宇部市ピアノ教室ブログ♪Grazioso(グラツィオーソ)

ピアノレッスンやイベントの様子、講師が勉強していること、おすそ分けしたい感動体験等、自由に綴っています。

有名すぎるあの曲は・・・

2011-10-31 | 演奏
誰もが知っているピアノの名曲、
たとえば「トルコ行進曲」、「ショパンのノクターン」、「愛の夢」などなどは
あまりに有名すぎて、実は学生時代にレッスンを受けることもなく・・。
 
ゆえに弾こうとすると、いろいろと新しい発見があるものです。

今回はショパンの「幻想即興曲」。
この曲、楽譜の版によってずいぶん違うのです。
スラー、とかダイナミック(強弱)とか以前に、音そのものが!

楽譜の校訂は時代とともに研究が進み、
同じ校訂者でも複数の版を残していたりして、
耳慣れた音が実は現代では違うとされていたりする・・。

まるで迷子になったような気分で音を出せず、
結局新たに楽譜を取り寄せることに

ということでレッスン室の楽譜の数は
またまた増えていくのでした。



秋も深まってきましたね。

京都の休日

2011-10-04 | わくわく
京都に帰ってもなかなか時間がないのですが、
今回久しぶりに京都市美術館で絵を見てきました。
(「フェルメールからのラブレター展」「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」)



「手紙」をテーマに3点のフェルメール作品が見れる、
ということで人気の展覧会。
10分待ち、ならなんとか見ようと行って来て良かったです。
浮かびあがる独特の光の空間は、やはり本物ならではの質感でした。

「奇跡のコレクション」と題された印象派中心のナショナル・ギャラリー展、
私が一番心に残ったのは、ロートレックの「カルメン・ゴーダン」。
貧しい洗濯女がモデルの小さな作品ですが、
暗い色調の中の赤毛の女性に確かな存在感が。
ロートレックの有名な作品とはちょっとイメージが違うからかもしれません。



ところで市バスに乗って八坂神社~知恩院~美術館へ行く道は、
高校時代の通学コースでした。
月日が経ってもそこを通るとやはり鮮やかに蘇るものがあり、
ピアノに明け暮れた日々がなつかしいです。
久しぶりに同窓会出来たらいいんだけどな・・・。