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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(254)<「君が代」不起立処分、「オリンピック教育」批判ビラまき(24)、天皇制>

2017年04月23日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並人委員会」の渡部です。
 都教委は4月13日の定例会で、3月の▲ 卒業式で「君が代」不起立の二人の高校教員に対し、
  ・不起立4回目に対しては、<減給10分の1・1月>、
  ・ 同  3回目に対しては、<戒告>の処分を決定、
 本日(4月20日)に処分発令を強行しました。
 「君が代」不起立・ピアノ伴奏等での処分者数は延べ480人になりました。
 被処分者の会から、都教委への抗議と、再発防止研修への支援行動が呼びかけられています。
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 ◆ 都教委に抗議の電話・FAXを集中してください。→数は力です。
   「都立高校教員2名に対する不当処分に抗議する」などの内容の電話・FAXをお願いします。
 【抗議先】 東京都教育庁 新宿区西新宿2-8-1
   ◎教育庁総務部教育情報課  電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1725
   ◎教育庁人事部職員課    電話 03-5320-6792 FAX 03-5388-1729
   ◎教育長          FAX 03-5388-1725


 ★ 再発防止研修抗議・該当者支援行動
   都教職員研修センター前
(JR・地下鉄水道橋。都立工芸高校隣)
 8時20分行動開始
 8時35分弁護団申し入れ
 8時50分該当者(受講者)入場
 9時~ 研修
 12時30分(予定)研修終了後の該当者激励行動
 主催:被処分者の会
 *相手の挑発に乗らず、整然と行動するご協力ください。


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 ▲ 「オリンピック教育」批判ビラまき続報です。
 <片倉高校>の根津さんの報告が面白いです。

 本日(4月21日)<八王子桑志高校>(授業してたのに処分の福嶋さんからです)
 7時45分~8時35分 90枚。
 三年生が来週から修学旅行で、トランクなどの荷物を学校に持ってきている。
 校門を入ったところにトラックが止まっていて荷物を入れている。
 今時の修学旅行は大きな荷物は送ってしまうんですね。
 チラシの受け取りは教職員も含め概ね良く90枚配布できました。
 管理職だろうか、一名が敷地内に入らないようにとのことを言っただけで、平穏に出来ました。
 <片倉高校>(根津さんからです)
 片倉高校でオリンピック第4弾のチラシまき。
 7時30分から金子さんと、遅れて近藤さんも来てくれた。
 8時頃か、副校長と名乗る女性がチラシを持ってやってきて、「敷地に入っているのではないから撒かないでとは言えませんが、生徒が『これを撒いている』と言ってきたので来ました」と言う。
 「あなたは、チラシまきが問題だと考えてここに来たのですか」と返すと、「そうではありません」。
 「私たちはチラシを受け取れと強要してはいませんが、その生徒はそう受け取ったということなのですか。問題あることをしていると、あなたに言いに行ったということですか」には、「わかりません」。
 「では、なぜ、あなたはここに来たのですか。問題があると考えなければこないでしょう。生徒の使いっ走りではないでしょう。」には、
 「私は真っ白です。使いっ走りではありません」。

 「あなたは教員として、その生徒にどのような対応、指導をしましたか。世の中には色々な考えがあるとか、私はこう考えるとか、教員としての対応があるでしょう。」
 と言うと返す言葉が探せない様子。
 でも、聞くべきことは聞かねばという感じで、「撒き始めたのは7時50分からですか」という。
 「都教委に報告を上げるために聞くのですね」と返すと、「そうではありません」。
 そして、私たちのすぐ横に立って、監視(?)を始めた。それでも、生徒の受け取りに変化はなかった。
 ちょうどそこに、チラシまきで顔見知りになった教員が「出勤」してきて私と言葉を交わしたあと、「副校長、どうした」。
 「普段は立たないのでしょ。今日は監視なんですって」と私が返すと、その教員は「副校長、毎朝立ったらいいよ」。
 副校長はそのことばに、そそくさと校舎に向かってしまった。
 この学校の教員たちの受け取りが悪くはないのは、このような50代教員が複数存在するからなのだろう。
 撒きはじめてそれほど時間が経過しない頃、チラシを受け取った30代くらいの女性教員が「根津先生!」と声をかけてきた。
 顔に見覚えはない。石川中の卒業生で、私の所属学年ではなかったが、私の授業を受けたとのこと。名前を聞いたけれど、私の記憶から抜けてしまっていた。
 この学校にチラシまきに来る楽しみが一つ増えた。

 この学校の生徒たちは、「読んでみて」と声をかけると、「読んでみます。」といい表情で受け取ってくれる生徒がかなりいる。113枚手渡した。
 <豊多摩高校>
 7:40前に正門のところに着いたが正門は閉まっている。
 しばらくたっても生徒は来ない。
 8:00近くになって女の先生がやってきたのでビラを渡し、「今日は生徒は来ないのですか」と聞くと、「今日は遠足です」とのこと。
 どうやら別の集合場所に集まったようだった。
 ということで、ビラは先生に1枚しかまけませんでした。
 改めて出直します。

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 本日(4月21日)天皇の退位に向けた▲ 有識者会議の「最終報告」が出された。
 天皇制を擁護するメンバーからなる「有識者会議」なので、必死になって天皇制を守ろうとする姿勢が見られる。
 天皇は第二次大戦後「人間宣言」をし、神がかり的な「教育勅語」は排除・失効された。
 「日の丸・君が代」も強制されることはなくなった。

 しかし、象徴と言う形で天皇制は存続し、スポーツや学校教育の中で「日の丸・君が代」は次第に息を吹き返し、1999年には「国旗・国歌」法が成立した。
 当時政府は、「強制するものではない」と言ったが、実際には、東京の「10・23通達」や大阪の「条例」に見られるように処分をもって公然と強制するようになった。
 何時の間にか反対する者は、「非国民」としていじめられるような時代になってきた。
 そして、最近では自民党改憲法案では天皇を「元首」とし、「教育勅語」を政府自ら容認するまでになってきた。
 こうした時代の中で、当の天皇は却って天皇制の危機を感じたのだろう。
 (「こんなことをやっていたら今度こそ天皇制がなくなってしまう」、と。)
 そこで、昨年8月生前退位の意向を表明、「象徴」という言葉を何度も使った。
 (それ以前にも、「君が代」に対し「強制は良くない」と言っている)
 そして、今年1月には、
 <邯鄲(かんたん:コオロギの一種)の鳴く音(ね)聞かむと
  那須の野に 集(つど)ひし夜(よる)をなつかしみ思ふ>
という歌を詠んだ。
 これは明らかに「邯鄲の夢」(*)のことを述べたのである。
 (*)出世を望んで邯鄲に来た青年盧生(ろせい)は、
    栄華が思いのままになるという枕を道士から借りて仮寝をすると、
    王にもなり子や孫にも恵まれ、幸福な生活を送った。
    しかし、目覚めれば注文した黄粱(こうりよう)の粥(かゆ)
    がまだ炊き上がらぬ束の間の事であった、という話し)
 天皇はまもなく天皇を辞められそうで、嬉しかったのであろう。

 有識者会議では、
 秋篠宮が「皇籍を離脱できないようにする」という指摘があったようだ。
 秋篠宮も天皇になりたくないのか。
 このような指摘をすること自体、天皇の政治利用の最たるものである。
 しかし、安倍首相らの思惑とは裏腹に、人権も与えられない天皇家が先細り(「邯鄲の夢」状態?)になっているのは否めないようだ。
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