先日、外苑前のアイランドスタジオで行われた
「大人のためのしょうゆ出前授業」にお招きいただきました。
おしょうゆ、特にだししょうゆ的なものはたくさんの種類を持っていて使っていますが、
おしょうゆの使い分けはあまり上手くできていません。
(主人が関西出身なので色が薄めを好むのでそれが目的で淡口を使ったりしますが)
だから、とっても楽しみなイベントでした。
しょうゆ情報センター(
https://www.soysauce.or.jp/)のオオゼキ氏のご挨拶のあとは
普段小学生などの食育授業の一環としておしょうゆのことを話すことが多いという
しょうゆ博士の松本さんにおしょうゆのことについて色々伺いました。
まずはおしょうゆの香りを...って、お祭りの焼きとうもろこしの香りですね。
お客さんが減ると、わざとしょうゆを炭に垂らして焦がした香りを広めてお客さんを呼ぶんですよね。
お味噌はご自分で創られる、という方もいますが
おしょうゆを自分で作ると言う方は滅多にいないのでは?
実はおしょうゆは塩と生の小麦と大豆(と水)からできているのだそうです。
その割合は、1Lのしょうゆボトルだったら、右側のボトルのような感じだそうです。
一番下から、
塩、小麦、大豆、水となります。
そして、それに麹が必要なんです。
松本さんは東京農大で発酵を学んだそうで、
え、それって「もやしもん」の世界??なんてひとりで余計ワクワクしちゃいました♪
↑麹を混ぜたもの。
そこに塩水を加えると
↓こんな感じになるそうです。
それを半年発酵させたものが
↓こちら。さらしで漉していくそうです。
半年発酵させた「
もろみ」からおしょうゆがポタリポタリ...
この火入れしていない絞っただけのものは「
生しょうゆ」というそうです。
半年間の間で、どんなことが起こっていたかというと、
まとめるとこんな感じ。
この小麦と大豆の割合などで、旨みや風味が変わってくるのだそうです。
ところで、おしょうゆの色って何色??ということで見せていただいたのがこのやり方。
時間が経つと濃くなってしまったり変色して色が濁ったりしてしまいますが、
ほんとうは「
赤燈色(せきとうしょく)」というのだそうです。
もろみ、生しょうゆ、市販のしょうゆ(火入れしてあるもの)の3種をお味見しました。
我が家では最近生しょうゆを使う事が多かったのですが、
どれもフレッシュでとても美味しい♪
もろみは最近、「食べるしょうゆ」としても売り出されているので
召し上がったことがある方もいらっしゃるかも。
生しょうゆと市販のしょうゆは塩味の感じ方が違うかな~。
市販のしょうゆの方がとがっている感じ。
しょうゆは大きく5種類あるそうで、それぞれの特長をよく知っているとひと味違うお料理ができそうです。
ただし、しろしょうゆは褐変が早いので、料理人の方など大量に使う方でないと~とのことでした。
実際、味見をすることもでき、それぞれの塩味や風味の違いをよく知ることができました。
再仕込みしょうゆも美味しい、と思いましたが(しょうゆで仕込むしょうゆなので、風味が濃い)、
私は色が薄いほうが好きかな。
しょうゆの6つの効果、意識してみると、下ごしらえなどでも活用できそうです。
今まで、レシピの中でなんでしょうゆ洗いをするのかな、なんて思っていた疑問などが解決!
また、おしょうゆのラベルには様々な情報が詰まっているそうです。
アミノ酸の量は、おしょうゆの美味しさの参考ともなる値。
おしょうゆのラベルももっとよく見て買おうと思いました。
おしょうゆのお勉強のあとは勇気凛りんさんのお料理デモ。^^
今回はこの2メニューを作っていただきました。
『鯛かぶら高野豆腐』
『鶏肉の照り焼き』
鯛はさっと湯通し。
そして、高野豆腐は煮汁の中で味を吸わせながら戻していいそうです。
途中、松本さんともお話ししながらのデモ、とっても楽しくためになりました。
葉の根元を残したかぶがとてもかわいい♪
そして出来上がったのはこの2種類。
淡口と濃口のしょうゆで同じメニューを作ってみるとこんなに違うのですね~。
その差にびっくりです。
(なかなか家では2種類作ることはないので見比べたこともなかったのですが)
また、鶏肉の照り焼きは皮目をじっくり焼いたら、
裏っ返して火を入れたあと皮目にかけないようにしてたまり醤油を使ったタレを絡めていきます。
そうすると、皮がパリッパリ♪
その場では誰も名前が浮かばなかったみたいでしたが、
皮がパリッパリ!は松坂桃李くんですよ、凛りんさん♪
あぁ、左の隅、誰の指??
そして私たちも試食をいただきました。
鶏肉の照り焼きは皮目がパリパリ~♪
そして、濃口と淡口で炊いた鯛かぶらは、
高野豆腐の口当たりなどが全然違いました。
こういうメニューは淡口しょうゆが合いますね。
これからはお土産にいただいたおしょうゆの本も活用しながら、
もっと上手におしょうゆを使い分けられるようになりたいなと思います。
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