じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

奥津

2017年12月16日 | 日々のこと

がんと診断されたたのは2000年の事でした。

その後、生きているうちにと 衝かれたように各地を旅行したものでした。

山陰地方から北陸地方まで、温泉地を巡ったものでした。

温泉津(ゆのつ)、玉造、三朝、湯村、皆生、湯郷、湯原、城崎、奥津・・・

 

それぞれに風情を漂わせた温泉地でしたが、

一番に気に入ったのは奥津温泉郷の「奥津荘」でしたね。

ほんの小じんまりした温泉郷の小さな旅館でしたが、何ともいえぬもてなしでした。

 

温泉と言えば、これまたほんの小じんまりしたかけ流し湯がありました。

石積みの中央部は底が分からない程深くてね、その真下から温泉が湧き出ているのでした。

 

昔、お殿様が浸かった時には、余りにも気に入って鍵をかけて独り占めしたことから、

「鍵湯」と呼ばれてきたそうです。

部屋に内風呂もあるのですが、二階の渓流に面した家族風呂がまたいいのですね。

翌年も再度出かけて連泊したほどでしたね。

 

私の冥途の土産にと廻った温泉巡りでしたが、

妻も思い出として喜んでいたから結果良かったのかな・・・・皮肉な事ながら

 

これは湯村温泉への行き帰りに立ち寄った竹田城址です。

当時は訪れるもの誰一人いなくて、荒涼の冬景色でしたね。

ほぼ山頂まで車で登れました・・・今では考えられない人らしい。

 

コメント (16)
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