どんな仕事もそうだと思いますが、
ピアノの先生も、レッスンの時間だけで仕事ができるわけではありません。
セミナーや資料を探しての勉強、
コンサートへ行ったり、レッスンを受けたり、
自分の演奏を聴いていただいたり・・・
み~んな繋がっていて、大切なことだと思います。
中でも「教材研究」。
バイエルオンリーだった昔と比べ、
今は本当にたくさんのテキストがあふれています。
選ぶのは楽しくも大変な仕事かも。
(楽器店に行くと1時間以内では出てこれなくて、椅子があるお店はうれしい!)
自分のレッスンの理念、大切にしたいことに沿ったテキストであることはもちろんですが、
生徒さんの年齢、タイプ、そして時代の要求(忙しい子供が多い、とか)に即して
柔軟に選ぶことも。
「このテキストなら生徒さんをあそこまで連れていける!」って
言ってみればナビのようなものかな?
ところでピアノの先生の喜びって、いろいろありますが、
「生徒さんの成長を一対一で長~く見守れる」こともそのひとつ。
特に子供さんの場合、学校の担任の先生は1年ごとに変わるけど、
ピアノのレッスンは、通われる限りはず~っとね。
そう言えば、我が子を初めて習い事に通わした時、
「これで身内以外で子供をずっと見守ってくださる方ができた・・・」と
ホッとしたことを覚えています。
そんな存在にはほど遠いかもしれませんが、
音楽とともに成長する生徒さんの傍らにおれる、幸せな仕事。
ところで先日来られた新しい生徒さんは、
なんとお母様がうちの元生徒さん、2代目です!
いや~年も取るはずやね~、
そしてなんだか身の引き締まる思いです。