◆ 8月2日(火)10時から東京地裁で都教委追及の裁判はこんなにオモシロイ!
皆さま 高嶋伸欣です
間際になりましたが、2日(火)朝10時から東京地裁606号法廷で開かれる東京都教育委員会追及の裁判の案内です。
1 もともとは、都教委が実教版『高校日本史A・B』は都立高校で使わせないように権限行使をしたのは不当だとして提訴をしたのが発端でした。その過程で、都教委が開催日時を公開している会議への委員の送迎にハオヤーを使用するという内規を07年4月にお手盛りで作っていたことを、私たちが把握しました。
2 しかも、実教の上記教科書排除の方針を事実上決めた会議(懇親会)は、「(公開の)定例会はありません」と教委のHPで告知して、ハイヤー使用の条件を欠いていたのに、高額のハイヤー代を支出していたことが、情報開示請求によって把握できました。
3 そこで、「お手盛りの規則にさえ当てはまらない高額なハイヤー代支出は不当だ」として、都教委の責任を追及することにしたのが、この裁判です。
何か、舛添・前都知事の話題を連想されませんか? そう、<都教委には「ミニ舛添」が巣食っている!>という話題です。
4 だいたい東京都の教育委員(月2回の会議で月に43万円、委員長は53万円の給与)が、日程を公表される月2回の会議への往復の途中で、不満を持っている都民にいつ危害を加えられるか分からないので安全対策として、送迎にハイヤーを使用するとした、上記1の内規が異常です。
5 仮に千歩譲って「安全対策」が必要だとしても、ハイヤーでなくタクシーで十分なはずです。都庁の庁舎では地下1階からタクシーでも出入できるので、一般都民などとの接触はほとんどありません。
ハイヤー代よりもタクシー代の方が低額なのは、小学生でも分かります。
6 実際に、毎回もっとも高額のハイヤー代を支出させている木村孟・委員長の場合、八王子の自宅から都庁への送迎でハイヤー代は75750円(2013年5月9日)ですが、タクシーで自宅から都庁に乗った時の代金は15610円(同年4月12日)ですから、往復でも31320円で済むことになります。
ハイヤー代は明らかに、不必要な高額の支出です。
7 それにもう一つ、木村委員長のハイヤー伝票を調べているうちに、出庫から配車場所(委員長自宅)まで58kmも走っていることが分かりました。次にそこから都庁まで45km走り、2時間10分後に都庁から49km走って委員長を自宅に送り、そこからまた58km走って入庫(営業所に帰着)していることが、分かりました。
これが何故問題か?
8 確認のためにインターネットで「ハイヤー代金」で検索すると、大手のタクシー・ハイヤー会社の「日本交通株式会社」のHPで次のように、ていねいに説明してくれています。
『ハイヤーはお迎え~車庫に戻るまでがご請求対象』
「タクシーはお客様がご乗車されている区間のみがご請求対象となりますが、ハイヤーはお迎え(出庫)~車庫に戻る(帰庫)までの区間がご請求の対象となります」と。
9 上記7の木村委員長の送迎ハイヤーは、明らかに23区内の営業所から出ています。
念の為に、八王子市内にハイヤーの営業をしている企業がないかを調べてみると、ネットでは3社ヒットしました。
仮に、ハイヤーを使用するにしても、八王子に営業拠点(車庫)のある企業の車を使えば、大幅に支出は削減できるはずです。
10 都教委が「ミニ舛添」の木村委員長のために、いかに無駄な支出をしているか、これで明らかです。
11 2日10時からの第1回法廷では、原告2人に10分間ずつの意見陳述がみとめられました。
その内の一人として私(高嶋)にその役が割り当てられましたので、改めて訴状と都側の「答弁書」(2日付)などを読み直して、上記の点を衝くことにしました。
*本筋の上記1~3については、もう一人の方が陳述を予定しています。
12.それにしても1~3で問題にしているハイヤー使用の内規が、舛添問題が発覚した以後もそのままなのは、何とも異常です。
このことは、やはりそれだけ都教委は木村委員長以下の非常識な上から目線の教育行政偏向を内部からは是正できないほど歪んだ体質に染まりきっていることを、証明しているように思えます。
13.法律の改定で、教育委員会の不始末の最終責任は首長(都知事)に及ぶことになりました。
法廷で、小池百合子新知事に責任を問いただしたいところです。
ちなみに2日は新知事の初登庁日とか。
14.ところで、この話題は中学生や高校生にもわかる事例ではないでしょうか。情報開示を通じて得た資料の分析で役所(都教委という権力)の不始末・責任を、市民(主権者)が追及し、それに裁判所(司法)がどのような役割を果たすか、を具体的に追跡し分析する。
夏休みの「自由研究」向きではないかとも思えます。
声を掛けられる教員・生徒のいる方は、傍聴を誘ってみて下さい。
法廷終了後の記者会見(裁判所2階の記者クラブ)の傍聴は可能です(黙って後ろの方に居てかまいません)。
*上記4~9の内容はTVのニュースショウ番組向けにもなりそうです。新聞・週刊誌・TVのお知り合いに、このメールを転送・拡散して頂ければ幸いです
ーー目下、沖縄にいて携帯用のPCからの転送・拡散がいつものようにできず、閉口しています。
皆さま 高嶋伸欣です
