じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

微かな光明

2008年07月09日 | 急性骨髄性白血病

前立腺がんなら3ヶ月に一度、せいぜい1ヶ月に一度のPSA検査で様子を見ていれば治療の目安になり手遅れということもない。が、白血病は違う。

進行も治療効果も、実に一日単位で変わる。

かみさんも入院以来、2日に一度採血し血液検査を続けてきた。

今までの2ヶ月余り、白血球数は300~400前後でしかも好中球は0が続いてきた。赤血球も血小板も限界値まで下がる度に輸血でしのいできた。当然のこととして感染症も何度か起こして発熱や口内炎にも苦しめられてきた。潰されそうな日々が続く。

ところが最後に残された治療とも言うべき2回目のマイロターグ投与の後、好中球(St,St)が現れ増加してきた。同時に末梢血中の芽球も減少している。

微かにとはいえ、改善への兆しが見えたのは初めての光明といえる。

しかし骨髄抑制の副作用のため、まだ白血球は500付近で芽球も数%あるから寛解には程遠い。ぬか喜びに終わると悲しいので、まだ喜ぶのはもう少し先にしておこう。

相変わらず、赤ん坊のごとくうとうととまどろんでいる時間が多い。

「夢を見ていたわ、家に帰って二階のテラスに出ると、桜が満開だった・・・」

そういえば入院する前、桜の季節だったね。

・・・

今は、ほらこんな季節なんだよ。煙突山が見えるかな・・・

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コメント (2)
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