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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

常時定員割れの自衛隊、今年は採用試験を複数回実施

2020年08月31日 | 平和憲法
  =立川テント村通信=
 ◆ 朝雲レポート(6/2号~7/16号)


 ★ 6月もコロナ関連の記事は多い。「新型コロナの水際災派終了」の大見出し。自衛隊は検疫支援で成田や羽田空港に自主派遣されていたが5月末で終了。他に知事の要請で防護や衛生教育活動への支援はそのまま行うという(それ以外は自主的ということか)。
 これらの活動も生物化学兵器による攻撃を想定しての訓練に役立てるのだと思う。実は災害派遣は軍事行動と表裏一体なのだ。
 ブルーインパルスの都心2周飛行も1面7面に写真入りで大きく載る。
 だけど自衛隊中央病院はともかく他の医療現場従事者はそれどころではなかったのではないか。ボーナスと賃金カツト、大量の看護師が退職を希望するなどでますます医療の危機的状態は強まっている(6/2号)。
 ★ 「自衛官採用試験、複数回実施」の大見出し。
 5月に毎年実施していた「一般幹部候補生」や「歯科・薬剤科幹部候補生」の採用試験を今年特例で6月下旬から2回行うという。
 さらに一般曹候補生採用試験も複数回行うという。
 確かにコロナ禍の影響はあるのだろうが、少子高齢化の影響もあって常に自衛隊は定員割れ。またイジメや差別などによる退職や行方不明も後を絶たない。
 軍隊の本質を指し示すこれらの問題解決の方が重要だろう。

 同じ号の「春夏秋冬」では「コロナ後の世界」は台湾や韓国のようにコロナ封じ込めに一定成功した国の指導者の支持率が上がっているのに、逆の米中などでは支持率低下を招いているとしている。
 こういう封じ込めに失敗した国では「積極的対外政策」を招くというのは一般的傾向としてその通りだろう。内政失敗派手な対外政策で覆い、目をそらすのに使うのだ。結局コロナ後の世界は平穏とはほど遠いという結論。
 ではどうするかは反戦反基地運動にも問われる課題。(6/9)

 ★ 陸上イージス計画停止の記事も1面にあるが、遠洋練習航海の記事の方がトップで大きい。
 6月9日から44日間、シンガポールにのみ補給で立ち寄り、インドネシアをぐるりと回って戻るシーレーン防衛を想定したような訓練。コロナ禍のためシンガポールでも上陸は無しで物資の積み込みだけ。
 コロナ禍でもとにかく軍事訓練だけは止めないのだ。(6/18)

 ★ この号は陸上イージス計画停止の記事が1面トップ内容は他のマスコミ報道とたいして変わらない。佐竹知事のNSC(国家安全保障会議)と閣議での配備計画撤回・中止を速やかに決定することを要望という発言も載る。
 この段階ではイージス艦8隻体制堅持などの内容だ。その後イージス2隻増強での10隻体制プランや地上レーダーだけ設置した上で護衛艦を改造、イージスアショアで使用予定だったSM13ブロック2Aをそこで運用する案(今このミサイルを使えるのは最新鋭の「まや」型イージス艦のみ)はこの紙面にはまだない。(6/25)
 ★ 朝雲寸言で米国の黒人差別と軍隊の出動問題について書いている。
 かつての「ロス暴動」では州兵だけでは鎮圧できず陸軍・海兵隊が出動した。
 今回はトランプの軍出動要請に対して国防長官らが反対しやめさせた。
 また1957年にはアーカンソー州で、入学を認められた黒人の高校・の登校を阻止するために知事が州兵を出動させた。だがアイゼンハワー大統領は連邦軍を出してこの高校生の登校を護衛したとい・乳兵士の中ではどんな思いが交錯していただろう。(7/2)
 ★ 自衛隊では初のオークションで不要になった装備品を売り始めた
 練習艦の操舵輪とか水晶時計、C1輸送機操縦桿、パイロットのヘルメットなど。
 将来F35一機分の売り上げを目指すという。5兆3千億円もの予算がありながら、足りないとは思えないが。C1の操縦桿は見てみたいけど(7/9)
 ★ 7月10日に木更津についに陸上自衛隊のオスプレイが到着した。
 地元木更津市の市長も出迎えたという。記事の最後には今後、水陸機動団の駐屯する佐世保市に近い佐賀空港に移動し、最終的には17機体制となると書いてある。
 だが佐賀では漁協が強く反対を示し続けていて移動のめどは全く立っていない
 その事については全く触れずゆやがてロナルド・レーガンにCMV22オスプレイが配備されれば関東はオスプレイだらけになる。(7/16)
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