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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

安倍政権の異常さに世界も懸念

2017年06月08日 | 人権
 ◆ 国際ペン会長が共謀罪法案に反対声明
   浅田次郎氏「異例」
(日刊ゲンダイ)


Jennifer-Clement

 5日、日本ペンクラブ(中央区)で、共謀罪反対声明の発表記者会見があった。声明を出したのは、国際ペン(本部・ロンドン)のジェニファー・クレメント会長(57)。世界102カ国、144センターを組織する文学団体のトップだ。
 会見には日本ペンクラブ会長で作家の浅田次郎氏らが出席。「共謀罪は日本の表現の自由とプライバシーの権利を侵害する」と題した声明を読み上げた。
 「国際ペンは、『共謀罪』という法律を制定しようという日本政府の意図を厳しい目で注視している。(中略)私たちは、日本国民の基本的な自由を深く侵害することとなる立法に反対するよう、国会に対し強く求める
 先週ノルウェーで行われた国際ペンの理事会で共謀罪が議題となり、日本への声明が了承された。
 「過去に国際ペンの会長が日本政府に対して声明を出したのは、特定秘密保護法制定のときだけ。前回も今回も安倍政権下とは極めて異例です。日本から発表を要請したわけではなく、クレメント会長自身が共謀罪を問題視し、自発的に行いました。国際的な第三者から、反対声明が出された意義は大きい」(浅田次郎氏)
 安倍政権の異常さに世界も懸念している。

『日刊ゲンダイ』(2017年6月6日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206852
◎ 国際ペン会長声明
「共謀罪は日本の表現の自由とプライバシーの権利を侵害する」


 国際ペンは、いわゆる「共謀罪」という法律を制定しようという日本政府の意図を厳しい目で注視している。
 同法が成立すれば、日本における表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものとなるであろう。
 私たちは、日本国民の基本的な自由を深く侵害することとなる立法に反対するよう、国会に対し強く求める。
2017年6月5日
国際ペン会長 ジェニファー・クレメント

(原文)
◎ Statement "The "Conspiracy Law will harm freedom of expression and the right to privacy in Japan"

 It is with alarm that we observe the Japanese government's intent to establish a law named the "Conspiracy Law", which if adopted will harm freedom of expression and the right to privacy in Japan.
 We strongly urge the parliament to vote against this legislation, which could deeply harm the basic freedoms of the Japanese people.
June 5th, 2017
Jennifer Clement, President PEN International

 ※国際ペン
:国際ペンは1921年に設立され、95年以上の歴史を持つ、26000名以上の作家・ジャーナリストなどの表現者が参加する国際組織である。ロンドンに本部を置き、100以上の国家・地域に149のセンターがあり、日本ペンクラブもセンターの一つである。
 ジェニファー・クレメント国際ペン会長はメキシコ出身の作家・ジャーナリスト、メキシコペン会長を経て、国際ペン初の女性会長として、2015年カナダ・ケベック大会代表者会議(総会)で選出され、第23代国際ペン会長に就任した。
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