中国では現在、人類史上最大のバブルが崩壊中‥インチキ経済発展の狎れの果て by榊淳司
とあるスナックで
コー
ジョン・コールマンは、「欺瞞の外交」の中で、こう言っている。
p-185
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われわれは、大きな富を得るという約束と引き換えに本当の富を差し出し、その代わりに実質上の妥協をしてしまった。つまり、「資本主義」というバビロニア式システムの罠に陥ってしまったのだ。現代のアメリカ経済は資本主義でもなんでもなく、バビロニア式システムは欺瞞であり、きわめて有害だ。アメリカ・ドルは見かけ上は通貨だが、実際は借金と負債の印に過ぎない。
通貨の均衡を保つのは、戦争と虐殺だという悲劇的な現実がある。これはわれわれの目の前で起こっていることだ。商品とサービスの総計こそが、本当の資本なのだ。しかし、通貨は、そのレベルまで印刷することはできても、それを越えることはできない。通貨が商品とサービスのレベルを越えて発行されると、それは破壊的で有害な力となる。戦争はこのシステムを「均衡させる」唯一の方法だ。債権者が殺されてしまうから、人びとは、インフレになった通貨と引き換えに、真の価値を従順に引き渡してしまう。ーーーーー。
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(コー注:「債務貨幣制度」を採用している国は、大なり小なり、この「債務の罠」にハマってしまう。アメリカこそ、この債務の罠にハマり、金の流れがこれから、かつての日本そして現在の中国のように、逆流するという事だ。どれだけの規模になるか、見ものだ。恐ろしい規模になるんだろう。中国とアメリカの破産の前に、出来るだけ早く、松田学の「松田プラン」を作るべきなんだろう。でも時間が掛かって間に合わないだろうな。だから借金はしてはいけないんだという事も、「債務貨幣制度」の逆の意味での罠だと思う。日本の失われた30年」は「逆の意味での罠」にかかってしまったんだろう。なにしろ「債務貨幣制度」を採用していれば、どっちみち、逃げ場はないという事だ。「債務貨幣制度」は「奴隷制度」だという意味は、こういう事だと思う。どうあがいても、「債務の罠」から逃げることはできないということだ。)