9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  建部正義 著<科学全書47  マネー>大月書店

2017年03月23日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本のなかで、あのバブルの時期のことが書いてありますね。 P-119

4  バブルの崩壊と日本経済の行方  ゼロサム・ゲームの悲劇

「広辞苑」によれば、バブル経済とは、投機によって生じる、実態経済とかけはなれた相場や景気のこととされている。他方、「いざなぎ景気」(1965年11月から70年7月にかけての57か月にわたって続いた戦後最長の景気上昇局面)に匹敵するといわれた86年12月から91年にかけての景気上昇局面は、一般に「バブル景気」(「平成景気」と称されることもある)と呼ばれ、その後の景気後退場面は「バブル不況」(「平成不況」と称されることもある)と呼ばれている。

ここで、「バブル景気」および「バブル不況」と呼ばれる場合のバブルが、内容的には、株価や地価の暴騰や暴落を中心とし、「広辞苑」のいう、実体経済とかけ離れた相場や景気を指していることは、あらためて指摘することもないであろう。

しかし、経済学的にみるならば、株価や地価の暴騰をバブルの発生とみなすことには、いま少し深い含意が秘められているように思われる。というのは、株価や地価の上昇は、一方では、なんらの価値ないし剰余価値も生み出すものではないし、他方では、後に取りあげる理論株価、理論地価相当分を除けば、経済学でいう派生的な価値関係(生産関係をつうじた剰余価値の分配関係)さえも反映していないからである。<コー注:安部政権ができて、株価が上がったが、株を買った値段より高い値段で売り抜けた人は利益が出たが、株をやってない人には何の関係もないこと、ということか?株価や地価が上げるということは>
経済学的には、価値を生み出すものは生きた人間労働だけであり、価値は生産された商品のなかにだけ結実する。<コー注:だからGDPの中に、株や土地の取引は含まれないのか?>
したがって、一般に、株式や土地の取引は、それがいかに株価や地価を上昇させようとも、たんにすでに生産され分配された価値ないし剰余価値を相互に移転しあうだけのことである。

ーーーー続くーーー
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