現地からブログ投稿しようとnetbookを持参したのですが、それどころではなかった。
二日目の西安はこの地方では珍しい大雨、
兵馬俑坑は建物に覆われているものの、建屋間の移動だけで土間は水溜り、
中国の屋根には雨樋が無いことを知りました。
巨大な城壁上の輪タクレースも予約していたから強行されたけど、ずぶ濡れの座席に座らされて、敷石の上を走るものだから、誰もが靴もズボンもパンツまで濡れてしまって・・・
豪雨に近い大雨の中、見た目にも無理、中止にしましょうと皆言ったが強行されました。
ヤケクソ気味の苦行でしたね。
とにかく何もかもが大きい、城壁も城門も建物も、大きいことはイイコトだとばかりです。
2000年前の始皇帝の陵墓、埴輪である兵馬俑坑の規模のでかさ加減
とにかく中国の国土・国力、人の多さ、逞しさ、したたかさには目を見張ります。
今回のツアーは老人だけのグループ、平均年齢は75歳、最高齢は87歳でしたが何ともはや元気なことでした。
歩くのは遅いが粘り強い。大雁塔も景山公園も登りきっておりました。
私は一番若かったが、もしもを考えてムリはせずパスさせてもらった。
北京、天安門広場では早速一人迷子が出て、ガイドはさすがに焦っていました。
ああ、最悪の事態と皆んなほとんど諦めて?おりました。
幸い迷老人はガイドのTELをメモしていたお陰で公安警察にパトカーで送ってもらって事なきを得ましたが、お陰で暑い中一時間以上も待たされました。
メモのお陰で帰ってこられたから良いようなものの・・・あの広大で人込みの中言葉も通じず、迷子になった事を思うとゾッとします。
他にも売り子に捕まってる間にデジカメを盗られていたり、車にはねられそうになったりと。
歩くのも遅いお年寄りグループ、そんなこんなで 現地ガイドも大変ですね。
北京は終日酷い黄砂で太陽もかすんで見えるほどでした。
天安門広場、故宮、紫禁城、い和園、万里の長城と盛り沢山、同じようにどこもでかい・・
オリンピック以来の近代化発展はすさまじいばかりで、どこもかしこも人人人
取り残された都心近くの裏町 胡同(フートン)を輪タクで廻りましたが、昔ながらのドヤ街が人気の観光名所になっていました。
万里の長城はロープウェイが開通していましたが長蛇の列、おまけに黄砂で霞んでいましたし、中華料理も日本で食べる方が美味しいと思いました。
また市内は車で溢れ、渋滞が常態化しています。
ほんの近くの移動に1時間かかり、うんざりです。
予定のコースを周り 夕食をして、雑技団を見てホテルに帰ると23時です・・・
早朝出発、深夜帰ホテル・・・毎日がこんな調子でパソコン開く時間の余裕などありませんでした。
この手のツアーのしくみとして、必ずお土産屋めぐりが組み込まれていますね。
宝石(玉)、ラテックス(枕)、お茶店・・・、現地旅行社とガイドの絶対義務のようです。
中でも極め付けは国立美術博物館、職員が少しだけ水墨画など説明したあと奥の一室に閉じ込められると、サーと10人以上の日本語を話せる職員バイト?に囲まれて、石(玉)細工をネチネチと売りつけてきます。
驚いたことにここで25万円の買い物をさせられた夫婦がいました。
とにかく言葉巧みです。
他の店でも皆んな店から出てくると何がしかのモノを手に手にバスに帰ってきています。
私は決して買うまいと思っていましたが、つい乗せられて3万円の念誦(数珠)を1.7万円で買っていました。
まあこれは説明通り翡翠石の良いものと信じたい。
例に漏れず、枕も5,6人の人が買っていましたよ。
(かつてシンガポールでうちのかみさんもまんまと買わされた代物ですね、とにかく疲れた体で横になるととても使い心地が良くて・・・)
西安2連泊、北京はマリオットホテル2連泊でしたがこんな大変な旅行は初めて
何人か万歩計をつけていましたが、毎日15000~20000歩でしたわ。
私はヘロヘロでしたが・・・・老人連は平気の平左、逞しいのには脱帽でした。
収穫といえば、文化の違いを肌で感じたことぐらいでしょうか。
黄砂で喉をやられ疲れで風邪気味になるわで、日本に帰国し時は生き返った気持ちでした。
よいことは何にもなかったのが正直なところ、もう二度と行くまいと思いましたね。
同じ料金なら、日本国内の清潔で行き届いたサービスの温泉旅行が一番です。
上から
・兵馬俑坑3号墳
・西安城壁上の輪タク
・西安の歌舞ショー
・天安門前広場
・街でよく見かけた電気三輪車
・万里の長城
・胡同(フートン)の民家
・北京ダックレストランで