近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

青空に清楚な辛夷と白木蓮の花が映えている。

2007-03-14 13:31:32 | 花好きずき
 清々しい晴天だが、残念なことに風が結構強く吹いている。
前々から撮ろうと思っていた辛夷と白木蓮の咲いている通りまで出て、青空と白い花の対比を考えて写してみた。
遠くからではあまり見分けがつかないが、近くに寄ってみると、辛夷の花は小振りで花びらも少ない。白木蓮は花びらに厚みがあり、ぽってりとした感じがする。














【辛夷】

・木蓮(もくれん)科。
・学名 Magnolia kobus
Magnolia : モクレン属
kobus : コブシ(日本名)
Magnolia(マグノリア)は、
18世紀のフランス、モンペリエの植物学教授「Magnol さん」の
名前にちなむ。
・開花時期は、 3/20頃~ 4/15頃。
・「北国の春」(千昌夫)の歌詞にでてくる。
・昔の人はこの花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、
花の向きから豊作になるか否かを占ったりした。
(種まき桜と呼ぶ地方もある)
・つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこぶしに似ているところから
この名前になったらしい。
また、辛夷の実はゴツゴツしており、その実の具合から「こぶし」
 と命名されたのでは、との説もある。
・白い花で、花びらの幅は狭い。全開する。白木蓮より小さい。
葉に先立って開花。
・花の下に小さい葉を一枚つける。
・花のつぼみを摘み取り乾燥させたものを同じ漢字で「辛夷(しんい)」
といい、生薬(しょうやく)の一つに数えられる。
風邪による頭痛や鼻づまりなどに効く。
・別名「田打桜(たうちざくら)」
昔は、コブシが咲くと田植えを始めたことから。

【白木蓮】

・木蓮(もくれん)科。
・学名 Magnolia denudata
Magnolia : モクレン属
denudata : 裸の,露出した
Magnolia(マグノリア)は、
18世紀のフランス、モンペリエの植物学教授Magnol さん」の
「名前にちなむ。
・開花時期は、 3/20頃~ 4/10頃。
・白い清楚な花。花びらの幅が広く、厚みがある。
花は上向きに閉じたような形で咲く。
これが辛夷と違うところ。
・花びらは太陽の光を受けて南側がふくらむため、花先は北側を指す。
(そういえば「つぼみ」の頃は 片方にそり返ってます)

(出典:「季節の花300」)