沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

早産の台湾母子帰国 寄付2000万円、支援に感謝

2017-05-25 15:20:00 | ニュース

誕生時より体重が2倍に増え、順調に成長する赤ちゃんを抱く台湾人女性=24日午後8時すぎ、那覇空港

*****************************************************

沖縄を旅行中に妊娠7カ月で出産した台湾人女性(20)が24日午後9時すぎの便で、赤ちゃんと無事、那覇空港から台湾に向け出発した。3月30日に884グラムで生まれた赤ちゃんは約2倍の1600グラムまで体重が増えた。「順調に成長している」と経過を見守っていた南部医療センター・こども医療センターの医師・宮城雅也さんも太鼓判を押す。女性は「健康に育ってくれてほっとしている。支援金など多くの支援に言葉もない」と謝辞を表した。

赤ちゃんは男の子で、低体重で生まれるも女性の完全母乳の下、すくすくと育っていった。出産予定の時期と同じ、現在40週目に入ったことから、出国の運びとなった。

支援金は24日現在、2千万円に達し、分娩費や入院費用に約800万円、台湾に同行する医師や看護師の付き添い費用に20万円を充てる。支援を呼び掛けた琉球華僑総会の張本光輝会長は余剰金を今回のような事案への対応策に使うよう県に寄贈する方針だ。300に上る寄付者の中には匿名の人もおり、張本会長は「何らかの形で感謝を表したい」と強調した。

赤ちゃんは丈夫でたくましく育ってほしいとの思いを込め「山」にちなんだ名前を付けられた。女性は「この子が3歳になったら沖縄にまた来たい。歩く元気な姿を支えてくれた人々に見せたい」と再来沖を誓った。

 

※事の発端(過去記事)

医療費600万、言葉通じない 台湾人客、早産で窮地

2016年4月19日

妊娠7カ月の台湾人観光客の女性(20)が沖縄旅行中の3月30日に、出産が早まり、急きょ南部医療センター・こども医療センター(南風原町)で884グラムの子を出産した。同病院や受け入れ先では中国語での対応ができず、母親とのコミュニケーションが困難で、現在、県内の台湾出身者らがボランティアで通訳している。県内の一部医療機関では多言語への対応や外国人患者に向けての医療サービス環境の構築を進めているが、まだ十分でないのが現状だ。

夫(23)と3月29日に来沖した女性は、30日午前4時ごろに破水。那覇市の沖縄協同病院に緊急搬送された。赤ちゃんの体重が1500グラム以下と推定されたため、南部で唯一未熟児の特別医療措置が受けられる南部医療センターに再搬送された。女性と家族は現在、離島や北部地域から病児や家族を受け入れる「がじゅまるの家」に宿泊している。

女性の夫は「赤ちゃんの健康状況や医療費用の支払いなどに非常に悩んでいるが、これまで助けてくれた医者らに感謝したい」とも述べた。

がじゅまるの家で活動するNPO法人こども医療支援わらびの会の儀間小夜子理事は「緊急医療などを受けた外国人患者の心のケア態勢がまだできていない」と指摘した。

赤ちゃんは南部医療センターで特別医療措置を受けており、医療費用は最低でも約600万円かかるという。しかし、出産は海外旅行保険の補償対象外のため、夫婦は医療負担に追われている。

県内在住の台湾出身者でつくる「琉球華僑総会」は夫婦に約100万円を寄付する予定で、張本光輝会長は「無事に帰国できるよう支援がほしい」と寄付を呼び掛けた。問い合わせは同会(電話)098(862)9153。(呉俐君)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観光EXPO、20年に沖縄で開催 大型MICE開館祝う

2017-05-24 08:39:31 | ニュース

世界最大級の観光総合見本市「ツーリズムEXPOジャパン」の2020年大会が沖縄で開催されることが23日までに分かった。

大会関係者によると、24日に東京都内で開かれる組織委員会に開催地が提案され、月内に正式発表となる見通しだ。

開催は20年10月で、同年9月に開館する大型MICE施設のこけら落としを飾るイベントとして沖縄が誘致に名乗りを上げていた。

ツーリズムEXPOジャパンは、14年に「JATA旅博」と「旅フェア日本」が統合して発足した。

日本を代表する旅行関連イベントとして16年には140カ国から1181企業・団体が出展し、3日間で計18万6千人が来場した。主催は日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)で、今年から日本政府観光局(JNTO)も加わる。

