9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> その8

2017年07月09日 | 日記
とあるスナックで
小林
さあー、ゲームの始まりですね。P-46

ゲームのルール

商業銀行が小切手というマネーを無から創出することをFRSが認めて、ゲームは始まる。(そんな信じがたいことがどうしてできるのかは、魔法のメカニズムと題する10章で詳しく説明する)。銀行はこのあぶく銭をもとにに利益をあげる。この金を使うのではなく、他人に貸して利子を取るのだ。
この貸し付けが銀行の帳簿に記載されるときには、資産の欄に記入される。金利を生むからであり、いつかは返済される。(ことになっている)からである。同時に、同額が帳簿の負債側にも記入される。小切手を振り出すことで新たに作り出された通貨は世間に流通し、そのほとんどは他の銀行に行き着いて、そこから小切手を発行した銀行に支払請求がまわってくるからだ。個人が小切手を銀行に持ち込んで換金を求める場合もある。したがって小切手を発行した銀行には、融資額と同じ額を支払うべき債務が生じる。


コー
ここのところは、天野統康の本<詐欺 経済学原論>に詳しく出ているね。銀行独特の複式簿記の話だ。ここが肝心なところだな。(貸出金)は、資産の側に記入されるということだ。そして普通に預かった(お金)は負債の側に記入されるわけだ。そしてそれは、どちらもお客の銀行通帳の残高に書き加えられるわけだ。どちらも通帳のうえでは、(預金)が増えたことになる。


ママ
中世の金細工師の話の時に、私が借りた<預り証>の話ね。それにしても銀行の複式簿記って私たちのとは、随分違うみたい。


小林
銀行の複式簿記がわかってくると、銀行が無から<貸出金=預金>を作っているのが、わかりますね。
コメント
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9.11について <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム>G・エドワード・グリフィン著 その7

2017年07月09日 | 日記
とあるスナックで
小林
いやー、この本の第二章も面白いですね。現在の各国の政府の債務の問題がわかりますね。ギリシャ政府の債務問題もその裏側がわかりますね。そもそも銀行は債務が返済されないことはわかっているんですね。返済されなくても一向に構わないんですね。

コー
そう、その仕組みがこの章を読むとわかる。Pー45
第2章 ゲームの名は銀行救済
前章では、連邦準備制度(FRS)を考案したジキル島グループは、じつは大銀行が支配する国家的なカルテルを生み出したのだと述べた。また、このカルテルの第一の目的は、連邦政府を巻き込んで、銀行のオーナーが不可避的にこうむる損失を納税者に肩代わりさせることだとも言った。これはもちろん本書で展開される、異論を呼ぶであろう主張の一つである。だが、じつのところ、FRS創設以来積み重ねてきた歴史を見れば、ほかの解釈の余地はほとんどない。そこでもう一度時代を飛び越えてみよう。この物語は1910年から始まったが、ここで一足飛びに現代に移る。

銀行の損失がどうして納税者の負担になるのかを理解するためには、まずFRSの仕組みがどんなものかを知る必要がある。ある程度、手続きや方法がわかっていないと、プロセス全体が混沌とした理解不能なものに見えるおそれがある。
たとえば隔絶した南の島で外の世界のことを知らずに生涯を過ごしてきたとしよう。それが初めて本土に旅して、プロ・フットボールの試合を観戦したらどうなるか。他の星から来たエイリアンのようなかっこうの男たちが身体をぶつけ合う。奇妙なかたちをした物体が飛ぶ。その物体がとても価値のあるものであるかのように、男たちは奪い合う。しかも、ときにはどうでもいい、いらないもののようにエリアの外に蹴り出す。追いかけっこをしては相手を地面に突き倒し、今度はそれぞれのグループに分かれて、また始めからやり直す。そのあいだじゅう、とりたてて理由があると思えないのに、何万人もの観客がいっせいに怒号をあげる。それがフットボールの試合で、試合にはルールがあるという基本的なことがわかっていないと、まったくわけのわからない狂気の沙汰としか感じられないだろう。

FRS(連邦準備制度)を軸にしたアメリカの通貨制度もプロ・フットボールのようなものだ。第一に、状況に応じてわずかなバリエーションはあるものの、繰り返し展開されるプレーがある。第二に、プレイヤーたちが厳に守らなければならない明確なルールがある。第三、ゲームにははっきりとした目的があり、プレイヤーはみなその目的を最優先している。第四、観客がその目的を知らず、ルールも理解していないと、なにが起こっているのかまるでわからない。そして通貨制度については、現在はほとんどのアメリカ人がそういうわけのわからない状態に置かれている。

そこで、目的は何で、プレイヤーは何をめざしているのかをわかりやすく説明してみよう。謎めいた雰囲気を取り払うために、最初に全体像をつかむことにする。全体の考え方がわかったところで、最近の実例に即して確かめればいい。

このゲームの名前は「銀行救済」だ。先に述べたとおり、ゲームの目的は大銀行のオーナーが不可避的にこうむる損失を納税者に肩代わりさせること。この目的を達成する手続きは、次のようになる。・・・・



ママ
まったくわからないわよね、ルールが。なんなの格好、なにもスポーツやるのに、ヘルメットまで付けることないでしょ。

小林
なんだママ、アメリカン・フットボールのことだったの。たしかに慣れないと、ルールがわからないとチンプンカンプンですね、あれは。
この「銀行救済」のゲームのルールもちょっとややこしいですね。

ママ
そうなの?。こないだようやく「信用創造」の仕組みが分かってきたと思ったんだけど、またややこしい「仕組み」なんじゃないのかしら。頼みますよ、私にもわかるように。

コー
大丈夫だよ、ママ。ゆっくりみんなで考えながら読んでいけば大丈夫だよ。中世の金細工師の「無からお金を産む仕組み」がわかったんだから。あれがいまの通貨制度の原型なわけだから、これからの話もわかると思うよ。

ママ
そうかしら、そうだといいんだけどね。わたしはっきり言って頭が混乱しちゃっているのよ。

小林
いやいやママ、わからなくて当然なんじゃないんですか。みんなわからないんですよ、いまの金融制度、通貨制度の根本のところが。
コメント
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