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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

公正採用のための「採用と人権」全国統一ガイドライン

2017年03月25日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  =情報開示で明らかに=
 ★ おんなじ大阪府教育庁で、なんでこんなにちゃうのん…!?

   高等学校課は「違反質問」はX(ペケ)
   教職員人事課は「違反質問」OKと居直り!! 人事課は採用担当部署なのに…。

 以下は、府内の「官公庁」(市町村)が事務職採用の面接でおこなった違反質問「尊敬する人物は?」)に対し、高等学校課商工労働部と一緒におこなった改善要請の記録
★ 官公庁(府内)事象のまとめ
平成29年1月 府教育庁高等学校課

 1 事象の概要

 ・10/16(日)事務職・一般事務(初級)の2次試験会場の集団面接で、「尊敬する人物」について聞かれ、生徒は答えた。
 2 事実確認

 ・10/27(木)府教育庁及び府商工労働部担当者が、当該官公庁を訪問し、事実確認を行ったところ、事実を認められ、謝罪された。
 3 申し入れ事項

 ・「公正採用」の14項目を含んだ質問を企業がした場合は、労働局からの行政指導の対象となる。
 また、毎年6月に新卒求人を行う企業に対しては、採用時に本人の職務遂行能力に関わりのない内容や不必要な情報を聴取することは控えるよう指導している。
 行政機関は「公正採用」をともに推進する立場であることを理解し、取組みを進めるようお願いした。
 ・質問によっては、受験生が自ら違反項目に該当する発言(家族のことなど)をすることもあるが、受験生の発言を受けて、さらに質問をしないよう、事前申合わせを組織としてしっかりと行うようお願いした。
 ・今回の質問は「受験生が挙手をして発言を行う」という手法で「答えたくなければ挙手しなくて良い」と考えられるかも知れないが、質問に対して回答しないという選択を受験生はできないため(回答しなければ、選考を辞退するのと同義)、違反質問を行わないようお願いした。
 ・面接官が違反項目を熟知していなければ、今回のような質問により、個人情報について発言したくない受験生が動揺し、十分に実力を発揮できないことが想定される「採用と人権」の確認をお願いするとともに、府商工労働部が実施している「新任・基礎研修」等の受講の検討をお願いした。
 ・今回の採用選考だけに限らず、当該官公庁が各課で行なっている非常勤職員の採用選考においても、公正な採用選考に反する14項目を知らずに聞いているような場合も想定される。今回の問題を受けて、当該官公庁内の各課に対し、人事課が主導して公正な採用選考にっいての研修を実施し、同様の問題が生じないよう取り組むようお願いした。
 4 当該官公庁からの回答

 ・「採用と人権」等を確認するとともに、事前打ち合わせ等をしっかり行うことで、再発防止に努める旨、回答があった。
 ★ 厚生労働省が示す、「採用選考時に配慮すべき事項」14項
A.本人に責任のない事項
①国籍・本籍・出生地に関すること
②家族に関すること
③住宅状況に関すること
④生活環境・家庭環境などに関すること

B.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)

⑤宗教に関すること
⑥支持政党に関すること
⑦人生観、生活信条に関すること
⑧尊敬する人物に関すること
⑨思想に関すること
⑩労働組合・学生運動など社会運動に関すること
⑪購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること

C.採用選考の方法

⑫身元調査などの実施
⑬全国(大阪では近畿)統一応募用紙、JIS規格の履歴書に基づかない事項を含んだ応募書類(社用紙)・エントリーシートの使用
⑭合理的・客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施


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