会場となっている東京・有明の東京ビッグサイトが東京五輪・パラリンピックのプレスセンターになることから、19年と20年は地方開催を検討している。

東京五輪に向けて政府が掲げる訪日観光客の年間4千万人という目標を達成するため、日本観光を世界に発信するイベントとして取り組みの強化を図る。/(与那嶺松一郎)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄代表に安慶名さん ミス・アース・ジャパン

2017-05-23 06:26:49 | ニュース

2017ミス・アース・ジャパン沖縄大会(2017ミス・アース・ジャパン沖縄主催)が21日、那覇市牧志のてんぶす那覇のテンブスホールで開かれ、6人のファイナリストの中から安慶名愛(まな)さん(22)=読谷村=が沖縄代表に選ばれた。安慶名さんは7月に東京で行われる日本大会に出場する。

世界4大ミスコンの一つと呼ばれる「ミス・アース」は、環境保護への意識向上を訴えることを目的としており、2001年から開催されている。沖縄では今年初めて地区大会が開催された。約250席の会場が満席となるほど観客が訪れた。

安慶名さんは自前のハートがあしらわれたギターで自身が作詞作曲した環境問題についての歌を弾き語りで披露した。「グランプリを目指して頑張ってきたので、心の底からうれしい」と満面の笑みを浮かべ語った。

2位のミス・エアには崎枝志穂さん、3位のミス・ウオーターには山田亜理沙さんが選ばれた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福原愛の夫・江宏傑、2部の琉球アスティーダ入団

2017-05-22 20:59:42 | ニュース

琉球アスティーダへの入団会見でガッツポーズする江宏傑(撮影・中島郁夫)

卓球日本リーグ男子2部の琉球アスティーダのオフィシャルスポンサーで格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは22日、都内で会見を開き、女子でリオ五輪団体銅メダルの福原愛(28=ANA)の夫で、同五輪台湾代表の江宏傑(こう・こうけつ、28)の入団を発表した。2年契約、来月7日の島根・松江大会で日本リーグデビューを果たす。

卓球の日本リーグ2部チームの会見としては、異例の光景だった。俳優のようなビジュアルを持ち、もともと台湾で人気のあった江は、福原との結婚で、国内の知名度もアップ。この日の会見にはテレビカメラ8台を含め、約50人のメディアが集結した。冒頭で「皆様、こんにちは。江宏傑です。よろしくお願いします」と日本語で話し、会見をスタートさせた。

琉球からのオファーを受けて入団を即断。福原からは「日本でしっかりプレーして良い成績を出せるように」と励ましてもらったという。結婚して8カ月。毎朝、朝食を用意してもらうなど「全身全霊のサポートをお願いしている」と妻のサポートを大きな支えにしている。最近は夫婦でツイッターを開始。「まだ使い方が分からない。フォローしたのは愛ちゃんだけです」と照れ笑いを浮かべた。 琉球のオフィシャルスポンサー、ピーチ・アビエーションの井上慎一CEOは「経営理念でもあるアジアの懸け橋の象徴。故郷の台湾に近い沖縄を盛り上げてほしい」と期待を込めた。今季はまず、チームを日本リーグの2部から1部に昇格させることが、大事な仕事になる。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月の観光客、75万9200人 42カ月連続過去最高

2017-05-22 12:14:18 | ニュース

県文化観光スポーツ部が22日に発表した4月の入域観光客数は、前年同月比11・4%増(7万7700人)の75万9200人となり、4月としての過去最高を更新し、初めて70万人の大台を超えた。

単月の過去最高を記録するのは42カ月連続で、前年同月の実績を上回るのは55カ月連続となった。

国内客は4・3%増の54万1600人で、外国人客は34・2%増の21万7600人だった。いずれも航空会社の増便などにより全体を引き上げた。

観光政策課「5月は航空路線の拡充による提供座席数の増加などから空路客を中心に好調に推移する」と見込んだ。【琉球新報電子版】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする