私は 小さい頃に信じていたことの1つに
「自分は絶対 おばあちゃんには ならない
だって・・・おばあちゃんは 産まれた時から おばあちゃんで
大人は 産まれた時から 大人だから
私はこどものまま。大きくなっても どこかの年齢で年が止まるはず」
誰に教えられたわけでもなく、勝手に考え信じていました。
結果・・・『そうでは ないらしい。』
をどこかで気がついたのか 諦めたのか・・・。
流石にこの年令では 思ったりも考えたりもしません(笑)
さて、今日は小学4年生と一緒に
「高齢者 疑似体験」をしてきました。
手首 足首に重りを付け 肘と膝にはサポーターを巻き
目は黄色いゴーグルを付け 耳は耳栓をして・・・手は二重の手袋をつけて。
高齢者になると、こんな感じで日々 暮らしているらしい。を体験です。
ちなみに黄色いゴーグルは 白内障になると
「黄色みがかった色」に世界が見えるらしく黄色の文字が見えづらかったり
白の紙が黄色に見えたり 困難さがあるそうです。
さて、小学生達 暑い体育館の中での重装備。
ゴーグルを付けるので視界は狭く、足も重いから上げづらい。
お財布から小銭を出すにも小銭をつまみ出せない・・・
豆を箸でつまむと指がうまく 動かせない
しかもご褒美の予定だった 飲み物は・・・
手が重くてコップを持ち上げるのが大変。あ〜〜ぁ。
終了して 体育館で大の字になって 疲れた〜〜転がる子どもたち。
重装備を脱ぎながら ぽろっと
「年寄になるって こんなに大変なの?」
「高齢者の体験して どうだった?」
感想を求められても
「腰が痛い!」「首痛い!」
みんなの前では さすがに本音は言えないかな。
言葉には出ないけれど 色々 感じたんだよね。
言葉にしなくても 大丈夫。たくさん 感じて欲しい。
幼児期の仕事をしていた私にとって
小学校はアウェイだし、何を考えているのかわからなくて。
でも こうして一緒に体験すると この年頃の子どもたちの気持ちが
少しだけ見えてきて。かわいいな。そのまま このまま 育て。
そう思えたり。大切にも思えたり。
だからこそ 高齢者になることへの不安だけを抱えず
少しでも 高齢者になることへの楽しみがあれば よいな・・・
不安になって潰れそうな気持ちを抱えている 子どもたちを見ながら
子どもたちを見送りました。
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