パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 墜落事故「オスプレイ」日本各地で抗議・反対の行動「どこにもいらない」

2023年12月24日 | 平和憲法

 ☆ 欠陥軍用機「オスプレイ」 米軍が全機の飛行を停止 (週刊新社会)

 欠陥軍用機「オスプレイ」の墜落事故を巡って米軍は12月6日、世界で運用する全機の飛行を一時的に停止すると発表した。
 事故は11月29日鹿児島県・屋久島沖の海上に米空軍横田基地所属のCV22が墜落、乗員8人全員が死亡した。
 米軍は事故直後、「CV22に安全上の懸念はない」としていたが、事故原因が操縦ミスではなく、かねて指摘されてきた機体の構造上の不具合・欠陥を突き止めるためとされ、飛行停止の期間は不明という。
 オスプレイは開発段階から安全性が懸念され、重大事故を繰り返してきた。
 日本国内では、2016年12月に米海兵隊普天間基地所属のMV22オスプレイが沖縄県名護市の浅瀬に墜落した。
 その後も、米軍所属のオスプレイは、日本各地の民間空港に緊急着陸を繰り返してきた。
 米軍は今回の事故後、横田基地配備のCV22を飛行停止していたが、「捜索・救助活動が続いている」として海兵隊普天間基地(沖縄県)に配備しているMV22や海軍のCMV22の飛行は続けていた。
 米軍は全体で500機近くを運用しており、全面的飛行停止は「異例の事態」という。
 米軍は、普天間基地に24機横田基地に6機を配備しており、日本全国を我が物顔で飛び回っている。


☆ 「どこにもいらない」各地で抗議・反対の行動

 オスプレイ墜落事故に対して各地で抗議・配備撤回を求める行動が起きている。

■木更津■

 陸自木更津駐屯地に14機が暫定配備されている千葉県木更津市では事故直後、「オスプレイ来るないらない住民の会」(吉田勇悟会長)が渡辺芳邦市長に、危険で不具合の多いオスプレイの飛行停止を防衛省に要請するよう申し入れた。

■横田基地■

 米軍横田基地(東京都福生市)の周辺住民がCV22オスプレイの飛行禁止などを求めて起こしている訴訟の口頭弁論が12月7日に東京地裁立川支部であり、原告側が「墜落の危険がただの杞憂ではなく、現実に起こる具体的な危険であることが実証された」と主張した。

■厚木基地■

 米海軍厚木基地がある神奈川県では、屋久島沖での事故後も、基地周辺で墜落機とは別型オスプレイの飛行が続いていたことに対し、厚木基地爆音防止期成同盟や第五次厚木基地爆音訴訟原告団などが12月6日、合同で飛行停止を求める申し入れ書を厚木基地司令官宛てに提出。
 基地正門前で60人がプラカードを掲げて飛行停止を求めた。

■佐賀空港■

 佐賀県では、佐賀空港(佐賀市)へのオスプレイ配備計画に反対する市民団体「オスプレイ反対市民の会」と「オスプレイ裁判支援市民の会」が12月4日、防衛省、県、佐賀市に、オスプレイの運用中止や配備計画撤回などを申し入れた
 9日には佐賀市内で250人が集会を開いた。

■沖縄県■

 沖縄県議会宜野湾市議会名護市議会は12月7日、事故原因の究明とオスプレイの飛行中止を求める抗議決議と意見書をそれぞれ全会一致で可決した。
 また、玉城デニー知事は12月7日、「オスプレイは住民に危険のないところで運用すべきだ」と県内の基地への配備に反対した。

『週刊新社会』(2023年12月20日)

 


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