躊躇すること

新しく申請した　健康保険証の後ろが、
臓器提供意思カードになっていました。
意思があるかないか。今までと同じ形式です。
そして　付属していた　個人情報保護シールで封をして完了。

あ。確かに　保険証の後ろに付属してあるのは
臓器提供を考える　向き合う時間を半強制的に与えることになり
形としては良い反面　心境として　複雑な思いがしました。

私が初めて　臓器提供意思カードを見かけたのは
高校生の頃でした。黄色いカードを手に取り
「私ので良ければ　どうぞ♪」
本当に　そんな気持ちで　全てに○をした覚えがあります。
でも　今回はなぜだか　了解する気持ちに傾きません。
何が足を引っ張っているのか　自分でも不思議ですが
未だに　そのまま無記入のまま　保険証が置かれてあります。

大人になった分　何かのしがらみが　私の中にできているのでしょうか？
自分の臓器で助けることができる。
それは　理解できているのですが。死の瞬間に対して何かを悩み
掴もうとしている自分がいます。
それが　理解できるまで無記入のまま。その時がきたら
きちんと向き合い　考えたい。そう思いました。