かみさんは二回目のマイロターグ(抗体治療)の後、血液検査値が少し改善されて、遠くに光明が見えたような気がした。
しかし、がん細胞だけを攻撃するので副作用が少ないと言われる抗体治療も、やはり倦怠感と眠気、食欲不振で栄養点滴が続けられている。難関を乗り切って欲しい。
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一口に白血病といっても、ものすごく複雑で多岐にわたり、治療も一筋縄ではいかないことを思い知らされる。
中でも骨髄異形性症候群から移行したものは極めて難治性の部類であるらしい・・・
大量抗がん剤投与による寛解導入治療が二度ともダメだった。
抗がん剤の副作用は酷く、さらに度重なる治療でのダメージが重積してきている。
だからこそ、とっておきのこの治療、今度こそ何としても効いて欲しい。
苦しい中でも、かみさんの口癖は
「先々のことを考えても仕方がないよ、一日一日の積み重ね、今日一日無事過ごせたことに感謝しなければ・・・」
外部と遮断された不自由なクリーンルームでの入院生活が2ヶ月半経過した。
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岡山市役所前交差点(ホテルの窓から)