おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

やられた…13。

2013-07-09 23:00:19 | 我思う、故に書くなりよ。
10日目…いよいよ退院です。

お世話になった看護士さんに丁重にお礼をいい…医者は相変わらず忙しいので全員には挨拶できませんでしたが…。

回診みたいなものがあって、今まで見た事無い医者が現れ…

「良かったですね。これからも摂生して大事にしてください…。」

どうやらERでお世話になっていた様で、あと1回あっち行ってたらダメだった事を聞きました。電気でバンっ! ってのも限りがあるんですねぇ…。でもまぁ…なんとなく覚えてました。あっちからこっちへ帰ってきて、目の前にあった顔だと思いますが…。

救急でERに運ばれて、処置が続いている事は判っているんですが、あっちからこっちに戻ってくると、しばらく理解出来ないんですね…。

「あれ? あれ? あー。そうだった…」

って、まぁ暢気な感じですけれど、実際に2回ともにそうでした。その都度、誰かしら覗き込んで見てるんですけれど、? って。

退院の朝の朝食も変わりなく、味が無い…ってもので、祝! 退院!って事でデザートが付くとか…そうした事も無く、普通に味の無い食事を…。

9時半頃に請求書が手元に届き…意外にリーズナブルな値段に驚きつつ家人に連絡を取り、支払いの要請をお願いしたりで…。

なんやかや、11時頃には清算も終わり、晴れて退院となりました。

帰り際、初めて病院を外から見まして…あ、でけぇな…と。目を凝らすと、入院仲間が談話室の窓際にいるのが見えたんですが…こっちむいてねぇし…。

…退院できたと言っても、体的にはすげぇ悪い…ってまま最悪から少し離れたって事で、これからが勝負って事です。食事と投薬、運動って事で、少しでも健康体に戻らなければ、また同じ目に遭ってしまう。そこの尽きるワケで、それ以上でも以下でも無いんですな…。

全くの突然の苦しさでこうした事になりましたが…たくさんの人のお陰でこうして、こっちでまた生きていられる様になりました。そうした人に報いる為にも、摂生を続けて良い体を取り戻さないとね…。

退院って事で、クスリをどっさり頂きましたが…朝の1回で済むように医者がまとめてくれまして、助かってます。まぁ、これだけの大事になっていますんで、飲み忘れはありませんけれど、病棟じゃ確実に飲むって事で、その都度看護士さんから渡されてその場で飲む…って感じでしたからね。朝と夕って配分でしたんで、今後もそうなのかと思っていたのですが、気遣ってくださったみたいで。

あとは通院って事ですが…大きな病院だけにちょいと面倒なんで、事前に一度顔出して聞いてこなきゃダメっぽいでしょうな…。検査の予約も入れられているし…いったい何時に行けばいいんだかさっぱりで…。

2週間経ち、自身の体に何か…って、何も不都合はありません。普通にリハビリしながら散歩しているし、攻撃的な暑さでもクーラー無しで平気ですし…あれやこれや血圧計・脈拍計で測りながらの生活も楽しいですが…。ゴリゴリやられた左腕はまだ少し痛いです。まぁこれはその痛みが自重のサインだと思ってますんで。

そんなワケで…都合10日間の入院生活は終わりました…。まぁ、思い出したらまた何か書くと思うし、通院のだびに何かしら書くと思います。いろいろあったけれど、好きな病院ですし、中の人を応援したいですからね…。



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やられた…12。

2013-07-09 22:29:06 | 我思う、故に書くなりよ。
いよいよ明日が退院で…荷物をまとめるとかそんな日でしたかね…。9日目は…。

午前中に看護士さんからエコーの検査が入ったと教えてくれて…なんだろうと思っていると、主治医の回診があり、肝臓の酵素の値がちょっとなので…って事で。

まぁ、既に悪い血液の持ち主ですから、肝臓も脂肪まみれで「脂肪肝」でしょうからねぇ…もっと悪くなっていても悪くはないんでしょう。なんせ、何もしてませんから。

例によって例の通り、肝臓のあたりをグリグリされてですね…。今回はそこそこ見えるメガネがありますんで、モニターをみると…あまりひでぇ事にもなっていない風には見えたのでちょっと安心。

