郎女迷々日録 幕末東西

薩摩、長州、幕府、新撰組などなど。仏英を主に幕末の欧州にも話は及びます。たまには観劇、映画、読書、旅行の感想も。

愛のバトン・桐野利秋-Inside my mind-

2008年08月18日 | 桐野利秋
 突然ですけれども、いつものfhさまが、今回は資料ならぬ、「バトン」をくださいました。
 最初、「バトンとはなんぞや?」と考え込みまして、小学校の運動会で、なんでだったか理由は忘れましたが、リレー走に出なくてはならなくなったときの恐怖が……、一瞬、蘇りましたです。
 しばらくして、ようやく意味がわかりまして、嬉しゅうございましたわ、fhさま。


【愛してるんだけどバトン】

1.包み隠さず全て語ること
2.アンカーを突っ走るのは禁止
3.指定されたキャラの萌を語ること
4.指定するキャラは男の子キャラであること
5.回されたら何回もやること
指定→ 桐野利秋


1.初めて出会った場所は?

それが………、よく覚えてないんです。
司馬遼太郎氏の「翔ぶが如く」だと思いこんでいたのですが、よくよく考えてみれば、先に海音寺潮五郎氏のエッセイ集「乱世の英雄」の中の一編で出会っていたような。
萌えたのは、まちがいなく、「翔ぶが如く」を読んでからです。
海音寺氏が描く、伊達で豪快で陽気な桐野と、司馬氏が描く、じとっと暗くて恰好がいいのか悪いのかよくわからない桐野と、こう、「どうしてここまでちがうの?」と、ミステリアスな魅力を感じまして。

(追記)
思い出しました!!!
最初の出会いは、司馬遼太郎氏の「新選組血風録」でした。
土方歳三を追いかけて読んで、これに出てくる中村半次郎(桐野)は、土方のむこうをはる感じで、けっこう印象には残っていて、その後に海音寺氏の著作、です。


2.どこに萌を感じる?

まず、「男は容姿」が私のモットーです。
容姿については、同時代人の証言があります。
大隈重信「身体も大きくて立派なら容貌態度ともに優れた男であった」
佐々友房「容姿秀逸、威風凛然」

しかし、いくら「男は容姿」と申しましても、お人形さんみたいにきれいなだけでは、萌えるわけはないのでございまして、なにより、はあ???とお口あんぐりになるような、アンバランスなところ、です。
やけに農業熱心で、芋ばかり食べて育って、後年にも、最近はやりのエコロジー地味版かよ、という感じで、好んでぼろを着て開拓に励む、かと思えば、一転、上着が青でズボンが真っ赤で金モールいっぱいのフランス軍服(おそらく、明治初期はそのはずです)に、名刀綾小路を金銀のサーベル仕立てにして、フランス製の香水を愛用し、消費の王道を行く!
これが萌えずにいられましょうかっ!!!


3.M?orS?どっちでいて欲しい?

Mにはなっていただきたくないです!
だって、病気で気弱なM気分になったりすると、ド下手くそな上に乙女なお歌を作りますからねえ。
それよりは、チェストォォォーッ!!! と、稲藁相手にSをやっていていただきたいです。


4.どんな仕草が萌?

どんな仕草でも萌えます。お歌を作る以外の仕草なら。
しかし、さっそうと白いアラビア馬に乗って榊原邸に駆け込み、ぱさっと緋色のマントをひるがえして下馬して、太郎くんに手綱をあずけ、ぱぱっと上半身裸になるやいなや、鍬をにぎって、庭の芋畑をたがやしはじめたりしたら………、ほんとに萌えます!


5.好きなところは?

えええええっ!!!というような、意外性、ですかしら。

市来四郎「速に立憲の政体に改革し、民権を拡張せんことを希望する最も切なり」
桐野は民権論者だったわけでして、こういった意外な話が次々出てくるところが、奥が深くて、好きです。
もうないか、と思っていたら、つい最近も、実は、モンブラン伯爵の秘書をした前田正名と仲良しだったらしい、とわかったり。


6.嫌いなところは?

ド下手くそなお歌を作るところ。
だって………、あの不細工な山県有朋に負けている!!!わけですから。

まあ、いいですわ。お歌の上手い軍人なんて、ろくなもんじゃないからと、それでも弁護してあげる私がけなげです。


7.望んでいることは?

あと1回も2回も3回も………、お墓参りに行きたい。


8.もっとこの子と絡んで欲しい人は?

最近、三つどもえがいいな、と。

永山弥一と中井桜州と、いったい三人でどんな漫才をやっていたのか………、不思議です。

時期は非常にかぎられてしまうのですが、前田正名とモンブラン伯爵と三人、もいいし。

吉田清成と中村太郎くんと三人、なんかもよさげで。
吉田清成がダンテ・ゲイブリエル・ロセッティとお茶したことと、桐野の絵描き好きをからめたいなあ、と、ちょっと考えてみたんですが、場面設定がとてもむつかしくてー。
いつか、挑戦してみます。


9.この子を描くときに特に主張して描く所は?

絵はまったく描きませんので、文章で、ですかねえ。
うーん。やっぱり意外性を。


10.家族にするなら?

いやです、絶対。
薩摩の田舎で、暮らしたくないです。
でも、うちの曾祖父は、ほんとうに半次郎という名です。


11.学ランとブレザーどっちを着て欲しい?

通常、学ランのイメージなんでしょうけど、ぜひ、ブレザー………、といいますか、イートン校の制服を。
似合いましてよ、絶対!!! シルクハットを投げ捨て、バーティ・ミットフォードと、鼻の骨がまがるまで、ボクシングで喧嘩なんかするとステキです。


12.私服ではジャージとGパンどっちでいて欲しい?

ジャージ着て、潮風の中、豪快にかつおの一本釣りなんかしている姿も捨て難いのですが、破れGパンに銀のピアスなんかつけて、シンフォニック・メタルのリード・ギターなんか弾いてくれるといいですわ。
歌っているところを想像すると、あい、きゃんとげっとのおー さーてすふぁくしょん!とか、薩摩語なまりになりそうなので、ギターがいいです。


13.結婚したい?

いやです、絶対。
薩摩の田舎で姑さんに仕えて、肝心の半次郎さあは、ろくろく家にいない暮らしに、この私が、耐えられるわけがありませんですわ、はい。
私は自分のお家にいて、半次郎さあが通ってきてくださる愛人なら、よさげな気はするんですけど、それでもけっこう、気まぐれにふりまわされて、ヒステリー起こして茶碗をなげつけそうな気が。特にド下手くそなお歌なんか作られますと。


14.最後に愛をどうぞ

KIRINO TOSIAKI
In all your fantasies, you always knew
that man and mystery……


IRATUME
……were both in you.

Nightwish "The Phantom Of The Opera" with lyrics



15.回す人

 耳の家のみみこさまが、なんと!、アーネスト・サトウで、お引き受けくださるとのこと。なんて幸せでしょう! みみこさまのサトウ萌えを読ませていただけるなんて……。よろしくお願いします。




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コメント (5)
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