ガキ大将・山崎武司、別れの中前打で涙の胴上げ。塩見、７回１失点で新人トップの８勝目。

東北に愛された男・山崎、泣いて舞う「この恩は一生忘れません」…楽天 ― スポーツ報知

◆楽天６―１ロッテ（１０日・Ｋスタ宮城）

　０５年の創設から楽天を支えてきた山崎武司内野手（４２）が、惜しまれながら仙台に別れを告げた。涙の退団会見から一夜明けた１０日、７回１死から代打で登場して中前安打。代名詞のフルスイングに、震災からの復興を目指す東北、チームへの感謝の思いを込めた。楽天でのラストゲーム後は急きょお立ち台に上がり、ナインからのサプライズで胴上げされた。「この恩は一生忘れません。今度は違うユニホームで帰ってきたい」と来季は現役選手として再会すると誓った。

　頬を伝う大粒の涙が、赤く染まった。「お前ら落とすなよ！　まだ現役やるんだからな！」。泣き笑いした山崎が、ナインの手で６度、宙に舞った。

楽天・山崎、男泣き…仙台にさよなら打 ― サンケイスポーツ

楽天ナイン、そして東北のファンへ…山崎別れの中前打 ― スポーツニッポン

ゴンザレス、７回１安打無失点の好投も、１２残塁の拙攻で延長サヨナラ負け。

原巨人、歴史的サヨナラ負け！史上初の延長毎回安打完封負け ― スポーツ報知

◆中日１ｘ―０巨人＝延長１０回＝（９日・ナゴヤドーム）　

　巨人が歴史的拙攻の末、延長１０回にサヨナラ負けを喫した。０―０のこの回から登板した抑えの久保が、１死一、二塁から代打・堂上剛に中越え適時打を浴びたが、流れを悪くしたのは攻撃陣。初回から１０イニング連続の計１１安打しながら、送りバントや走塁のミスを連発。８８年の大洋（現横浜）以来３チーム目、延長戦では初となる毎回安打の完封負けで、７回まで１安打無失点の先発・ゴンザレスを見殺しにした。首位・中日とのゲーム差は５・５に広がり、４位・阪神とは３差に接近。１０日の阪神戦（東京Ｄ）に敗れると、リーグ優勝の可能性が消滅する。

史上初！巨人、延長戦まで毎回安打も０封負け ― サンケイスポーツ

久保ガックリ…抑えで初黒星「力のなさです」 ― スポーツニッポン

チャンスで１本が出ず中日にサヨナラ負け ― 巨人軍公式サイト

楽天主砲の山崎、現役続行で涙の退団会見。

山崎怒りの退団　起用法巡り首脳陣と感情のもつれが発端 ― スポーツニッポン

　楽天は９日、山崎武司内野手（４２）の今季限りでの退団を発表した。０５年の球団創設からチームを引っ張ってきた主砲だが突然の退団の背景には、球団首脳陣との衝突があった。山崎はコーチ就任の要請を断り、来季以降の現役続行を希望。自由契約となり、今後は他球団でプレーする道を探す。１０日のロッテ戦（Ｋスタ宮城）は楽天の選手として最後の一戦となる予定。仙台のファンへ、７年間の感謝の思いを込めてプレーする。

山崎、涙の退団　現役続行「まだ心の火は消えていない」…楽天 ― スポーツ報知

楽天逃げ切る。長谷部、６回途中１失点で今季初勝利。

楽天・長谷部が初勝利も仙さん「良くないね」 ― サンケイスポーツ

（楽天４－３ロッテ、９日、Ｋスタ宮城）

　楽天の長谷部が今季７試合目で初勝利を挙げた。六回途中１失点で降板したが、救援陣の奮起に助けられた。２点リードの九回には抑えのラズナーがピンチを１点で切り抜けて白星をつかみ「最後は祈ってました」と笑顔がはじけた。　

長谷部が今季初勝利「何とか抑えることができた」…楽天 ― スポーツ報知

沢村、堂々の１安打完封で１０勝目。

沢村、１安打完封！ルーキー一番乗り１０勝目で新人王当確！ ― スポーツ報知

◆中日０─４巨人（８日・ナゴヤドーム）　

　沢村がプロ初完封でルーキー一番乗りの１０勝目。許した安打は１本だけという文句のない今季ベストピッチで、巨人を優勝戦線に踏みとどまらせた。打線も３回に阿部の適時二塁打で先制すると、４回には２犠打を挟んでの４連打で３点を追加。首位中日の連勝を５で止め、４・５ゲーム差に迫った。まだペナント争いに終止符は打たせない。

　勝利の瞬間、それでも沢村は口を真一文字に結び続けた。首位相手に１安打投球。２７戦目のプロ初完封は、新人一番乗りの１０勝目となった。

沢村１安打完封！Ｇ新人８年ぶりの１０勝目 ― サンケイスポーツ

沢村初完封１０勝　１安打投球で防御率１点台の快挙 ― スポーツニッポン

澤村プロ初完封で１０勝目 ― 巨人軍公式サイト

楽天圧勝、田中が完封で単独トップ１８勝目。

マー君４冠！ダル超え１８勝で単独トップ…楽天 ― スポーツ報知

◆楽天８―０ロッテ（８日・Ｋスタ宮城）

　マー君がついにダルビッシュを抜いた。楽天の田中がロッテ打線を相手に６安打７奪三振の快投で、今季５度目の完封勝利。１８勝目を挙げ、日本ハム・ダルビッシュとの最多勝争いで単独トップに躍り出た。５完封を含め防御率１・３３、勝率７割８分３厘、５完封と投手５冠のうち４部門で１位。目標の沢村賞にもまた一歩近づいた。このままの勢いで新人王以来、自身初となるタイトル奪取まで走り抜く。

