◆ 「無料配布」とは送料・作業経費が公費の追加支出を意味するとなぜ触れない?
皆さま 高嶋伸欣です
今日(28日)朝刊の各紙が一斉に、安倍元首相の「布マスク希望2・8億枚」などとの自讃発言を、多少の皮肉を込めて報道しています。
けれども、各紙ともこの件の根本の問題点である公費の無駄遣いについてほとんど言及していません。
① 約8000万枚が残ったことで、その代金相当分が115億1千万円
② それらの倉庫保存経費が、年間6億円
③ これまでの無駄遣い①②に加えて、新たな「無料配布」で希望者への配布に送料等を公費で負担
④ ③の発送作業の人件費も新たに公費で負担
①②の点でも安倍晋三元首相の責任は重いのに、昨日の放言は、さらに③④の公費負担が生じる事態を全く意に介していない「盗人猛々しい」無責任さを示したものではないでしょうか。
加えて資料A・Bでは1月11日の段階で7900万枚には到底届いていなかったとされているものが、いきなり2億8000万枚に達したというのは、不自然過ぎます。
もしこれが本当であれば本来の締め切りだった1月14日までに申し込んだ分は先着順で受理された優先配布に該当するはずですから、それらの分を除いた残り分を2億枚の希望者間にどのように配分するのかの問題が生じます。
しかも、Aにいう「申し込みや問い合わせが多数寄せられているとして、14日までとしている受付期間を28日まで2週間延長する」とした厚労省の発表と、Bの同省担当者の説明は矛盾しています。
考えられるのは
④ Bの説明通りなので、少しでも廃棄量をゼロに近づけるために締め切りを28日にまで延長したが、不人気の事実を隠すために逆の理由付けをした
⑤ 最終的な廃棄量がなお相当の量になってしまいそうであるとの情報を得た安倍晋三氏及びその取り巻き勢力などが、さらなる醜態として衝かれるのを回避するために、後援会組織などに急遽、配布希望の申し入れを働きかけることにし、それら申し入れの時間的猶予を確保するために、厚労省に期限を28日までに変更させた。
その結果、厚労省は期限の延期にまともな理由付けができなかった。
さらに、安倍後援会などが「殿の一大事!」とばかりに、「無料なのだから負担はない。多く申込むほど後援会支部としての評価が上がる」とばかりに桁違いの数量を申込んでしまい。その総数が2億枚にまでなってしまった。とは、勘繰り過ぎでしょうか?
官房長官がこの話題については逃げ腰のようですので、何か不純な動きが関連しているのではと想定したのが上記⑤です。
勘繰り部分は無理としても、新たな必要経費負担の問題点を斬り込めない、大手各紙の問題意識の薄さに「喝!」の評価を贈ります。
各紙の続報に注目を!
*添付資料のC・D・Eのコラムを生徒・学生に提示したらどんな読み方をす るでしょうか。
ともあれ以上 高嶋の私見です ご参考までに 転送・拡散は自由です
皆さま 高嶋伸欣です
今日(28日)朝刊の各紙が一斉に、安倍元首相の「布マスク希望2・8億枚」などとの自讃発言を、多少の皮肉を込めて報道しています。
けれども、各紙ともこの件の根本の問題点である公費の無駄遣いについてほとんど言及していません。
① 約8000万枚が残ったことで、その代金相当分が115億1千万円
② それらの倉庫保存経費が、年間6億円
③ これまでの無駄遣い①②に加えて、新たな「無料配布」で希望者への配布に送料等を公費で負担
④ ③の発送作業の人件費も新たに公費で負担
①②の点でも安倍晋三元首相の責任は重いのに、昨日の放言は、さらに③④の公費負担が生じる事態を全く意に介していない「盗人猛々しい」無責任さを示したものではないでしょうか。
加えて資料A・Bでは1月11日の段階で7900万枚には到底届いていなかったとされているものが、いきなり2億8000万枚に達したというのは、不自然過ぎます。
もしこれが本当であれば本来の締め切りだった1月14日までに申し込んだ分は先着順で受理された優先配布に該当するはずですから、それらの分を除いた残り分を2億枚の希望者間にどのように配分するのかの問題が生じます。
しかも、Aにいう「申し込みや問い合わせが多数寄せられているとして、14日までとしている受付期間を28日まで2週間延長する」とした厚労省の発表と、Bの同省担当者の説明は矛盾しています。
考えられるのは
④ Bの説明通りなので、少しでも廃棄量をゼロに近づけるために締め切りを28日にまで延長したが、不人気の事実を隠すために逆の理由付けをした
⑤ 最終的な廃棄量がなお相当の量になってしまいそうであるとの情報を得た安倍晋三氏及びその取り巻き勢力などが、さらなる醜態として衝かれるのを回避するために、後援会組織などに急遽、配布希望の申し入れを働きかけることにし、それら申し入れの時間的猶予を確保するために、厚労省に期限を28日までに変更させた。
その結果、厚労省は期限の延期にまともな理由付けができなかった。
さらに、安倍後援会などが「殿の一大事!」とばかりに、「無料なのだから負担はない。多く申込むほど後援会支部としての評価が上がる」とばかりに桁違いの数量を申込んでしまい。その総数が2億枚にまでなってしまった。とは、勘繰り過ぎでしょうか?
官房長官がこの話題については逃げ腰のようですので、何か不純な動きが関連しているのではと想定したのが上記⑤です。
勘繰り部分は無理としても、新たな必要経費負担の問題点を斬り込めない、大手各紙の問題意識の薄さに「喝!」の評価を贈ります。
各紙の続報に注目を!
*添付資料のC・D・Eのコラムを生徒・学生に提示したらどんな読み方をす るでしょうか。
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