何よりも寝ている方が楽だし、好きなんだけれど…お腹が空いて目が覚めた。
夕方に食べた『中華無し冷やし中華』の得体の知れない「辛さ」にやられて、あまり食が進まないハズだったのに…。何か出来合いのモノが貯蔵されているのならともかく、そう言ったモノは無いと思っていたので、普段なら「寝る」方を迷わず選択するんだろうけれど、空腹で起きてしまうとは…。
んで、冷蔵庫をあさると、冷食のハンバーグが見つかる。ひじきと豆腐が練り込んであり、一応肉も入っているが、『代用食』みたいなもので、肉そのものの味を楽しむって所からは離れている。
まぁ、無いよりはマシなので、焼いて食べる事にした。エリンギも割いて、付け合せに。
焼きながら、過去に食べたハンバーグとかステーキが色々と思い出て来た。
社員旅行で行ったハワイ島の牧場で食べたステーキ。サービスなのか、目分量なのか知らないが、出て来たのは2ポンドはありそうな「肉塊」。何かの間違えじゃなかろうかと周囲を見渡すと、本土から来たと言うネェチャンが同じものをペロペロと食べている。口の中に入れた途端に『とろける…』んだろうと思いきや、普通の肉。ミディアム・レアなんて言う日本での頼み方をしたが、ほとんどレアに近い肉塊。これがまた岩塩と香草みたいなハーブで焼かれて美味かったし、すんなりとお腹に入ってしまう。
銀座のつばめグリルで食べた「ハンブルグステーキ」。会社が近かったので、先輩によくご馳走になった。「アイスバイン」なんて言うのも良く食べた。ほとんどがご馳走だったので、自分で支払った事は無く、幾らなのか見当も付かないが、きっと高いんだろうなぁ…と。しっかりと肉汁にまみれるハンバーグ。そして、ケチャップにまみれているだけでないハンバーグ。
バリ島から帰る岐路の飛行機での機内食。どうした事なのか、6回もでまくった。
お陰で寝る暇も無いし、寝ていると起こされる。その度にシートは直され、テーブルの上に並べられる機内食。微妙に味は違うが、ハンバーグには変わりなく、どうしてなのか疑問が渦巻く中、全部食べた。成田に着いた頃には、お腹はポンポンで、別ルートで帰った友人は1回出ただけだったと言う事も判り、謎は謎を呼ぶ。
先日亡くなった父もステーキは好きだった。車で出掛けると、牧場に併設されたレストランに向かい、食べたい肉を探してオーダー出来るなんて洒落た事をしていた。
当然、肉の良し悪しで値段も変わるし、量によっても変わる。普通にファミレスで食事する数倍の値段がかかってしまうワケだけれど、気にせずに食べろ…と。そうそう頻繁に行くワケでは無いが、サプライズな楽しみでもあった。
スーパーでステーキ用の肉…といっても、大した事が無いのがほとんど。安売りならばなおの事で、焼肉用の薄っぺらい肉とあまり差が無かったりする。そんな不平をブツブツ言いながら物色していると、白い正装に身を包んだおばちゃんが「切りましょうか?」と声を掛けてくれる。簡単な希望を述べると、奥から肉塊を示して、希望の厚さに切ってくれた。ヘットも少し付けてくれて、焼き方も教えてくれる。
スーパーではあっても、奥の人はエキスパートなのである。そりゃ、値段は並んでいるパック詰めとは比べられないほどの値段だけれど、肉としては「安い」。うれしくて、うれしくて、焼きながらもうれしさが充満したまま、肉を味わえた。
「あれ、これ肉汁出ないな…」
普通にハンバーグを焼くと、適当な時期に箸でも突き立てれば、そこから肉汁があふれて来る。強火で表面を焼き上げた後に、弱火で火を通し、しかる後にこれを確認しないと焼き加減がダメになる…。まるっきり肉が入っていないワケでもないだろうが、目の前のハンバーグからは肉汁が出て来ない。んー。
