坂本、収穫フルスイング!…オールスター第1戦 ― スポーツ報知
◆マツダオールスターゲーム第1戦 全パ5x―4全セ(31日・京セラドーム大阪)
予告通りの「フルスイング」だった。坂本はありったけの力で、清水の直球に立ち向かった。同点の3回1死。第1打席はファウルで4球粘り、カウント2―2からの8球目、高めのボール球を振り切った。146キロの速球。体勢が崩れるほどのスイングだった。「結果どうこうじゃなくて、楽しくやれました」。バットは豪快に空を切ったが、満足だった。
ファンの期待を浴びて、打席に立った。86、87年の清原(西武)以来21年ぶり、史上2人目となる10代MVPがかかった初の球宴。「思い切り振れば何かが起こる。ホームランを打てれば最高」と意気込みは十分だった。「9番・遊撃」で先発し、6回の第2打席では二直に倒れた。7回のチャンスは代打の井端に譲った。2打数無安打に終わったが、「緊張は特にしなかった」と大物ぶりを発揮し、1日の第2戦(横浜)に期待を持たせた。