もっと、白い丸い塊がボコボコ出来ていたり…表面にクレーターみたいなボコボコが…なんて恐ろしいのを実際に数多く見ていたりもするので、覚悟もしていたのですが…。

まぁ、数値が悪い…ってだけで、それほどひでぇ事にもなっていないみたいだから、結果は後の通院時に…って。
緊急性が無いだけで、よろしくはないんで、これも内科的にどうのこうのがはじまるんでしょうな…。

特にやることも無いんで、自主リハビリ…。汗をしっかりかいたし、病棟のどこに移動しても暑いんで、シャワーを…。構造上、滝行みたいなシャワーは浴びられないので、ちょいと面倒だったりはしますが…やはり気持ちいい事には変わりありませんな…。時間が合えば、毎日でも浴びたかったのですが、検査とかち合ったりで…。

例のごとく、廊下をうろうろしていると…ふいに看護士さんに短冊を渡され…七夕の…って事でした。

「みんなが元気になって退院できますように…。」

とか、至極まともな事を書きましたが…星に願って健康になるなら、医者なんかいらねーだろ…とも思いました。

さて…退院するには料金を精算しないといけませんで…請求書が手元に届くのが当日の9時半過ぎ…って事で、事前に大まかな金額を出してくれ…と、お願いすると…そこそこの数字。あれこれしてもらい、10日間寝泊りした割にはリーズナブルな金額。

こんなにリーズナブル? と、ネットで調べると…だいたい合ってる数字で。実際にはあれやこれや補助とかあるので、そこからまだリーズナブルな数字になりましたが…。

「あー、ここに泊まるのも今宵限りかぁ…」

と、ぼそっと言うと…

「健康な人は泊まる必要ないですからね…ここ…」

と、看護士さんに言われました…。そうですね。元気じゃない人が泊まるワケですから…。

お花畑を見た時は、ほぼ全てを諦めていたワケですけれど…すっかり生き返っちゃったなぁ…。まぁ、まだやらなきゃいけないことでもあるんで…そうそうあっちの世界には行かせてもらえなかったと…。

亡きオヤジの姿は、普通にちょいと大きめの石に腰掛けてタバコ吸ってましたしねぇ…あれ? なんで? って感じでしたが…。程なくして見た2度目のお花畑では、大変お世話になった病理の教授が立っていて、こっちみて睨んでるんですね…体に比して、頭部の大きな人でしたので…すぐに判ったのですが…怒ってるんだよなぁ…あの顔は…。

2人とも無言で、音の無かった世界の中でしたけれど…オレはきっとまだやらなきゃいけない事があるんだろう…な。

とても厳しい教授でしたが、私にはとても優しくて、医学写真だけの付き合いだったのですが、病理の事、病院の事、とても親切に教えて頂けた方でした。教室を大学で持てなかった様で、よその病院や、他大学に移られたと聞きましたが…北海道で行われた学会へ参加している最中に交通事故で他界されたと…人伝に聞きまして…。

ライカの顕微鏡で、目が潰れる様な光量で検体を長時間見ている人でね…先生、目がダメになっちゃいますよ…って何度も忠告して、調節もしてあげたんですが…こうじゃなきゃ必要なモノが見えて来ない…って。そのまま写真を撮ったりするもんだから、出来上がりは想像以上にダメでね…そりゃそうなんですけれど…。

摘出した臓器の病変部がどこまでかを当てるクイズをしながら写真を撮ったりね…お陰で、普通じゃ判らない様な些細な病変を見極める眼力が付いちゃって…大変にお世話になりました。ボールマンのⅡcがどうの、Ⅲでここいらが微妙だの…。

ひょっとして、オレはまたそっちの関係で遣り残した事があるのかも…と、思ったりします。まぁ、実際にはフィルムも無くなり、デジカメの時代で、そうした専門職が残る…って場も限られているでしょうからね。専門職がいなくても、誰でも撮れるって時代ですから。

ま、生き返っちゃって、晴れて退院を迎える…って前の晩はいろいろと考えるもんです…。

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