あっという間に木々の緑は茂って、日差しを遮ってくれるようになりました。暑さを感じる日もあって、木陰が恋しい日も出てきました。色とりどりの緑が美しい季節でもあります。花々も競い合うように咲き、早くも梅雨の準備をするように、紫陽花が花の塊を見せてきました。
こんな美しい時節に食卓を賑わせてくれるものに、ソラマメがあります。今朝のテレビは天気予報のおじさんが説明しながら、季節もののソラマメのマメ知識を教えてくれました。おせっちゃんは農業もしたことがありますから、野菜などの知識はあると自負していましたが、知らないこと多々。メモにしておきます。
★ ソラマメという名前・・・多くのマメの莢と違って、空に向かって(上に向かって)莢が延びている。そこからソラマメといった。
★ 茹でたり、焼いたり、エビと炒めたり、料理に、つまみに重宝する。
★ 莢の中にふっくらとした豆が、白い綿に包まれるように並んでいる。豆の頭に莢と繋がっている「鉄漿(おはぐろ)」 があるけれど、調理するときはこれは取ったほうがいい。
★ 莢の内側は白い綿のようなものが一面ついている。知らないで、これを捨てる人が多いが、勿体ない。まことに美味である。焼いて、豆を取り出した後、スプーンでこそげとって食べてみて欲しい。甘くてうまいとのこと。今日、買い物に行って早速ソラマメを探したが無くて私はまだ食べていない。
★ この綿が人間様には美味として役立つということだが、肝心のソラマメとしては何の役に立っているのか。根から吸い上げた水分と、日光で、養分を光合成をするというのは、理科で習った。この養分を、綿が一時的に貯蔵するのだと。必要に応じて・・豆の成長に合わせて・・豆に送り届けるのだと言います。綿は、いわば、養分の一時貯蔵庫だそうです。