新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十干の象意(この様な意味もある)

2014年05月07日 |  四柱推命(十干と十二支)
【木】
○ 甲(きのえ)⇒ 大木・生物・まき・こん棒・木片。「官:地位・身分」。気品があり、高尚なものが好き(で、プライドが高く独立心も旺盛で上に伸びようとする気持ちが強い。大器晩成型だが短気なところもある。堅いがポキッと折れやすい。

○ 乙(きのと)⇒ 花・草花・つる草・雑草・芝。「安:安定・平凡」。野に咲く可憐な草花で、大木の様な存在感は無いが人々の心を和ませる一輪の花の様な存在で安定とか平凡の意味もある。優しいが踏まれても立ち上がるしぶとさもあり、ソフトな物腰の中で自分のやりたい様にやりとげる。技術やスポーツ選手にも多く、穏やかさの中に秘めた強さを持っている。

【火】
○ 丙(ひのえ)⇒ 太陽・大きな火。「財:名声・金銭」。太陽の様に明るく朗らかな人が多く、生命力にも満ち溢れている。活発で感情も豊かで人生を謳歌する人も多い。しかし、忍耐力や持久力には欠けるきらいがある。名声や財運を呼び込む運もある。

○ 丁(ひのと)⇒ 人工の火・松明・たき火・ふいごの火・灯。「知:知恵・学問」。火は周囲を明るく照らしたり暖めたりするので、人との関係でも思いやりを示すことが上手。情熱的だがデリケートな面もあり、内面は繊細な神経を持っている。また、丁は「知」という知恵や学問を意味するものがあり、頭の良い人が多く勉学や研究を好む人も多い。鋭い感性と頭の良さからクリエイティブな仕事に向くが、やや協調性に欠けるところもあるので、フリーで活躍する人も多い。

【土】
○ 戊(つちのえ)⇒ 山・堤防・岩・炉・花びん。「信:移動・要領」。戊の性格は「器」のようなものを表しているので、人(生物)を自分の器の中で活かすことができる寛大な精神の持ち主が多い。現実的でしっかり者が多く、環境の変化にも対応でき、面倒見が良いので人から頼られる傾向もある。どの様な仕事もこなすが、人の能力を活かす仕事が向いているかも。

○ 己(つちのと)⇒ 田畑・田園の土・大地。柔らかい土。「情:色情・柔和」。柔らかく栄養素を含む土。母なる大地でもあるので、「情」があり庶民的で親しみやすいところがあり、人から好感を持たれやすい。そして、その事が色情や柔和という意味に繋がる場合もある。田畑には水や温度や苗木、そして開墾する人が必要なので、五行が揃っているのが望ましい。

【金】
○ 庚(かのえ)⇒ 鉄・斧・ノコギリ・はさみ・剣。「寿:強引・健康」。庚は鉄ですから鍛錬とか作り直す様な意識を持ち、機械や道具を使う人にも多い。頑固で一本気で行動力もあり、働くことも好きです。男性的で正義感が強く、自分に敵対するものには堂々と戦います。パワフルな性格なので、政治家・実業家・スポーツ選手等、活動的で全力投入できる仕事が合うかも知れません。また、がっしりして逞しい人が多いが自分で身体を害する場合もある。金の太過は怪我や手術等には注意が必要。

○ 辛(かのと)⇒ 宝石・剃刀・ハサミ。「道:極め・味覚」。辛は宝石を表し、その名の通り女性の場合は宝石が似合う人が多い。また、完全主義者が多く完璧性を求めコツコツと辛抱つよく研究する人も多い。デリケートな感性の中に品格とプライドを持ち、美的な世界を追求し道を極めることが上手で一流品や芸術品を好む。優雅で洗練された人が多く食べ物の味覚も優れているので、グルメの人も多い。

【水】
○ 壬(みずのえ)⇒ 大河・川・洪水。「勝:勝負・強引」。大きな流れる河の性質があり、自由を求め束縛されるのを嫌う。水には流れる習性があり、親元や故郷を離れて旅に出る暗示もあります。小さな流れが大河となり、最終的には大海へと注ぐ大器晩成型が多い様です。通常は柔軟に流れるが、大雨が降ると全てを呑み込む激しさを秘めている。また、地下水となって地に潜んでも、再び湧水となって流れ出す強さを持つ勝負師的な性格も持っている。様々な経験を繰り返し成長する人が多い。

○ 癸(みずのと)⇒ 雨・露・霧・大雨。「定:隠遁・安定」。天から大地へと降り注ぐ雨の様なイメージがあり、春の雨は植物を育て、夏の雨は夕立となって暑さを抑える。また冬の場合は雪となります。天から降り注ぎ万物を育む恵みの雨で、どの様な環境でも順応できる性質を持っています。正直で潔癖、また内面を見つめる深い思考力を持ち、教育者や宗教家にも多い干です。地味で風采が上がらない様に見えますが、内面にはかなりの実力を持った方も多い様です。

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コメント (4)
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