宇部市ピアノ教室ブログ♪Grazioso(グラツィオーソ)

ピアノレッスンやイベントの様子、講師が勉強していること、おすそ分けしたい感動体験等、自由に綴っています。

下野塾

2012-05-31 | 講座・勉強会
読売交響楽団正指揮者下野竜也さんの指揮者セミナー、
今年はドヴォルジャークの「スラヴ舞曲」と
グリーグの「ペールギュント」
が課題曲でした。
(5月26,27日・防府市公会堂)

指揮に対するアドバイスはもちろん、
音楽に携わる人にとって大切なこと~
楽譜の読み方や、分析したものを実際の演奏へどう活かすか、
指導法や練習の進め方などなど…
豊かな音楽経験のお話も交えての音楽セミナーです。

レッスンは2台のピアノを受講生が指揮する形で行います。
私は「スラヴ舞曲」のピアノを担当させていただいたのですが、
ドヴォルジャークのこの「熱い」音楽を
とても冷静な分析が支えていて、
いつもながらとても勉強になりました。

「お客さんと一緒にご飯食べているツアーコンダクターがいますか?」
という下野先生の言葉が印象的でした。
音楽が楽しくて生徒さんや学生さんたちとワイワイやりそうになる自分ですが、
その姿勢を考えてみるいい機会にもなりました。



防府・向島の海です。
このセミナーで練習に伺ったのですが、
宮崎駿さんの映画に出てきそうな素敵な光景でした。


なぜ楽譜は五線なの?

2012-05-02 | 音楽しつもん箱
楽譜の始まりは1本の線。
それより上か下かで音程を表しました。
昔は口伝えで音楽を伝承していたので、
楽譜は記憶を呼び起こすためのきっかけのようなもの。

でもこれでは正確な音の高さがわかりませんから、
次第に線が増え、
グレゴリオ聖歌の楽譜で知られる四線が一時定着しました。
人の声の高さを記すのには、これで用が足りていたのでしょうね。

しかしその後器楽が発達し、
幅広い音域を記譜できるよう、最大13本までになりましたが、
それでは一目で音程が分かりづらい、ということで減っていき、
現在の五線に落ち着きました。
人間にとって「5」という数は感知しやすいようです。




イチゴがおいしい季節。
そのままいただくのももちろんですが、
たまにはおしゃれしてタルトで…