つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

赤に黒

2015-07-29 14:52:08 | 日記
「先生の字は、なんていうか、さわやかで凛としていて潔くて、それでいて優しいですよね。」

そんなことをペン字を教えているときに生徒さんから言われた。

爽やかで凛としていて潔くて優しい。

どれだけの素敵な言葉を私に向けて並べてくれるのだろうか。
でも、私は自分が書くペン字に自信がないわけでもなくて、素直に照れながら「ありがとうございます」と言った。

非常に真剣に書けば、とにかくこの字は誰のものよりきれいだ、この字とタイはあったとしても、くらいに思えるときがある。
これは私自身の自慢話でもあるし、曲がりなりにも講師をしている立場からして当然とも言える。
もちろんそんな風にすべてがバッチリ決まることも少なく、それは私の技量不足を責めなければならない。

一応、私は色んな字が書ける。
どれが一番“自分らしい字”なのかは定かではない。
言ってしまえばどれも“自分らしい”。

しかし私は自分が見る用のメモなどの走り書きは、驚くほどに無茶苦茶である。
力など入れずにフラフラの状態で滑らせて書くし、バランスも気にしない。
これが字についての講師の字か、と罵られても文句は言えまい。

が、別に問題はない。


ヒロトの「II(ひと)」という曲
詩集だけに載っていてどこにも音源がない曲。
「ヒロト」がカタカナであるのは、ここに理由があるのだろうと、私は信じてやまない。


夕凪に煙の行く先ひとり旅