全体がカチコチからぶよんぶよん…になってるし、軽く焦げ目も出来ているし、両面も焼いたから皿に移す。余った肉汁と油でエリンギを炒め、ソースとケチャップを少し加えてソースを作る。
んー。想像していたハンバーグとは違うが、これはこれで美味しい。要は、肉汁が出るほど「肉」を使っていないと言う事である。『代用ハンバーグ』なのだから、仕方ないが、やはり、切り口から滲み出る透明な肉汁も含めて『ハンバーグ』だと思う。
「こりゃ、作るしかないかな…」
夜中の3時に何やってんだか…。ちゃんとしたひき肉を買ってきて、パテから作ってちゃんと焼く。ナツメグも忘れずに入れよう。しっかり練らないと、焼いてる最中の分解するしな…。
ファミレスのハンバーグも手軽でいいかな。そういえば『目玉焼き乗せハンバーグ』しか食べない男がいたが、彼はどーしているだろうか…。邪道とまでは言わないが、160g程度のハンバーグで至福の時間を過ごされては困る。1ポンドは食べて貰わないと、ハンバーグを満喫したとか、制圧したとか、征服したなんて言われても困るのだよ。だが、専門店でもそうした巨大なハンバーグはなかなかお目に掛かれない。
焼肉でもそう。肉を味わうために来ているので、肉以外のメニューには目もくれず、ひたすら肉を食べる。2人で1万6千円。ファミレスの業態変化した焼肉店ではあるが、ひたすらに「肉」を味わうのが「焼肉」。サイドメニューに「いかミソわた焼き」を見つけた事もあるが、これは別物。タン塩やらカルビやら、順番なんかどうでも良い。「肉を喰え!」。
エリンギ…ふかふかふにょふにょして美味いな…。これも粉砕してパテに混ぜたらなかなかだと思うが。
そんな事はどーでも良く、空腹は収まった。
得も知れぬ「圧迫感」とも言える「おかしさ…」に包まれてはいるが、薬の力で熟睡出来たワケで、その挙句の「空腹」。なんやかやで、食欲がほとんど無かった事を考えると、元気が戻ってきた証拠の1つでもあるかもしれない。
夕方に食べた『中華無し冷やし中華』の得体の知れない「辛さ」にやられて、あまり食が進まないハズだったのに…。何か出来合いのモノが貯蔵されているのならともかく、そう言ったモノは無いと思っていたので、普段なら「寝る」方を迷わず選択するんだろうけれど、空腹で起きてしまうとは…。
んで、冷蔵庫をあさると、冷食のハンバーグが見つかる。ひじきと豆腐が練り込んであり、一応肉も入っているが、『代用食』みたいなもので、肉そのものの味を楽しむって所からは離れている。
まぁ、無いよりはマシなので、焼いて食べる事にした。エリンギも割いて、付け合せに。
焼きながら、過去に食べたハンバーグとかステーキが色々と思い出て来た。
社員旅行で行ったハワイ島の牧場で食べたステーキ。サービスなのか、目分量なのか知らないが、出て来たのは2ポンドはありそうな「肉塊」。何かの間違えじゃなかろうかと周囲を見渡すと、本土から来たと言うネェチャンが同じものをペロペロと食べている。口の中に入れた途端に『とろける…』んだろうと思いきや、普通の肉。ミディアム・レアなんて言う日本での頼み方をしたが、ほとんどレアに近い肉塊。これがまた岩塩と香草みたいなハーブで焼かれて美味かったし、すんなりとお腹に入ってしまう。
銀座のつばめグリルで食べた「ハンブルグステーキ」。会社が近かったので、先輩によくご馳走になった。「アイスバイン」なんて言うのも良く食べた。ほとんどがご馳走だったので、自分で支払った事は無く、幾らなのか見当も付かないが、きっと高いんだろうなぁ…と。しっかりと肉汁にまみれるハンバーグ。そして、ケチャップにまみれているだけでないハンバーグ。
バリ島から帰る岐路の飛行機での機内食。どうした事なのか、6回もでまくった。