間際になりましたが、2日(火)朝10時から東京地裁606号法廷で開かれる東京都教育委員会追及の裁判の案内です。
1 もともとは、都教委が実教版『高校日本史A・B』は都立高校で使わせないように権限行使をしたのは不当だとして提訴をしたのが発端でした。その過程で、都教委が開催日時を公開している会議への委員の送迎にハオヤーを使用するという内規を07年4月にお手盛りで作っていたことを、私たちが把握しました。
2 しかも、実教の上記教科書排除の方針を事実上決めた会議(懇親会)は、「(公開の)定例会はありません」と教委のHPで告知して、ハイヤー使用の条件を欠いていたのに、高額のハイヤー代を支出していたことが、情報開示請求によって把握できました。
3 そこで、「お手盛りの規則にさえ当てはまらない高額なハイヤー代支出は不当だ」として、都教委の責任を追及することにしたのが、この裁判です。
何か、舛添・前都知事の話題を連想されませんか? そう、<都教委には「ミニ舛添」が巣食っている!>という話題です。
4 だいたい東京都の教育委員(月2回の会議で月に43万円、委員長は53万円の給与)が、日程を公表される月2回の会議への往復の途中で、不満を持っている都民にいつ危害を加えられるか分からないので安全対策として、送迎にハイヤーを使用するとした、上記1の内規が異常です。
5 仮に千歩譲って「安全対策」が必要だとしても、ハイヤーでなくタクシーで十分なはずです。都庁の庁舎では地下1階からタクシーでも出入できるので、一般都民などとの接触はほとんどありません。
ハイヤー代よりもタクシー代の方が低額なのは、小学生でも分かります。
6 実際に、毎回もっとも高額のハイヤー代を支出させている木村孟・委員長の場合、八王子の自宅から都庁への送迎でハイヤー代は75750円(2013年5月9日)ですが、タクシーで自宅から都庁に乗った時の代金は15610円(同年4月12日)ですから、往復でも31320円で済むことになります。
ハイヤー代は明らかに、不必要な高額の支出です。
7 それにもう一つ、木村委員長のハイヤー伝票を調べているうちに、出庫から配車場所(委員長自宅)まで58kmも走っていることが分かりました。次にそこから都庁まで45km走り、2時間10分後に都庁から49km走って委員長を自宅に送り、そこからまた58km走って入庫(営業所に帰着)していることが、分かりました。
これが何故問題か?
8 確認のためにインターネットで「ハイヤー代金」で検索すると、大手のタクシー・ハイヤー会社の「日本交通株式会社」のHPで次のように、ていねいに説明してくれています。
『ハイヤーはお迎え~車庫に戻るまでがご請求対象』
「タクシーはお客様がご乗車されている区間のみがご請求対象となりますが、ハイヤーはお迎え(出庫)~車庫に戻る(帰庫)までの区間がご請求の対象となります」と。
9 上記7の木村委員長の送迎ハイヤーは、明らかに23区内の営業所から出ています。
念の為に、八王子市内にハイヤーの営業をしている企業がないかを調べてみると、ネットでは3社ヒットしました。
仮に、ハイヤーを使用するにしても、八王子に営業拠点(車庫)のある企業の車を使えば、大幅に支出は削減できるはずです。
10 都教委が「ミニ舛添」の木村委員長のために、いかに無駄な支出をしているか、これで明らかです。
11 2日10時からの第1回法廷では、原告2人に10分間ずつの意見陳述がみとめられました。
その内の一人として私(高嶋)にその役が割り当てられましたので、改めて訴状と都側の「答弁書」(2日付)などを読み直して、上記の点を衝くことにしました。
*本筋の上記1~3については、もう一人の方が陳述を予定しています。
12.それにしても1~3で問題にしているハイヤー使用の内規が、舛添問題が発覚した以後もそのままなのは、何とも異常です。
このことは、やはりそれだけ都教委は木村委員長以下の非常識な上から目線の教育行政偏向を内部からは是正できないほど歪んだ体質に染まりきっていることを、証明しているように思えます。
13.法律の改定で、教育委員会の不始末の最終責任は首長(都知事)に及ぶことになりました。
法廷で、小池百合子新知事に責任を問いただしたいところです。
ちなみに2日は新知事の初登庁日とか。
14.ところで、この話題は中学生や高校生にもわかる事例ではないでしょうか。情報開示を通じて得た資料の分析で役所(都教委という権力)の不始末・責任を、市民(主権者)が追及し、それに裁判所(司法)がどのような役割を果たすか、を具体的に追跡し分析する。
夏休みの「自由研究」向きではないかとも思えます。
声を掛けられる教員・生徒のいる方は、傍聴を誘ってみて下さい。
法廷終了後の記者会見(裁判所2階の記者クラブ)の傍聴は可能です(黙って後ろの方に居てかまいません)。
*上記4~9の内容はTVのニュースショウ番組向けにもなりそうです。新聞・週刊誌・TVのお知り合いに、このメールを転送・拡散して頂ければ幸いです
ーー目下、沖縄にいて携帯用のPCからの転送・拡散がいつものようにできず、閉口しています。
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