　ミスした仲間への思いをボールへ込めた。「エラーをした阿部が一番あせっていたと思うので、絶対にゼロに抑えなきゃいけないと思いました」。

マー君１８勝！ダル抜いた！沢村賞見えた ― サンケイスポーツ

沢村賞見えた！マー君完封１８勝　ダルしのぐ投手５冠 ― スポーツニッポン

巨人、執念の延長ドロー。内海、５回４失点ＫＯも、土壇場で追いつく。

由伸、諦めない！阿部とダブル２点二塁打で９回４点ドロー ― スポーツ報知

◆中日４―４巨人＝延長１０回規定により引き分け＝（７日・ナゴヤドーム）　

執念ドローで巨人が踏みとどまった。０―４と完封負け濃厚だった９回、先頭・坂本の左前安打をきっかけに１死一、二塁から４番・阿部が２点二塁打。さらに１死一、三塁から高橋由が起死回生の２点二塁打と、土壇場で追いつく驚異の粘りを見せた。延長１０回で今季１１度目の引き分けに終わったが、３回から８回までパーフェクトに抑えられた吉見、リリーフ・浅尾を打ち崩しての死闘。残り９試合、最後まで巨人はあきらめない。

　負けられない。阿部はナインの思いを一振りに込めた。完封負け寸前の４点を追う９回１死一、二塁。「このままでは終われない、という気持ちだけでした。食らいつくだけ」。キャプテンの執念と意地だった。

由伸ら執念！巨人、九回４点差追いついた ― サンケイスポーツ

土壇場で４点差追いつくも…原監督「一歩足らず」 ― スポーツニッポン

内海、５回ＫＯ「すべては僕のせい」防御率１位も陥落 ― スポーツ報知

天王山初戦は執念のドロー ― 巨人軍公式サイト

楽天７０敗目、今季の負け越し決定。岩隈、まさかの５回６失点ＫＯ。

星野楽天、今季負け越し決定！岩隈４連敗 ― サンケイスポーツ

楽天４－９ロッテ、１９回戦、楽天１２勝６敗１分、７日、Ｋスタ宮城）

楽天が７０敗目を喫し、今季の負け越しが決まった。岩隈が３回までに５失点で、５回６失点ＫＯ。自身４連敗の７敗目を喫した。

　日中の陽気とはうってかわり、夕方からは本格的に冷え込んだ仙台。スタンドのファンもコートを着用し、すっかり冬モードだ。試合内容はというと、こちらも寒かった…。

「ちょっと高かった。もう少し、ビシッといければよかったけど、悔しいですね。きょうはしっかり準備してきて、納得してマウンドに上がった。残念ですね」

岩隈無念の“日本ラスト登板”　佐藤コーチ「もうない」 ― スポーツニッポン

クリーンアップが本塁打そろい踏み、加賀攻略、全８得点で連敗阻止。

阿部、５打点２ランより東野に愛のムチ「今日の勝ちで納得するなら野球やめろ」 ― スポーツ報知

　◆巨人８―２横浜（６日・東京ドーム）

　阿部がふがいない東野を切り捨てた。３回の１８号２ランで、８月９日の横浜戦（長野）以来となるクリーンアップのを演出。３安打５打点の大当たりも、７回２失点で８勝目を挙げながら５四球を与えた東野について、「今日の勝ちで納得するなら、野球をやめた方がいい」と突き放した。巨人は連敗を２で止めたが、逆転Ｖは厳しい状況。チームに勢いをつけて奇跡を起こすため、主将は開幕投手の奮起を促した。

　歓声を背に立ったお立ち台でも、阿部はお決まりのフレーズ「最高です！」を発しなかった。４番打者として２試合連続の猛打賞、０７年８月１９日のヤクルト戦（東京Ｄ）以来４年ぶりの１試合５打点も、表情はさえない。

ラミ！阿部！長野！巨人クリーンアップ３発 ― サンケイスポーツ

中日戦に弾み　阿部３安打５打点！ラミ、長野も続いた ― スポーツニッポン

阿部５打点、快勝で連敗ストップ ― 巨人軍公式サイト

斎藤に牛耳られた楽天、打線振るわず零敗。

楽天、先制機逃し零敗…仙さんは苦々しい表情 ― サンケイスポーツ

（日本ハム２－０楽天、６日、札幌ドーム）

　楽天は一回の先制機を逃すと、その後はほとんど好機をつくれず零敗した。星野監督は「初回でつぶさないといけない」と苦々しい表情だった。

　一回は斎藤から１死満塁の好機をつくったが、中村は三振、銀次は三ゴロに倒れた。星野監督は「あんな中途半端なスイングをしていたら駄目」と不満そうな口ぶり。中村は「前より真っすぐが３、４キロ速く感じたし、スライダーも切れていた」と斎藤の投球に脱帽していた。（共同）

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