おせっちゃんの今日2

こちらでお仲間入りいたします。
よろしくお願いいたします

折々のことば・・漁師の言い伝え

2024-04-22 13:50:34 | 言葉

『毎年一年生』・漁師の言い伝え

岡山の漁師・富永邦彦さんの言葉。自然に振り回されてばかりの仕事です。でもゴールのなさが、逆に楽しい、と。
季節は巡るが、毎年違う顔を見せる。年上のものは年少の世代の話を、若い世代は、昔の話をきちんと聞く。自然の厳しさが、人々に相互の敬意を促す。

おせっちゃんは瀬戸内海を小高い山の中腹の家から見晴らして、その美しさも、あらしの夜の怖さも経験して育ちました。戦後の食糧難の時代は、泳ぎに行ってもアサリを掘って、食料を取ってくるのが子どもの役目でした。漁師を訪ねていけば、生簀からピチピチの魚を分けてもらえました。今のパパママのように、子供の相手を親がするという時代ではありませんでした。父が、おせっちゃん、らい太エビをとrに行くぞ~と連れて行ってくれました。父は肩に横長の熊手のような海の砂を浅く掻くいましたし、私と妹は、魚籠と網を持っていました。父が後ろ下がりで、熊手状の道具を引きます。砂の中に眠っていたクルマエビがぴょんと出てくるのです。それ、はやく!!網でエビをすくうのです。
時々会うと妹と、食糧難というけれど、私達取れたての海の幸を頂いていたのね。贅沢したのね、と言い合うのです。

岡山の富永さんのお言葉とは、関係のない話に飛びましたが、お許しください。