およそ15年ぶりの新車のオートバイということで,最近できていなかった休日の早起きが自然とできるようになった.早朝のR169を南下して,いつもの池原ダムに着いたのは7時ごろだ.近年まれに見る水量で,褐色の湖岸が水で隠れていた.
この日は天気が午後から下り坂ということで,もっと南下していきたいところだが,R425を尾鷲へ抜けることにした.新車のオートバイには申し訳ない限りだが,こういう道 . . . 本文を読む
和歌山県はすさみ町の雫ノ滝に立ち寄った後,3桁県道のr225を走行する機会があった.正式な名称は,大附見老津停車場線と言うらしい.停車場線といえば,数年前に走行した那智山麓の南平野下里停車場線を思い出す.
停車場線という名が付く道路は,大抵はいわゆる険道であるらしい.前線に渡って,ほぼ一車線の道が続く.林立した樹木によって,辺りの雰囲気は晴れた日の昼間でも薄暗い.
この辺りは . . . 本文を読む
r43とr45の分岐に差し掛かり,色川方面ではなく,熊野川方面へr45を北上していく.このr45は,r43と遜色ないレベルの狭く曲がりくねった道が続く.
ガードレールがほとんどないのはデフォルトだが,舗装の傷んだ道に石や砂利が散乱している.と,記憶していたが,舗装工事が行われたようできれいなアスファルトの路面が目立った.もちろん酷く荒れた道の方が多いけれど.
r45の終盤に差 . . . 本文を読む
道の駅 瀧之拝太郎からr43を北上し,最大幅1.7メートルの規制区間へ突入した.実に2年越しの走行になるが,道は相変わらず狭く,そして,酷く荒れていた.
1.7メートル区間は山中の崖っぷちを行くような格好だ.そして,天気は曇りなのでとにかく視界が暗い.とは言え,暗さに目が慣れてしまえば,路面状況をそこそこ把握しやすくなる.
これが,晴天の場合だと,木漏れ日が明と暗の縞模様を道 . . . 本文を読む
およそ2年ぶりにr43を走ってきた.国内にr43はたくさんあるけれど,ここほど走り応えのある道はないと思う.2年前と同じで,道の駅 瀧之拝太郎で一息入れてから,r43を北上していく.
この日はあいにくの曇天模様だった.けれど,この道を走るならかえって曇りの方がいい.それは,これから先の道路状況をみればわかってもらえると思う.r43の序盤は小川という川に沿って,蛇行しながら進んでいく. . . . 本文を読む
開かずの国道で知られたR425,とりわけ尾鷲~池原ダム区間は自然災害によって通行止めになっていることが多い.2022年4月時点,通行止めの規制がないということで,尾鷲市街から池原ダムを目指して走行してみることにした.
おそらく1年振りとなるシニゴー線の走行だ.この尾鷲~池原ダム区間は,道幅もそこそこあって,路面状況もいいのでR425の中では比較的に走りやすいと言える.快調に進んでいき . . . 本文を読む
童仙房高原にある總神寺(そうしんじ)から,横川線で深い谷間に沿って山を下っていく.幅員狭小で路面状態もいいものではないが,辺りは背丈の高い常緑樹林の青々とした緑に包まれ,太陽の光による明と暗のうつくしい世界が広がっていた.
そして,もうひとつ特筆すべきは,道路と並行してきれいな渓流,横川がまるで滑り落ちるように流れていることだ.とにかく美しい景色の連続で,シャッターチャンスが多くなか . . . 本文を読む
小春日和となった2月の連休2日目は,どこ行く当てもなく,三国越林道を童仙房まで行く.童仙房の總神寺(そうしんじ)にオートバイを停めて一休みする.以前から気になっていた,總神寺から南に続いていく道がある.今日はこの道の先を進んでみることにした.
横川線は最初から勢いよく下っていく道が続く.童仙房は標高500メートルほどの高原なので,南に向かって山を下りて行く格好だ.そして,川が道路と並 . . . 本文を読む
八重谷湧水や阿曽の風穴の前を流れる奥河内川を走り抜けて,一路,峠を越えた先にある朝日滝不動尊を見に行くことにした.川の水量も多いので,迫力のある滝を拝めるに違いない.
朝日滝不動尊へは,舗装林道の大紀南島線で行く.峠を目指して,勾配の急な道を進んでいくと,大宮紀勢トンネルが真っ黒な口を開けて待っている.舗装林道とは言え,とても立派なトンネルだ.この後,連続して紀勢南島トンネルが現れる . . . 本文を読む
坂本貯水池の北側奥にある東ノ川小中学校に別れを告げて、尾鷲へ向かう。学校の先には、集落跡地もあるが、あまりのんびりしていると、日が暮れてしまう。さあ、シニゴー線へ戻ろう。
R425の道路沿いにも廃屋が何件かある。住居だったのか、それとも何かの作業小屋だったのか、今となっては知る由もない。ただし、かつてはこの辺りに集落があって、人が暮らしていたことは紛れもない事実だ。
昭和30 . . . 本文を読む