じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

想い出-2

2017年12月17日 | 日々のこと

妻を亡くして落ち込んでいた頃のことです。

仲間が色々と気を遣ってくれていました。

夫婦で長らく付き合っていたひと回り以上若い夫婦がいましてね

酒を飲んだ勢いで旦那が

「ottchさんになら、嫁さん貸して上げる」と宣言しよった。

もちろん断じて変な意味ではないですよ。

 

それからというもの、隣町から月に2,3度も通ってきてくれました。

「パパさーん、どこかへ行こうかー 」

ドライブで遠乗りしたり、以前に妻と行っていたアンティーク店や喫茶店など巡りましたね。

ある時などは、中国式茶セットをもって煙突山に登り山頂でお茶を入れてくれたり・・・

 

私はゴルフも手につかず止めていましたが、丁度彼女はゴルフを始め、面白くなっていた頃でしたから、

無理やり打ちっ放しやショートコースへ何度となく誘い出されました。

練習の付き合い相手に格好だったこともありますけどね、

ドライブがてら二人で県外のコースまで出かけたこともありました。

彼女とはウマが合い、私も娘のように何気兼ねなく付き合え楽しく喋れました。

妻には悪いが、若くてきれいで楽しかったですよ。

 

2,3年付き合ってくれましたね。

私がすっかり元気を取り戻してきたのを見計らったように、すーっとお誘いも無くなりました。

 

何とありがたかった事かと、今更ながら感謝しているのです。

 

その後も、思い出したようにケーキを持って、ひょっこり訪ねてきてくれます。

「パパさーん、いるー、近くに来たついでに寄ったよー・・・」

 

桜桜

コメント (10)
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