☆ 町長の人権(名誉権)を侵害した草津町エセ性被害者、法的罪以前の社会的罪
草津町の町長が2019年12月、件名エセ性被害者の新井祥子被告(人)&性被害を事実として電子書籍を発行したライター&エセ性被害者を信じて町長不信任案を提出した当時の町議ら3人を名誉棄損で訴えた民事裁判の判決日が4月17日と決まりました。
詳しい経緯については NEWSポストセブン/ 2024年2月26日 11時15分 をご参照ください。
上記記事には一カ所、ミスがあります。
「2022年11月、飯塚被告は名誉毀損罪で、そして新井氏は同罪と虚偽告訴罪でそれぞれ在宅起訴された。」とありますが、「10月31日、…在宅起訴された」の間違いです。
さて、本件は破廉恥罪をデッチアゲられた町長に対する人権(名誉権)侵害として刑事・民事両方で法的に裁かれますが、法的問題以前に新井被告(人)には社会的な大罪が二つあると考えます。
私は、こんな卑劣な犯罪行為を行った新井被告(人)の動機として、以前、以下のフライデー記事(2019年12月9日付)を紹介しました。
※草津町長と女性町議が町長室で「やった」「やらない」泥沼裁判 | FRIDAYデジタル (kodansha.co.jp)
「’15年1月8日、私は町長に相談したいことがあり、町長室を訪ねたんです。そのとき、初めのうちは向かい合って話していたのですが、①『横においで』と言われました。私が座り直すと、②『A(男性町議)とヤッたのか?』と聞いてきた後、私の肩を引き寄せ、キスをされました。手で押し払おうとしたのですが、凄い力で抱きしめられて、逃げようとしたら、床に押し倒されました。すると、後ろから抱きしめられて、胸を触られ、下着の中に手を入れられました……」 (中略)それにしても、新井氏はなぜ今になって、顔出し実名で町長室の情事を話し始めたのか。 「町長の裏切り行為を知ったからです。彼は今年4月の選挙で私が当選しないように、ウラで動いていました。そのことを知って、本当に許せなかった。私があのことを公表すれば、訴えてくるだろうとは思っていました。でも黙っていると無かったことにされると思い、話をしようと決めたんです」(新井氏)
これを読んで、元地方議員をしてらっしゃった女性が、町長が新井被告(人)の落選を謀ったことについて「女性議員に対しては妨害や攻撃が多いということと思いました。」という感想が出されました。しかし、これは善意からくる全くの誤解です。
1,エセ性被害者・新井被告(人)は、女性議員だったから町長に妨害・攻撃を受けたのではない!
確かに、日本の議会、特に地方議会では圧倒的に女性議員が少なく、女性ゼロあるいは一人という議会が多いことはたいへん問題です。
2023年4月15日付朝日新聞記事では
女性が少ない議会はどの地域? ゼロワン議会を全国ランキングで比較 [統一地方選挙2023]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
「市町村(政令指定市を除く)と東京の特別区について調べると、市区町村全体の1721議会のうち、女性がゼロの議会は256(14・9%)。女性が1人だけの議会も434(25・2%)で、両方をあわせた『女性ゼロワン議会』は4割に上る。」状況にあります。
新井被告(人)は、こういう構図を狡猾にも徹底的に悪用したのです。さも「草津町議会唯一の女性議員だから妨害・攻撃されている」 かのように見せかけて同情を買ったのです…支援者たちはこれに見事に騙されました…
支援者たちは「女性差別をなくし日本社会を良く変えるためには女性議員をもっともっと増やさなければならない」「絶対少数派としてイジメを受けている女性議員はなんとしても支えていかなければならない」と考えていますから、その善意に新井被告(人)は徹底的に付け込んだのです。
町長は草津温泉独特の「時間湯」という高温浴(48℃)を許可し続けて事故が起こった場合は自分の責任になると恐れたらしく…もっと裏があるという人もいるようですが…これを廃止しようと計画し、実行しました。
新井被告(人)は「時間湯で自分のアトピーが良くなったので、草津町に恩返しをするために町議になった」と公に言っていました。支援者たちもそれを全く疑わなかったのですが、町長も「新井は議会で『時間湯』廃止に反対するだろう」と思い込んで落選を策したもののようです。「女性議員だから当選させたくない」ということではなかった、のです。
ところが、ところが…時間湯オフィシャルサイト(時間湯を愛し、存続させようと活動している人たちのサイトのようです)
