めずらしく、2度寝をしてしまい、10分ほどで8時になるという時間に目覚めました。遅い朝食を食べながら、いつものように点けっぱなしのワイドショーを見るともなく見ていました。キャスターが、「え?!どうしたの、なにかニュースがはいったの?」と慌てた声を伝えていました。
台湾近くで、津波のおそれもあるという大きな地震が起きたと言います。緊急速報・注意報に切り替えられました。
津波も特に悪影響は無く、実害はなかったようです。緊急速報が、注意報に替わった時、私の目は、沖縄の高台でほっとした顔の人々を見ました。ドキンとして、高台まで走った人々にはお叱りを受けるかもしれませんが、こうした心配が、空振りに終わってしまうことは、良いことなんだけれど、それを繰り返しているうちに「オオカミ少年にならないかしら、真剣な訓練と思って、より気を引き締めていくのはなかなか難しい」と自分を含めて人間の弱さを感じたのです。
全く関係ないことですが、三兄の教えを思い出しました。
夏の夕立があるかもしれないという天気予報でした。降りませんでした。下校してきて、邪魔になった傘を放り投げるように置いて、「ああ、空振りだあ。損しちゃった!!」と大冝をだしたのです。几帳面で穏やかな四兄が言いました。
「おせっちゃん、まあ、傘をしまって。こんな風に考えてみよう。こんなお天気の時、どんなことが起こるかを。」
1,傘を用意していったが、降らなかった。
2,傘を用意していなかったけれど、雨も降らなかった。
3、予報どおり、夕立が来た。傘があって助かった。
4,傘を用意しなかった、雨は大雨、参った、参った。
おせっちゃん、順番づけをしてごらん。
え~と、持って行かないで、雨が降らないのが一番○かな。
一番ペケは4番の傘は無くって、雨には降られたでしょう。
傘があって雨は降らない、と傘は無いのに、雨は降った、はどちらがいいかな?大夕立ちの後だから、用意はあったのに降らなかったの方が許せるかな。
そうだよね、おせっちゃんの今日はいい方から2番目だよ。良かったじゃないの。
こんな議論の仕方を兄たちから仕込まれました。
ついでに。ペケはヤマグチ方言です。✕のことです。