お陰で寝る暇も無いし、寝ていると起こされる。その度にシートは直され、テーブルの上に並べられる機内食。微妙に味は違うが、ハンバーグには変わりなく、どうしてなのか疑問が渦巻く中、全部食べた。成田に着いた頃には、お腹はポンポンで、別ルートで帰った友人は1回出ただけだったと言う事も判り、謎は謎を呼ぶ。
先日亡くなった父もステーキは好きだった。車で出掛けると、牧場に併設されたレストランに向かい、食べたい肉を探してオーダー出来るなんて洒落た事をしていた。
当然、肉の良し悪しで値段も変わるし、量によっても変わる。普通にファミレスで食事する数倍の値段がかかってしまうワケだけれど、気にせずに食べろ…と。そうそう頻繁に行くワケでは無いが、サプライズな楽しみでもあった。
スーパーでステーキ用の肉…といっても、大した事が無いのがほとんど。安売りならばなおの事で、焼肉用の薄っぺらい肉とあまり差が無かったりする。そんな不平をブツブツ言いながら物色していると、白い正装に身を包んだおばちゃんが「切りましょうか?」と声を掛けてくれる。簡単な希望を述べると、奥から肉塊を示して、希望の厚さに切ってくれた。ヘットも少し付けてくれて、焼き方も教えてくれる。
スーパーではあっても、奥の人はエキスパートなのである。そりゃ、値段は並んでいるパック詰めとは比べられないほどの値段だけれど、肉としては「安い」。うれしくて、うれしくて、焼きながらもうれしさが充満したまま、肉を味わえた。
「あれ、これ肉汁出ないな…」
普通にハンバーグを焼くと、適当な時期に箸でも突き立てれば、そこから肉汁があふれて来る。強火で表面を焼き上げた後に、弱火で火を通し、しかる後にこれを確認しないと焼き加減がダメになる…。まるっきり肉が入っていないワケでもないだろうが、目の前のハンバーグからは肉汁が出て来ない。んー。
全体がカチコチからぶよんぶよん…になってるし、軽く焦げ目も出来ているし、両面も焼いたから皿に移す。余った肉汁と油でエリンギを炒め、ソースとケチャップを少し加えてソースを作る。
んー。想像していたハンバーグとは違うが、これはこれで美味しい。要は、肉汁が出るほど「肉」を使っていないと言う事である。『代用ハンバーグ』なのだから、仕方ないが、やはり、切り口から滲み出る透明な肉汁も含めて『ハンバーグ』だと思う。
「こりゃ、作るしかないかな…」
夜中の3時に何やってんだか…。ちゃんとしたひき肉を買ってきて、パテから作ってちゃんと焼く。ナツメグも忘れずに入れよう。しっかり練らないと、焼いてる最中の分解するしな…。
ファミレスのハンバーグも手軽でいいかな。そういえば『目玉焼き乗せハンバーグ』しか食べない男がいたが、彼はどーしているだろうか…。邪道とまでは言わないが、160g程度のハンバーグで至福の時間を過ごされては困る。1ポンドは食べて貰わないと、ハンバーグを満喫したとか、制圧したとか、征服したなんて言われても困るのだよ。だが、専門店でもそうした巨大なハンバーグはなかなかお目に掛かれない。
焼肉でもそう。肉を味わうために来ているので、肉以外のメニューには目もくれず、ひたすら肉を食べる。2人で1万6千円。ファミレスの業態変化した焼肉店ではあるが、ひたすらに「肉」を味わうのが「焼肉」。サイドメニューに「いかミソわた焼き」を見つけた事もあるが、これは別物。タン塩やらカルビやら、順番なんかどうでも良い。「肉を喰え!」。
エリンギ…ふかふかふにょふにょして美味いな…。これも粉砕してパテに混ぜたらなかなかだと思うが。
そんな事はどーでも良く、空腹は収まった。
得も知れぬ「圧迫感」とも言える「おかしさ…」に包まれてはいるが、薬の力で熟睡出来たワケで、その挙句の「空腹」。なんやかやで、食欲がほとんど無かった事を考えると、元気が戻ってきた証拠の1つでもあるかもしれない。