パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その3>(14)

2014年03月09日 | ノンジャンル
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
 すでにメールでも流れていますが、昨日(3月6日)、大阪府立某高校の卒業式で、卒業生が<卒業生の声も聞いてください>とうチラシを撒きました。ここには、いじめられていた自分がどのようにして変わったかも書いてあります。
 以下のブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/a50dc8fb469a79ef2029867305bd73fb
 本日(3月7日)、36の▲ 都立高校で卒業式がありました。以下、これまでに報告が寄せられているものを紹介します。
 <板橋高校>
 板橋高校は、「10・23通達」の初年度に、卒業生の9割が着席し、来賓の退職教員が唯一刑事罰に科されて、当時マスコミにも取り上げられて話題になった学校です。
 今年も、包囲ネット2名、地域と学校を結ぶ板橋の会2名の計4名で、2種類のチラシを配り、各々300枚ほど受け取ってもらいました。
 かつては自由な校風で、卒業生の服装も思い思いの個性的なものでしたが、今は全員が制服のブレザーで茶髪もピアスも一人も見当たりません。
 卒業生と在校生を見分ける一つのポイントは、女子生徒のお化粧でしょうか。
 生徒の自由を制約する教員側に自由があるわけもなく、チラシを無視する先生も多い中で、こっそり「ご苦労様」と声を掛けて受け取ってくださった先生もいました。
 卒業式の日には、去年までは正面玄関上方に「卒業おめでとう」の横断幕があったのですが、今年はその位置に「都立重点支援校指定」の横断幕が、おそらく常時掲載されているらしく、「卒業おめでとう」は正面ではなく脇の方に追いやられて掲げられていました。
 今の都立高は、意識が常に都教委の方を向いており、卒業式の日すらも生徒より都教委第一であることを象徴しているようでした。
 朝方は冷たかった風も登校のピーク頃にはおさまり、早春の陽光は暖かくとてもよい日和になり、板橋高校の卒業生を祝うようでした。
 開式の10時頃には人通りも途絶えたので、警備の先生にご挨拶して引き上げました。
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 (もう一人の方からも来ていますので紹介します。)
 8時から10時まで、ビラをまきました。
 風が弱く、日当たりが良かったので、寒さはあまり感じませんでした。
 Hさん(上の報告者)と『板橋の会』の方2人、計4名で活動しました。

 まき始めると副校長が出てきて、「通行を妨害しないように、敷地の中に入らないように」と言ってきましたが、口調はおだやかで、妨害めいたことはありませんでした。
 ビラの受け取りはとてもよく、教職員は半数以下でしたが、生徒と保護者は7割くら いが受け取ってくれました(大山高校と同様でした)。
 『板橋の会』の方々は用意してきた200枚をすべてまき切り、Hさんと私は300枚ほどをまくことができました。
 私が興味深く感じたのは学校側の卒業式準備の順番で、まず、私が8時に着いたときには、すでに生徒たちの玄関出入口の脇に「ごみ箱」が用意されていました(ビラを捨てる生徒はほとんどいませんでした)。
 次に、校門の外に「卒業証書授与式」の看板が立てかけられました。
 そして、敷地内の3本のポールに、日の丸、都の旗、校旗が掲揚されました。
 最後に、校門に日の丸が掲げられました(このとき、すでに8時半を過ぎていました)。
 そのほか、気が付いたことを記すと、8時半頃やってきた在校生(2年生)が1人、ずっと私たちのそばにいて、いろいろな話をしてくれました。
 教員のなかにHさんと『板橋の会』の方1人のお知り合いがそれぞれ1人ずついらっしゃり、言葉を交わしていました。
 2、3年前にはかなりいた茶髪の生徒は完全に姿を消しました(大山高校も同様でした)。
 <足立西高校> まいた枚数:282枚
 (反応など)
 ①権力動向
 まず、8時に学校の正門前に着いたとき、100メートルくらい先に、すでに私服車(白い車)が止まっていた。
 中に人がいるかどうかよく見えなかったので最初は「ああ車が止まっているな」くらいの確認だったが、30分位してゆっくりと私の近くを通る白い車が権力車だと確認したとき、最初の白い車はいなくなっていた。
 しばらくして最初の位置にまた白い車が止まり、そのままずっと止まっていた。
 ビラまきが終わって駅に向かうとき、途中で振り返ったら、その白い車はかなり近くまで来て止まっていた。権力車に間違いない。
 ②校長の対応
 登校してきた50才代の男性にあいさつをしてビラを渡そうとしたら、ビラは受け取らず、校長だと名乗り、「生徒や保護者にはまかないでください。通行の邪魔はしないでください。敷地内には入らないでください。」と言ってきた。
 こちらはそのために来たのだからーとちょっと言葉を飲み込んでいたら、「お願いしましたよ。」と言って校内に入っていってしまった。
 その後、一度校門のところに出てきたが、あとは何も言ってこなかった。

