《レイバーネット日本から》
◆ 「君が代」処分・再発防止研修の中止求めて
~全国ネット(準)が都教委要請

東京都は「君が代」強制の10・23通達以後、不起立をする教員を処分し、「再発防止研修」と称する思想転向の強要を続けてきた。連続不起立を続ける田中聡史さん(板橋特別支援学校)に、都教委は昨年4月以降合計18回の研修を行った。
こうした事態を危惧する教員・市民が2月23日、都教委に「処分」と「再発防止研修」の中止を求め要請行動を行った。冒頭、全国ネット(準)が、117筆の団体署名を上野情報教育課長に提出。呼びかけを始めて2か月弱でこれだけの署名が集まったのは、ことの深刻さを現わしている。
元教員の北村小夜さんは、「わたしは1925年(治安維持法公布の年)生まれ。思想・良心の自由を奪われた時代だった。軍国少女になり、青春を国家・天皇のために費やした。戦後の民主的な教師が処分や研修でひどい目にあっているのがたえられない。10・23通達を撤回してほしい」と語った。
他の参加者からも「今の研修は違憲・違法そのもの。人権侵害だ。」「研修者が自殺するようなことがあったら都教委はどう責任をとるのか」など切羽詰まった厳しい意見が相次いだ。
都教委は、今回のような要請・請願を、年に2回、教育委員会に報告するだけで、審議はされない。要請などは事実上、所管の勝手な判断で処理されているにすぎない。要請・請願をきちんと教育委員会に反映するしくみが今日の参加者からも切実に求められた。(佐々木有美)
※注: 全国ネット(準)=許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)
『レイバーネット日本』(2015-02-23)
http://www.labornetjp.org/news/2015/1424674484600staff01
◆ 「君が代」処分・再発防止研修の中止求めて
~全国ネット(準)が都教委要請

東京都は「君が代」強制の10・23通達以後、不起立をする教員を処分し、「再発防止研修」と称する思想転向の強要を続けてきた。連続不起立を続ける田中聡史さん(板橋特別支援学校)に、都教委は昨年4月以降合計18回の研修を行った。
こうした事態を危惧する教員・市民が2月23日、都教委に「処分」と「再発防止研修」の中止を求め要請行動を行った。冒頭、全国ネット(準)が、117筆の団体署名を上野情報教育課長に提出。呼びかけを始めて2か月弱でこれだけの署名が集まったのは、ことの深刻さを現わしている。
元教員の北村小夜さんは、「わたしは1925年(治安維持法公布の年)生まれ。思想・良心の自由を奪われた時代だった。軍国少女になり、青春を国家・天皇のために費やした。戦後の民主的な教師が処分や研修でひどい目にあっているのがたえられない。10・23通達を撤回してほしい」と語った。
他の参加者からも「今の研修は違憲・違法そのもの。人権侵害だ。」「研修者が自殺するようなことがあったら都教委はどう責任をとるのか」など切羽詰まった厳しい意見が相次いだ。
都教委は、今回のような要請・請願を、年に2回、教育委員会に報告するだけで、審議はされない。要請などは事実上、所管の勝手な判断で処理されているにすぎない。要請・請願をきちんと教育委員会に反映するしくみが今日の参加者からも切実に求められた。(佐々木有美)
※注: 全国ネット(準)=許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)
『レイバーネット日本』(2015-02-23)
http://www.labornetjp.org/news/2015/1424674484600staff01
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