とあるスナックで
小林
バーガミニは、日本人のことを「命令」に実に忠実な国民だと思っているんですね。「南京大虐殺と原子爆弾」p-21
・・・。
「いや」と、彼は諦めた口振りで言った。「おれたちはみな死ななければならない・天皇のために死ぬ以外にないのだ。」彼は軽く、だが礼儀正しく頭を下げ、それ以上は近づかないで急いで看守所のほうへ去っていった。彼の後姿を見送る私の耳に、彼の声の悲しみと絶望とが残った。
彼らの大部分は、私たちと同じように死ぬことをいやがっているのだ。彼らは、それがやってくること、最後の命令に従って死ぬことをただ待っているのだ。あの看守だってひとたび命令が下れば、おそらく自分の息子を殺すことだってやってのけるだろう。私はあれこれと・・・・。
コー
ウーン考えちゃうね。自分もそういうとこあるかもしれないからね。ちょっと悲しくなっちゃうけど。
自分のことより全体のことを考えちゃうのかな、傾向として。
小林
バーガミニはこの本で、戦争の一番の責任は「天皇とその一族」にあると言いたいんでしょうね、それと日本人の国民性。
命令に忠実な国民性。イワシの群れのような国民性。
右といえばみんな右。左といえばみんな左。
コー
いやいやそれは言い過ぎだと思うよ、小林君。
小林
コーさん、話は変わりますが、中国の「新型肺炎」、心配ですね。
コー
ウン、相当怖いね。中国では相当の勢い、スピードで感染が広がっているんじゃないだろうか、俺はそう思うね。武漢市を封鎖って、どういうこと?武漢市って人口どのくらいなの。1000万人以上だろ、その都市を封鎖。もう軍隊がでているんだろうな、おそらく。
これ下手をすると「東京オリンピック」は中止だな。
小林
いや待ってくださいよ、コーさん。それはないですよ、もし中止なら日本は大変ですよ。大大不景気がやってきますよ。
とんでもないことになっちゃいますよ。
コー
いや別に驚かすつもりじゃないけど、世の中何があるかわからないということだと思うんだ。
だから普段から備えるべきだという意味なんだ。台風、地震、戦争、経済的恐慌、ほんとわからないよ、何が来るか。
だから普段から考えて備えておくべきだと思うな。おれはそう思う。まわりから笑われたっていいじゃないかい。自分の考え信念を持って行動すれば、おれはそう思うね。