 ③生徒の反応
 正門のすぐ前に大きな自転車置き場があり、ビラはまきやすかった。「ありがとうございます」と受け取りも良かった。
 ④教員の反応
 年配の教員(男性)が「いつもご苦労様です」と声をかけてくれた。
 他に若い教員2人(共に男性)がいたが、いずれも好意的であった。
 若い人の1人は組合員ではなかったが、今の学校現場の状況、都教委のやり方に不満と怒りを募らせていた。
 ただ「都知事が宇都宮さんになっていたら、少しは変わったのに」とぼやいていたので、私は、現場でおかしいことにはおかしいと声を上げていかないと変えられないのではと言って、ともにがんばりましょうと分かれた。
 <文京高校> 220枚くらい撒いた。
 最初、通用門で撒いていた。教員でご苦労様ですと丁寧に言う人がいた。
 8時少し過ぎに、校長がきて、「敷地内に入らないで下さい」と言ったのち、通用門を閉め、に鍵をかけた。(去年はそんなことしなかった)
 正門の方に回って撒いた。
 校長がまたやってきて、「ここからは(と敷地を指し)入らないでください」と言った。
 保護者はよくとったが、生徒はいまいち。
 全体して、卒業式という明るい雰囲気だった。

 <永山高校>
 都立永山高校のビラまきを地域の人3人で行いました。

 ①8時ちょっとすぐからまきはじめたのですが、例年のいつもと同じ顔の私服が2名来ていました(昨年はこの2名の私服にあとをつけられたが)。
 まきはじめて暫くすると、生活指導関係の教員(これも例年と同じ人物)が1人現れて、生徒のビラを回収し始めました。
 生徒のビラ回収を徹底するために、4人の体制で校門を固めた。
 生徒から「せっかくいまもらったのに何でとるの」と言った声さえ聞こえてきた。

 そこで、私は、ビラ回収の教員を手招きで近くに来させ「強制をしてビラを回収する権限があるのか」と抗議した。
 すると、「強制はしていない」「ゴミになるようならば預かろうと言ってるまでだ」との返事であった。
 私はさらに続けて、「一体どういう教育をしようと思っているのか。教育基本法を言ってみろ」と言ったら、向こうに去っていった。
 10時過ぎまでビラまきをした。今年は、私服はあとをつけてこなかった。
 しかし、途中、盛んに写真を撮っていた。

 ②校門チェックで、学校の中に入れてもらえない女子生徒が3人ほどいた。
 スカートが短いが理由のようだ。そのうちの1人の生徒は、校門の外で携帯をかけ「お母さん入れてもらえない」と言っていた。
 この子は卒業生の一部に思えた。とんでもない話だ。
 別の子は、在校生の一部で早い時間帯であった。
 この子は、学校から閉め出され、150メートルほど向こうの公園の入り口で一人すわっていた。
 2~30分くらい寂しく座っていた。
 いつの間にかいなくなっていたが、校門の中に入った様子はない。
 あまりにも酷い状況だ。

 ③私服2人がにたにたとあちこち闊歩していた。
 校門「警備」の教員は、この私服に近づき何かを話していた。
 いかにも親しそうにさえ見えた。
 ビラをまく市民に対しては敵対的な態度であった。
 教員が警察権力の手先になってどうするのだ?
 改めて、教育とは何かを問う必要があるのではないか。

 <杉並高校>
 3人で、8時からチラシ撒きを始めた。
 しばらくすると、副校長が出てきて、「敷地に入らないでください。生徒に撒かないでください。」と言ってきた。
 「どうしてですか?」と聞き返すと、しばらく詰まって、「これは大人の問題ですから」と言う。
 チラシに載っている自衛隊での防災訓練のマンガを見せ、「生徒の問題ですよ」と言うと、そのまま校舎の方に行ってしまった。
 また、しばらくすると、年配の教員が出勤してきて、私以外の2人に話しかけている。私も呼ばれて近くに行く。
 「自分たちは授業で生徒たちにこの問題を話している。自分は本日は警備にあたっているし、この問題で職場で何か起きたら困るから、ここでは撒くのはやめて欲しい。」ということだった。
 「随分変なことを言うな」と思いながら、「撒くのは自由ですから」と言ったら、校舎に入っていった。
 ここの職員、生徒、保護者の受け取りは比較的良かった。
 また、生徒の様子は、前の<永山高校>とは違い、茶髪や口紅、マニキュアなどの生徒も見受けられた。
 彼ら彼女らに対して正門警備の教員(先ほどの年配の教員ではない)も「卒業おめでとう」と声をかけ、生徒たちもその教員と戯れ合い、記念写真を撮ってもらったりしていた。
 いかにも人間的・庶民的な光景だった。
 卒業生数は280人、チラシは236枚撒けた。

 <片倉高校>
 朝、8時頃3名で到着。
 在校生、卒業生はすでに何人かは登校していた模様。
 受け取りはまあまあ。生徒は40%(女子の方が受け取りはよかったと思う)、保護者は70%ぐらいが受け取っていただろうか。
 かたまって登校する生徒たちの先頭の子たちがとると後の子たちも受け取りがよく、最初がとらないと後の子たちもとらないといった感じで、それほど主体的ではなかったように思う。
 生徒たちはこじんまりとまとまり、ちょっと溌溂さに欠けていたように感じた。
 以前のこの高校の印象は、かなりはじけていたように思うのだが。
 教員の受け取りも良かったように思う。

