《田中龍作ジャーナル》
◆ 沖縄の今を伝えるラッパー大袈裟太郎の預金口座が凍結された
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f6/72ad4d50507029798ed4cf10d9f416c5.jpg)
「生活できなくなる」。大袈裟氏はゆうちょ銀行から口座凍結を通知され、
一時途方に暮れた。=7日 撮影:筆者=
沖縄の高江や辺野古で米軍基地建設・反対運動を繰り広げる人気ミュージシャンの大袈裟太郎さん。6日午後3時頃、おカネを出そうと新橋の郵便局に設置されているATMに通帳を突っ込んだ。
ところが通帳はATMに吸い込まれたままとなり、画面には「中止。お取り引きできません」の表示が出た。備え付けの電話で事態を知らせると、すぐにアルソックの警備員2人が飛んできた。
警備員では対応できなかったため、窓口まで行くと郵便局員から「口座が凍結されている」と告げられた。
「ここでは対応できないため、ゆうちょ銀行本社に問い合わせるように」とのことだった。
自宅に帰るとゆうちょ銀行から通知が届いていた。取引停止(凍結)の実施日は5月31日。凍結の理由を「法令や公序良俗に反する行為に利用され又はその おそれ がある」としていた。
翌7日朝9時30分頃、大袈裟さんは問い合わせ先となっている「ゆうちょ銀行・東京貯金事務センター金融犯罪対応課」に電話を入れた。
凍結の理由を聞くと担当者は次のように説明した―
「詳細は申し上げられないが、入金出金がひんぱんにある。詐欺に使われている疑いがあり、あなたを不利益から守るため(口座を)凍結しました」。
とんでもない。大袈裟さんの口座からの出金は月に2~3回。入金はカンパとギャラの振り込みで月15回くらい。それも1回につき1,000~2,000円だ。
金融犯罪に詳しい弁護士は「凍結しなければならない事情がない」と首を傾げる。
数百万~数千万円単位で入金があって、すぐに引き出す・・・詐欺だったらそうなっているはずだ。
墜落したオスプレイの残骸を手にする大袈裟氏。政府のカンに触ったのか。=昨年12月、名護沖 写真:大袈裟氏提供=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2017/06/d0159ada2b8aa4a78da58177d709d470.jpg
ジャーナリストでもある大袈裟さんは理不尽な措置をツイッターなどで広く伝えた。明日は我が身。世論はいち早く反応し、口座凍結は「トレンド入り」した。
納得がいかない大袈裟さんが同日正午過ぎに再び、ゆうちょ銀行に電話すると「身分証明書と通帳を持って近くの郵便局まで行くように」と告げられた。その通りにすると凍結は解除された。丸7日間の凍結だった。
ゆうちょ銀行は田中の電話取材に「総合的に判断した」と答えるのみだった。総合的とは何だろうか?
なぜ大袈裟さんの口座は凍結されたのか。沖縄の反基地運動を敵視するネトウヨの通報説が根強い。
ネトウヨは「ゆうちょ銀行がやっと動きだしました」と成果を自慢していた。
といっても世界最大級の金融機関であるゆうちょ銀行がネトウヨの通報で、顧客の口座を凍結したりするはずがない。
このネトウヨは とかくの噂 が絶えない有力閣僚とのつながりが指摘される。安倍友記者のレイプ揉み消しが示すように、権力の働きかけで行政は動く。
ゆうちょ銀行が口座を凍結したのが、その線であっても何ら不思議はない。
お上の御意向にタテつくとこうなる。「一般ではない人々」を萎縮させる効果は十分だ。
沖縄の基地建設に反対すると「公序良俗に反する」として口座を凍結されるのだろうか。
~終わり~
※『大袈裟通信 高江の森、辺野古の海より』
http://blog.livedoor.jp/oogesataro/
http://tanakaryusaku.jp/2017/06/00016015
◆ 沖縄の今を伝えるラッパー大袈裟太郎の預金口座が凍結された
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/f6/72ad4d50507029798ed4cf10d9f416c5.jpg)
「生活できなくなる」。大袈裟氏はゆうちょ銀行から口座凍結を通知され、
一時途方に暮れた。=7日 撮影:筆者=
沖縄の高江や辺野古で米軍基地建設・反対運動を繰り広げる人気ミュージシャンの大袈裟太郎さん。6日午後3時頃、おカネを出そうと新橋の郵便局に設置されているATMに通帳を突っ込んだ。
ところが通帳はATMに吸い込まれたままとなり、画面には「中止。お取り引きできません」の表示が出た。備え付けの電話で事態を知らせると、すぐにアルソックの警備員2人が飛んできた。
警備員では対応できなかったため、窓口まで行くと郵便局員から「口座が凍結されている」と告げられた。
