近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

キャンプ初の実戦、紅白戦で大田が2安打。

2012-02-13 20:07:42 | 読売ジャイアンツ
大田2安打「ラストチャンス」に弾丸右打ち!4年目の決意 ― スポーツ報知

◆巨人紅白戦 白組0―4紅組=特別ルール=(12日・サンマリン宮崎) 

巨人の大田泰示外野手(21)が12日、今キャンプ初の実戦となる紅白戦に、紅組の「1番・中堅」で先発出場し、3打数2安打1打点と結果を出した。「8番・中堅」での開幕スタメンが期待されているが、追い込まれてから右翼方向に流し打ちして適時打を放つなど、下位打者としての適性も発揮。勝負の4年目を迎えた背番号55は「いい打撃ができました」と胸を張った。

ボウカー本物!初実戦即2安打も冷静に自己分析 ― スポーツ報知

巨人・大田、バットで“合格”センター試験 ― サンケイスポーツ

大田、今年こそ!的確状況判断で猛デモ2安打 ― スポーツニッポン

徳丸北野神社の「田遊び」観覧記(その2)

2012-02-13 13:25:18 | 民俗・行事
「田遊び」の後半は、「春田うない」から始まり、「植代かき」と続くが、ここでも牛が登場する。
次に「草取り」、その後、絵馬で作った「柄振り」を振ってって「田ならし」を行う。



いよいよ「田植え」が行われるのだが、ここで稲の化身である早乙女が登場する。
早乙女に扮するのは幼い男の子である。
ここで早乙女を一人ずつ田に見立てた太鼓の上に乗せ、太鼓の上に放りあげる「胴上げ」というものが行われる。
これは、稲の生育と子孫の繁栄を祈願する仕草である。

 

「田植え」が終わると、この神事のハイライトともいうべき「呼び込み」が行われるのだが、今回は人垣に邪魔されて、まったく見ることができなかった。

 

「もがり」の外の鳥居の所から松明に先導されて、男根を誇張した「よねぼう」という人形と「お鉢(飯櫃)」、「太郎次」と妊婦の「安女(やすめ)」という夫婦が登場する。
「太郎次」、「安女」は、抱き合ったりしながら進むので、観客の間から笑い声が上がる。
続いて、二人立ちの獅子舞、暴れ馬、破魔矢と続いて「もがり」に向かう。

(この写真は2008年に撮ったものである)

 

田の雑草を取る「田草取り」、稲の実り具合を調べる「田廻り」が終わると、いよいよ「稲刈り」となる。



最後は「穂むら積み(倉入れ)」となり、農作業に用いた道具を太鼓の上に積み上げる。
一番上には「よねぼう」が乗せられる。
役人一同揃って豊作を祝い、手締めでめでたく「田遊び」がお開きとなる。



「田遊び」の動画はこちらで見られます。

「チャンネルいたばし・生涯学習課文化財チャンネル1」
徳丸北野神社田遊び (放映時間 21分間 WMV形式)

www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/001/001036.html

徳丸北野神社の「田遊び」観覧記(その1)

2012-02-13 13:17:16 | 民俗・行事
2月11日は徳丸北野神社の「春季大祭」で、全国的に知られる民俗芸能でもある「田遊び」神事が奉納される。
徳丸・北野神社の「田遊び」は「板橋の田遊び」として赤塚諏訪神社のものと一括で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
「田遊び」とは、その年の稲の豊作を予祝する日本の民俗芸能であり、一年の農作業を模した所作を氏神に奉納する全国的な田楽の流れをくむものなのだが、「板橋の田遊び」はその素朴な内容が原型のまま伝えられていることが大きく評価されている。

そのせいもあって、例年、さして広くない境内におおぜいの観客が集まり、舞台となる「もがり(聖域)」の周囲にはカメラが林立する。
氏神様なので家から近いし、見に行こうと思えば簡単なのだが、お天気が悪かったり、混雑に辟易してここしばらくは見ていなかった。
数年ぶりに神社での正式な「田遊び」を見に行ってみたのだが、案の定、大変な人出で、正面の撮影ポイントから動くにも動きようがなかった。

そんな訳で、呼び込みの場面はまったく見ることができなかったのだが、流れに沿って撮った写真をいくつかお目にかけておきたい。

昼過ぎは消防団だけだった境内も、午後5時頃から続々と観客が詰めかけ、「田遊び」が始まる前から「もがり」の周囲には人垣ができていた。

 

 

午後6時、いよいよ「田遊び」が始まる。
まず最初は徳丸村の苗代の数を調べる「町歩調べ」で、「町々をかぞえ候」と東西南北と中心の5町の町歩を確認する。



荒田を掘り起こす「田打ち」、「田うない」、「鍬入れ」、「代かき」と続く。
「田うない」では、丸餅にニワトコの木の枝を挿したものを鍬に見立てて、田を表す中央の太鼓の周りを回る。
それが終わりると「代かき」で、板のお面を手にした牛が出てきて、これも太鼓の周りを回る。

 

苗代が準備できたところで「種蒔き」が行われる。
「およまーこう およまーこうよ 福の種子をまーこうよ」と、四方に向かって種が蒔かれる。



「鳥追い」に移る。
「ささら」を鳴らして、種が鳥に食われないように追い払う。



「田廻り」、鍬を担いで太鼓の周りを回る。



中休みとなって、役人に御神酒が振る舞われるが、観客にもお裾分けがある。
いつも指を咥えてばかりだったが、ことしはしっかり熱燗の御神酒をゴチになった。