 30分ぐらいして、「副校長の○○ですが、」「通行の妨げにならないようにしてください。」「敷地内に入らないでください。」「ビラをまかないでください。」とだけ機械的に言って、中に入って行った。
 はい、はい、って聞いていたものの、最後の3番目にビラ撒くな…とは…?
 こちらとしては、思わず笑い(苦笑い)がこみあげてしまった。
 副校長は、言う順番を考えてきたのか、それとも、マニュアル通りを覚えてきたのか。それほど高圧的な感じではなかった。
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 昨日(3月6日)、日本維新の会のエネルギー調査会で、石原慎太郎氏が党の方針に反対したところ、若手議員に「(党を)出て行け」と怒鳴られたようだ。
 橋下といい石原といい、二人はともに孤立化しつつある。
 敵の隊列から離れ途方に暮れつつある彼らを、今こそ圧倒的多数で包囲し、粉砕する時である。
 そしてこれは、安倍政権に対する打撃ともなる。
 彼らに容赦は禁物である。

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 (都教委包囲首都圏ネットワークの取り組み)

 ■ 3月14日(金) <文部科学省申し入れ行動>
 日時:3月14日(金)13時~14時30分まで文科省への申し入れ
          その後、17時まで討論・会議
 場所:参議院議員会館102会議室(60名)山本太郎事務所の仲介
 通行証渡し:12時10分~13時10分まで。
 文科省から官僚2名が来る。窓口は都教委包囲ネット
 皆さんの参加を希望します。
 各団体、個人が、申し入れ書を持って来て、質問・発言などしてほしい。

 ■ 3月20日(木)<「教育国会」抗議、国会前座り込み&リレートーク>
 日時:3月20日 14時から18時まで
 場所:衆議院第二議員会館前
 プラカード、パネル、横断幕、旗、イスなど持ってきてください。


  
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■田中聡史さん支援の絵はがきを買って、支援の輪を広げてください
  都教委に「処分をするな」と絵はがきを出してください■

絵はがきセットについている田中さんの言葉から
「・・・私も、2011年4月から2013年までに、戒告処分3回、減給処分2回を受けました。
私は、美術の教員ですので、この強制は文化と芸術における攻撃であり、
人類が20世紀に学問と芸術において到達した地点を、
21世紀現在の東京都の教育現場に於いて実現できるかどうか、
という問題だと、認識しています。どうか、ひとりでも多くの方に、
不起立闘争へのご注目とご支援をいただきたいと思います。」
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【田中さんの彫刻作品を絵はがき】
  <2枚1組 300円>
《抗議・要請先》東京都教育庁(=東京都教育委員会)
〒163-8001新宿区西新宿2-8-1
総務部教育情報課(都民の声を聞く担当):電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1726
人事部職員課服務係(処分を発令する担当):電話 03-5320-6792
メールは、「東京都教育委員会ホームページ」に行き、
        「メニュー」→「各部課メールアドレス」から送ることができます。
注文先:「君が代」不起立分限免職阻止対策連絡会
     090-5415-9194 (見城) 090-3543-8743(根津)
     メール:fukiritu@yahoo.co.jp
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 【東京】での全国ネット形成に向けての全国集会
 <集会名> 「許すな!『日の丸・君が代』強制
         止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
         4・20全国集会」

 <日 時> 2014年4月20日(日) 13:00~17:00
 <場 所> 東京・日比谷図書館文化館
 <講 演> 高橋哲哉さん(東大教授)
        タイトル:『安倍政権は憲法と教育をどうかえようとしているのか』
 <内 容>(予定)
        ・高橋哲哉さんの講演
        ・全国からの報告
        ・闘いの提起
        ・全国ネットについて
        ・その他
    *翌21日(月):(午前)文科省要請、(午後)都教委要請
 <主催> ・「4・20集会」実行委員会
       ・許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(準備会・仮称)
 <主催> ・「4・20集会」実行委員会
       ・許すな!「日の丸・君が代」強制止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊全国ネットワーク(準備会・仮称)
 <資料代>500円(学生・生徒は無料)
 <連絡>〒160-0008  新宿区三栄町6 小椋ビル401号 四谷事務所気付
「4.20集会実行委員会」宛 /(TEL)090-7015―3344
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 【集会賛同の手続き方法】
  ア、郵便振替にてお申し込み下さい。
   ・口座番号は 00110-5-449424、加入者口座名は「全国学習・交流集会」です。
  ・通信欄に「4、20集会」賛同金および氏名公表の可否を書き、振り込んでください。
  イ、手渡し、fax、郵送の場合
 ・新宿区三栄町6小椋ビル401号「4.20実行委員会」 /fax:03-6423-8420)
 ・「4.20全国集会」への賛同金は、団体一口2000円、個人一口1000円です
 ・賛同金                 円
   (個人)氏 名:             氏名公表:可・否
   (団体)団体名:             団体名公表:可・否 
   住所 __________ TEL  _______

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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