「ここでは対応できないため、ゆうちょ銀行本社に問い合わせるように」とのことだった。
自宅に帰るとゆうちょ銀行から通知が届いていた。取引停止(凍結)の実施日は5月31日。凍結の理由を「法令や公序良俗に反する行為に利用され又はその おそれ がある」としていた。
翌7日朝9時30分頃、大袈裟さんは問い合わせ先となっている「ゆうちょ銀行・東京貯金事務センター金融犯罪対応課」に電話を入れた。
凍結の理由を聞くと担当者は次のように説明した―
「詳細は申し上げられないが、入金出金がひんぱんにある。詐欺に使われている疑いがあり、あなたを不利益から守るため(口座を)凍結しました」。
とんでもない。大袈裟さんの口座からの出金は月に2~3回。入金はカンパとギャラの振り込みで月15回くらい。それも1回につき1,000~2,000円だ。
金融犯罪に詳しい弁護士は「凍結しなければならない事情がない」と首を傾げる。
数百万~数千万円単位で入金があって、すぐに引き出す・・・詐欺だったらそうなっているはずだ。
墜落したオスプレイの残骸を手にする大袈裟氏。政府のカンに触ったのか。=昨年12月、名護沖 写真:大袈裟氏提供=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2017/06/d0159ada2b8aa4a78da58177d709d470.jpg
ジャーナリストでもある大袈裟さんは理不尽な措置をツイッターなどで広く伝えた。明日は我が身。世論はいち早く反応し、口座凍結は「トレンド入り」した。
納得がいかない大袈裟さんが同日正午過ぎに再び、ゆうちょ銀行に電話すると「身分証明書と通帳を持って近くの郵便局まで行くように」と告げられた。その通りにすると凍結は解除された。丸7日間の凍結だった。
ゆうちょ銀行は田中の電話取材に「総合的に判断した」と答えるのみだった。総合的とは何だろうか?
なぜ大袈裟さんの口座は凍結されたのか。沖縄の反基地運動を敵視するネトウヨの通報説が根強い。
ネトウヨは「ゆうちょ銀行がやっと動きだしました」と成果を自慢していた。
といっても世界最大級の金融機関であるゆうちょ銀行がネトウヨの通報で、顧客の口座を凍結したりするはずがない。
このネトウヨは とかくの噂 が絶えない有力閣僚とのつながりが指摘される。安倍友記者のレイプ揉み消しが示すように、権力の働きかけで行政は動く。
ゆうちょ銀行が口座を凍結したのが、その線であっても何ら不思議はない。
お上の御意向にタテつくとこうなる。「一般ではない人々」を萎縮させる効果は十分だ。
沖縄の基地建設に反対すると「公序良俗に反する」として口座を凍結されるのだろうか。
~終わり~
※『大袈裟通信 高江の森、辺野古の海より』
http://blog.livedoor.jp/oogesataro/
◇『田中龍作ジャーナル』(2017年6月7日)
『田中龍作ジャーナル』は読者が支えるメディアです。国家を私物化した安倍首相の権力犯罪を追及させて下さい… http://tanakaryusaku.jp/donation
◇
【写真集】「ソウル・韓国市民はこうして大統領を引きずり降ろした」「沖縄・高江の原生林破壊」「パレスチナ自治区ガザの虐殺」…。https://note.mu/tanakaryusaku から入って下さい。
◇
郵便局まで行くのが難しい方々。海外在住の皆様。『田中龍作ジャーナル』はクレジットカードによるご支援も可能になりました…https://note.mu/tanakaryusaku を御利用下さい。
↓
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田中龍作の取材活動支援基金
■郵便局から振込みの場合
口座:ゆうちょ銀行
記号/10180 番号/62056751
■郵便振替口座
口座記号番号/00170‐0‐306911
■銀行から振込みの場合
口座:ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
店番/018 預金種目/普通預金 口座番号/6205675 口座名/『田中龍作の取材活動支援基金』
■ご足労をおかけしない為に
ゆうちょ銀行間で口座引き落としができます。一度窓口でお手続きして頂ければ、ATMに並んで頂く手間が省けます。印鑑と通帳をお持ち下さい。
記号/10180 番号/62056751 口座名/タナカリュウサクノシュザイカツドウシエンキキン
連絡先
tanakaryusaku@gmail.com
twitter.com/tanakaryusaku
http://tanakaryusaku.jp/2017/06/00016015
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