比肩星の強い人

比肩は分離を表す星です。
月上に旺相した比肩を持つ人で、その比肩を抑える官星が無い命式の方は、とかく我儘な傾向があり、ちょっとしたことで、自分の世界に入ります。
そして、ともすれば別れという気持ちが湧いてきます。
不思議なものです…。

月上に旺相した比肩があるということは、大運の最初（幼少期）が必ず比肩となります。
幼少期は親の愛情を最も必要とする時期ですが、その幼少期の大運に比肩が廻っていると、何らかの理由で両親の愛情を受けきれない環境が与えられる場合が多いものです。

「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、幼少期の７歳までは思いっきり愛されることが必要です。
人の心（魂）は愛によって育つからです。

本当に愛された記憶が少ないと、大人になっても我儘となり、人を信じることができなくなる傾向があります。

また、比肩が強い人は、独りで生きる様な環境が与えられる場合が多いですし、自分もその様な環境を選択する場合も多いものです。
そして、少々孤独な傾向がありますが、少しぐらいの苦労ではびくともしない強さも持っています。

その星を持つと、その星の意味する環境が与えられる傾向があります。
運とは不思議なものです…。

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