草津温泉の湯治 時間湯オフィシャルサイト (jikanyu.net)
に掲載されている証拠によれば、以下のように彼女は2010年には「時間湯・湯治の会」から除名されていたのでした。
この情報を知っていれば、町長も彼女の落選など画策せず、恨まれて性被害をデッチ上げられることも無かったかもしれませんね…。
この情報を知っていれば…去年末に私はこのHPを知りました…私だって、いくら有名なフェミニストの方が新井被告(人)を連れてこようとも眉に唾を付けてたんですけどねぇ…時間湯オフィシャルサイトさんには、もっと早くにこの情報を公開してほしかったような…。
エセ性被害者の新井被告(人)は
「女性は、議員になったらその地位を守るために、なりふり構わず性被害までデッチアゲ、平然と性被害者を演じる犯罪行為だってやる。」
「妨害・攻撃されやすい女性議員というイメージを利用すれば、嘘であっても、騙されやすい女性たちは一生懸命、支援する」
という印象を世間に与え、彼女を信じて支援した「女性議員を増やす運動」、女性差別をなくしていく女性たちの運動の足を引っ張り続けているのではないでしょうか(怒)。
2,やっと少しずつ声を上げられるようになった性被害者たちの足を引っ張る性被害のデッチアゲ
新井被告(人)による愚劣・低劣・醜悪・悪辣な3年間にもわたる見事な「性被害者」演技は「女性議員へのイジメ攻撃の一例だから、何としても寄り沿い支援しなくてはならない」という善意を徹底的に悪用した上に、さらには「やっとのことで声をあげた性被害女性は、なんとしても支援しなくてはならない」という人々の善意をも徹底的に悪用しつくしました。
彼女は上述のフライデー記事にある同じ主張をテレビ局の取材にも日本外国特派員協会でも堂々たる演技でやりきっており、支援者たちは3年間も見事に騙され切っていました。
それが真っ赤な嘘とバレたのは、彼女が証拠隠滅のために消去した、彼女自身が盗み録音した2015年1月8日の町長面談の一部始終が入っていた音声データを検察が押収した彼女のパソコンから復元し、2023年、ライターの刑事裁判で公表したからでした。
それによれば、1時間の面談中、上記フライデー記事にあるような①②の町長発言は全く無く、つまりはその後の赤字部分の町長の性暴力など全く無く、それどころか、新井被告(人)はその時、脅迫罪で訴えられていた人物とのトラブルを町長の力でもみ消してもらうべく、1時間中、町長にゴマをすり続けていることが分かります。
その結果、2023年11月1日の民事裁判本人尋問で新井被告(人)は「強制わいせつ性被害は嘘だった」と認めるしかなかったのです。
それにもかかわらず、なおも彼女は「太ももを触られた、胸を触られた」と強弁しています。しかし『横においで』という発言も指示も録音には無く、仮に「横」の椅子に座っていたとしても町長室の椅子は普通の長椅子ではなく、一人用の大きな椅子で隣の椅子とはくっついてはいるもののかなり広いひじ掛け板で隔てられており、かつ、彼女は「上着のポケットにボイスレコー」ダーを入れていた」と支援者たちに言っていましたから、そんな行為が有ればボイレコがゴトゴト動いて直ぐに町長はそれに気が付いたでしょう。それに、もし本当にそういう行為が有れば音声データにそれらしい雑音が入っているでしょうけど、それはありません。したがって、これもまた新井被告(人)の真っ赤な嘘の可能性が99.99%と私は考えます。
日本では…日本に限りませんが…性被害者は自己責任論やセカンドレイプ(二次被害)を恐れて声を上げるには非常な勇気…自分の命を削るような…を必要としました。でも、世界的な#Me Too運動の中で日本でもフラワーデモが起こり、性被害当事者の団体「スプリング」などができ、伊藤詩織さんの命を削るような勇気ある告発などもあって、やっとのことで少しずつ声を上げられるようになってきました。
そこに悪乗りしてきたのが新井被告(人)でした。「セカンドレイプの町・草津」などと書いた紙を掲げてシャーシャーとフラワーデモにも参加しています。
差別主義者・ヘイトスピーカー・人権侵害者として有名な杉田某国会議員は、女性は性被害問題で「いくらでも嘘を吐く」とうそぶきましたが、この事実の好例として格好の証拠を与えてしまいました(怒)。
私が副会長を務めてしまった支援者団体は1時間音声データから「彼女は強制わいせつ性被害者ではなかった」という事実が明らかになったため、当然ながら彼女を支援したことの誤りを認めて解散声明を出し、町長及び草津町の方々に謝罪しました。
性被害者当事者団体「スプリング」も、以下のように町長への謝罪声明を出しています。
