おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ドナドナ先から届いた手紙。

2007-02-09 23:13:31 | 我思う、故に書くなりよ。
品質に関する不具合…うんたら…に晴れて引っ掛かり、めでたくドナドナ…されていったNikonのE5000。本日、ドナドナ先から手紙が届いた…。

ニコンカメラ販売株式会社 サービス部から届いた封書を開けると、「お見積連絡票」が…。

「おお? 有償になんのかぁ? ケッ…」

と、思ってしまうのもなんだが、工料だの部品代だのをみると¥0。予想外でも想定外でもなく、¥0。区分と記された欄には「無償修理」とある。

どうやら、品質に…うんぬん…ってのに正式に引っ掛かっていた…と認定された模様。

良く見ると発送予定日が20日となっており、この予定に合わせて修理作業を進行中…ってコトらしい。それ以外に理由を説明する記載も無いもんだから、そーなんだろうと勝手に想定する…。

2週間で修理して送り返してくれると言うコトだから、リビルト品との交換じゃないんだな…。昨今のデジカメなんか、直すより、直してある製品と交換しちゃった方がなにかと都合が良かったりしてるハズなんであるが、一応、高額な部類のカメラに属しているのかもしれぬ…。

今年になって、お呼びが掛かったワケだが、この問題は結構広く知られていて、各社がアナウンスを始めたのが05年の10月あたりだったと思う。某社が製造したCCDに不具合が見付かり、そのCCDを部品として採用した各社の製品が不具合に該当する恐れが出てしまったので、ちょっとした騒ぎにはなっていた。

おじたんのE5000は、このブログを始めるよりも前に不具合に見舞われ、修理に出すお金も無かったコトから、そのままとなってしまっていたが、この問題が告知される様になり、他社のWEBサイトで見た不具合の写真から…

「同じやン。これこれ…。CCDやん…。」

と、確信を得ていたのだが、メーカーからアナウンスは無く、アナウンスのあった後継機種のE5700が羨ましかったんである。まぁ、ユーザーが中を開けて、CCDの型番を確認するなんてコトは普通しないもんなので、該当していない…ってコトだろうと思っていたんだが。

それでもねぇ…どう考えてもユーザーがどうこうで起きそうな不具合じゃあ、無いんだよね…。

でも、壊れたままじゃ使えないし、修理するとすれば、どれ位の金額が掛かるのか知っておきたかったので、修理相談をしている。それが1年ほど前だったかな…。

その時も、不具合の様子を伝えて、「例のCCD問題」って話をしたのだけれど、該当していないとのコトで、別の原因ではないか…と。実際にはメーカーに送付して、調べない限り修理金額の見積もりは出せないワケだから、手間隙も掛かれば、お金も掛かる…。故意や過失で損傷させたワケでもなく、経年変化による劣化にしちゃあ早すぎるって感じで、要らぬ手間隙と費用を負担するのも納得出来ない。

まぁ、結果的に早すぎる経年変化に耐え切れない部品を使用してしまった…ってコトにはなるが、その詳細が明らかになっているワケでも無いので、真実は闇…なのだが、不具合の進み方から考えると、CCDから生えてる信号線の不具合が原因らしい。

もう少し突っ込んで言えば、全くの製造ミス…なんである。「高温多湿うんぬん」はオマケであり、不具合の引き金にはなるかもしれないが、そうでなくても不具合の起きる確立が非常に高いって話なんである。

「まさにタイマーやん…」

伝説は継承され、それも期待を裏切らないモノなんだな…。

そりゃまぁ仕方ないとして、何故に今頃なのか…って問題は残る。おじたん。みたいに温存(死存?)させておけば、無償で修理って恩恵と言うか、当然受けられたであろう権利も行使出来たりするが、捨てる…とか、売る…とか、手放しちゃった人も多いんじゃなかろうかと思う。そうした道を選ばざるを得なかった人達のコトを思うと、あまりにも告知が遅すぎるのではなかろうか?

次々と新製品が出るとは言え、出た当初はそれなりの出費が強いられる。メーカーとかブランドを信じて選んだ大切なデジカメが、僅かな時間で使用出来なくなり、それを直すための時間と費用をさらに強いられるとなると、どういうカタチであっても手放さざるを得ない…って状況になってしまうと思うのだが、広く知られた問題であったにも関わらず、メーカーの告知が無かったばかりにその道を選択しなければならなかった不利益はどーなるのか? 

そうした部品の不具合を予見出来なかったのか、どーなんだか定かじゃ無いが、見過ごした…と言うコトならともかく、世間では一般的に終息を見た問題とされつつあるんだけど、ひょっとしたら、未だに「現在進行形」の問題であって、ゆくゆく被害はさらに広がるコトだとしたら? 告知されていないモデルでも、今後暫くは注意喚起が必要なのではなかろーか…。

ユーザーの間では早くから該当する問題と言われていたらしいし、執拗な努力で無償修理を勝ち取っているユーザーがチラホラいたりもしたワケだから、そうした声がフィードバックされていなかったとすると、困ったメーカーではある。目に余るほど頻発しなければ告知もしない…ってのは、考え物だし、ユーザーの声に耳を傾ける姿勢すら無かったとすると、老舗の看板はもはや…ってコトかもしれない。

おじたんも、この件で国民生活センターに相談したのだが、一応、話は受け取ってくれた。だが、速攻でメーカーに勧告なり指導するってワケには行かないし、やはりメーカーからのアナウンスを待たざるを得ないのが現実であったワケで、また、明らかにそれと判る問題には一応メーカーも対処はしていたのである。

それでいて、今頃…なのだから、自腹で修理するとしても、その領収書なり記録の保存は、暫くの間は必須と考えて良いんじゃないかと思う。

メーカーにも内緒でタイマー仕込む某社っていったい…。最近じゃ、ケータイのバッテリーもだしなぁ…。傾いてるのも無理ないな…。

ともかく、おじたんのE5000は直して返してくれるらしい。それが楽しみではある。それほど撮ってもいないのだが、クセのあるモデルで、ホント、じっくりと構えて撮る…ってカメラであった。じっくりと向き合うと、しっかりと答えを出してくれる今時では珍しいデジカメだと思っている。逆に、パカパカと撮ろうとすると、それなりにしか答えが出ない…ってカメラなので、改めて欲しくなるかと言えば、最新モデルの方が全然良かったりする。それに圧倒的に安いし。

それでもね、大事なカメラに変わりは無いのである。手放して、キレイさっぱり忘れるのもアリだし、未練たらたら…抱え込むのもアリだったりしちゃう。まぁ、そうしたコトが無いって方が何かと良いんだけれど、いつになっても起こるし、怒る問題だったりもする。ユーザーとメーカーの問題。メーカーとその先のメーカーの問題。複雑ではあるけれど、モノづくり…ってメーカーなら、ユーザーとキチンと向き合う姿勢を大事にし続けて欲しいコトも、いつになっても変わらないよなぁ…。


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