近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

陽射しに映える桃の花

2007-03-28 10:05:26 | 花好きずき
 ちょっと風があるが、空はさわやかに晴れ渡っている。天気予報では20度くらいまで気温も上がるそうだ。
空が晴れていると、赤い色の花が陽射しに映えて、ことさら綺麗に見える。
 目の前の道路を挟んだお宅の庭に花桃が咲いているが、本来のピンク色と、濃い目の紅色の花をたくさんつけて、背伸びしているかのようである。












【桃(もも)】

・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus persica
     Prunus : サクラ属
     persica : ペルシャの
   Prunus(プラナス)は、
  ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。
・開花時期は、 3/15頃~ 4/末頃。
 ふつうの桃は3/15頃~ 4/15頃で、「「菊桃(きくもも)」は
 それより遅く、 4/10頃~ 4/末頃に開花。)
・3月3日の「桃の節句(ひなまつり)」に桃をひな人形のとなりに添えるが、
 これは温室内で育てた桃で、屋外の桃の開花はもう少しあとになってから。
 また、早咲きと遅咲きがある。
・枝に沿ってびっしりと花をつける。幹には桜のような横線が入っている。
・いろいろ種類がある。ふつう、町でみかけるのは、花桃(花を鑑賞する
 目的の園芸品種)。
・縄文時代から栽培されている。
・実が赤いところから「もえみ(燃実)」が変化して「もも」になったらしい。
 杏の実ともそっくり。
・「桃」の字は中国から伝わった。
・桃の字の「兆」は”妊娠の兆し”を意味しており、桃が「女性」や「ひな祭り」
 と関係があるのはこの理由かららしい。
・桃の花の色から「桃色」という色名が生まれた。
・日本昔話の「桃太郎」も有名。桃太郎は桃から生まれた強い男の子ですね。
 この話自体、相当昔からあり、桃の木は万葉の頃から霊力のある木とされてきた。

(出典:「季節の花300」)