【一般社団法人Spring】231205草津町フラワーデモに関する当団体の見解について.docx (spring-voice.org)
一部を紹介します。
「性暴力の虚偽の訴えは、名指しされた方の人生を大きく狂わせる人権侵害であり、そのような人権侵害行為を行った元町議の女性に、当団体が連帯の意思を表明したことについて、ここに撤回し、ご迷惑をおかけした皆様に、お詫び申し上げます。
(中略)性暴力の虚偽の訴えは、冒頭で述べました通り名指しされた方に対する著しい人権侵害行為であると同時に、実際に性被害に遭われて勇気を出して訴えた方々に、社会から『嘘つき』のレッテルが貼られ、実際の性被害の訴えが封じ込められてしまうことにつながる、絶対に許されない行為です。」
声をあげた性被害者にはなんとしても寄り添い励まさなければならない、そうして性暴力の無い社会を目指さなければならない、とする運動に新井被告(人)による性被害デッチアゲが与えた打撃は大きすぎます…性被害女性の訴えに「草津町の新井を見ろ! どうせ、これも嘘だよ」という声が出てくるでしょう…
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「女性議員へのイジメ・妨害・攻撃をなくしたい! 女性差別をなくすために一人でも多く女性を議会に送りたい」「性暴力をなくしたい! 声をあげた性被害者を全力で守ろう!」という女性たちを中心とする社会的運動を二重に徹底的に悪用し、女性たちの足を引っ張った、という点で新井被告(人)の社会的罪悪は他に例を見ないものがあります。
女性が参政権を得てから75年ですが「公人たる女性地方議員が公人トップの首長に対する私怨を晴らすために性被害をデッチアゲて陥れようとした」などというおぞましい事件は、この草津町のただ一件でしょう。
ライターは反省して電子書籍を絶版にし町長への謝罪文を公表しましたので、執行猶予が付きましたが、新井被告(人)には未だに全く反省が見られませんので実刑は間違いないと思います。
どういう成育歴で、こんなにも厚顔無恥が服を着たような人物が出来上がったのか…高すぎる承認欲求・自己顕示欲に見合わない低すぎる能力の乖離を嘘を吐き続けることで埋めていたのでしょうか…
こんなひどい犯罪行為を実行しながらシャラシャラと町長選挙に出たりしていました。彼女の性被害を信じて草津町に泊まり込んで一生懸命、彼女の町長選を応援した人たちこそいい面の皮…。
これまでの例では、純然たる私人間の性被害デッチアゲ虚偽告訴罪に対して懲役1年の実刑判決が出ています。
「2003年08月25日(月) 13時38分
『わいせつ行為』虚偽告訴の女性に実刑判決 福島地裁(朝日新聞)
『わいせつ行為をされた』とうその告訴をしたとして虚偽告訴罪に問われた福島県会津若松市の星京子被告(51)に対し、福島地裁(大沢広裁判官)は25日午後、懲役1年(求刑同2年6カ月)の実刑を言い渡した。
判決によると、星被告は00年8月30日、会津若松署に、夫の取引先だった目黒哲郎さん(63)が自宅を訪れた際にわいせつ行為をされたとして虚偽の告訴をした。被告は夫にかまってもらえず、気を引くために騒ぎを起こしたという。」
新井被告(人)の場合、町民代表たる草津町議会議員でありながら、町長の性加害など無かったことが証明される、自分が盗み録音した音声データを消去して証拠隠滅を図った上で私怨を晴らすために何食わぬ顔で性被害をデッチアゲるという極度の悪質さは類を見ません。私人間の場合の求刑2年6カ月ということはないはずで…虚偽告訴罪の最高刑は懲役10年…刑も1年どころではすまないでしょう。
それは歴然としてますから収監をできる限り引き延ばすために彼女のとる手は公判引き延ばし作戦しかなく、一昨年10月31日に起訴されて1年半近い3月4日現在も公判第1回の日時は未定です。
それでも、社会的強者である松本人志氏に対する性被害の訴え等、勇気をもって声を上げる女性たちは増えています。
五ノ井里奈さんに対しては米国務省から「世界の勇気ある女性賞」が与えられました。
伊藤詩織さんや五ノ井さんの勇気に励まされた性被害者たちは、これから沈黙せず泣き寝入りせず前進していくでしょう。
「性被害をなくしたい」「女性差別をなくし、日本社会をよくするために女性議員を増やしたい」と願うものたちは、草津町エセ性被害者事件というあまりにも特異な特殊な事例にひるむことなく、これからも支援連帯の声を上げ続けましょう!
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