27日、4月に開催された第10回沖縄国際映画祭の経済波及効果の試算結果について、総合効果で約80億2266万円になると発表した。

雇用誘発効果は推計で約582人だった。

今回は第10回の節目で、主催者の同実行委員会が各会場で県外、海外からの客数などを調査したことから、試算が可能になった。

主催者やスタッフ、県外海外からの客は合計4万5千人余で、宿泊費や飲食費などの支出は合計で37億9255万円だった。

運営費や宣伝広告費など映画祭開催運営等による需要増加額は6億2598万円で、直接効果は44億1853万円と試算した。

賃金などの雇用者所得誘発額は22億753万円となった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メトロポリタン美術館に石川さん写真収蔵 70年代 基地の町の女性撮影

2018-07-30 00:32:10 | ニュース

メトロポリタン美術館に作品が収められた石川真生さん=26日、那覇市泉崎の琉球新報社

写真家の石川真生さん(65)の写真「赤花 アカバナー 沖縄の女」シリーズの10点が、米ニューヨーク市のメトロポリタン美術館に収蔵されることが決まった。同美術館のホームページ上で先月公表された。石川さんが27日、自身の会員制交流サイト(SNS)で伝えた。

2017年11月に、写真専門の見本市「パリフォト」に参加した際、メトロポリタン美術館の学芸員が訪れ、その場で収蔵の話になったという。

石川さんは「メイドインオキナワを“見れ見れ攻撃”したい私としては、とてもうれしい。沖縄の写真を米国の美術館が未来永劫(えいごう)管理して、見せてくれるのはありがたい」と話した。

作品は1975~77年にかけて、コザや金武で撮影した基地の町で働く女性が中心の写真。黒人を相手に働く女性を見下す人が多かった当時、「何が悪いの」と強くたくましく、とても明るく生きる女性たちに石川さんは大きな影響を受けたという。

「作品に対し、政治的背景などを考える人が日本には多いが、外国では純粋に明るい表情の彼女たちへの評価が高かった」と語った。

石川さんの作品が海外の美術館に収蔵されるのは、米ヒューストン美術館に次いで2館目。

現在、沖縄の歴史を写真に収める「大琉球写真絵巻」に取り組んでおり、8月21から26日まで、那覇市民ギャラリーで最新作パート5を含む全パートの展示会を開催する。

フォトブックの内容は下記画像をクリック☆

「赤花 アカバナー 沖縄の女」の画像検索結果


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする