◆ 和田中の違法「夜スペ」裁判(第3回口頭弁論)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
本日(4月28日)東京地裁で上記裁判が行われました。
この裁判は、民間(リクルート)からきた藤原和博前校長が和田中を営利企業の私塾(サピックス)に無償で貸し、月・水・金の夜と土に、「夜スペ」という塾をやらせたのは違法だとして、杉並区の住民が原告となり訴えたものです。
すでにこれまで書面のやり取りは行われていますが、原告は今回、被告(杉並区、教育長、藤原前校長)側は原告の質問に何も答えていないとして、裁判の争点を明確にしました。
それは次のようなものでした。
①「夜スペ」を開講するに当たって、何らの事前審議もなされていないこと。
(当時、教委からも区議会からも「事前審議はない」という批判が出ている。しかし釈明を要求したが、回答はない)
②「夜スペ」が営利行為ではないという証拠もないこと。
実際は英語検定や教材など多額な金が動いている。
しかも藤原校長は行く先々で同じ業者でやっている。(大阪の人監視を!)。これは営利行為以外の何物でもない。
契約書も出てこない。
③「地域本部」なるものが主体でやったが、それが「公益性」をもったものなのか、証拠がないこと。
(印鑑のない会計報告、会計監査が提出され、領収書はついていない。しかも、和田中のPTAは地域協議会から脱退し、校長も区の校長会から脱退している)
区の財産の私物化に他ならない。
これに加えるに、次のようなことも語られました。
「『本来の学校教育に支障をきたさない』と言っていたが(月)(水)(金)の夜と、(土)の4日も、しかも、私物がおいてあるクラスの教室も使われている。また、三者面談の日にはサピックスが独自に進路相談を行い、私立に推薦入学させたりしている。」
「違法使用が拡大している。これでは公教育が私塾にのっとられ、市場となり、企業の食い物にされ、教育の機会均等は破壊される。」
このまま被告が何ら反論らしい反論もしないのでは被告が負けてしまうと思ったのか、岩井裁判長は被告に対し、
「反論をしっかり、具体的に書くように。」
「地域本部の前事務局長だったS氏(女性)は陳述書を書くように」
「会計の資料も出すように」
と求めた。
しかし、S氏はその後、全てを投げ出し、学校にも来なくなっているらしく、被告の弁護士は、「電話してみる」というのがやっとだった。
次回は、7月9日(木)11:30~、522号法廷です。
(追)
和田中は現在、新入生160名のうち区内の生徒はわずか50名くらいの学校になってしまっているとのことです。
まさに、私塾導入(公教育の市場化=教育面での新自由主義政策)による地域破壊、公教育(機会均等)破壊、格差のさらなる拡大です。
教員の中では「学校経営」への不満が出ているようです。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
本日(4月28日)東京地裁で上記裁判が行われました。
この裁判は、民間(リクルート)からきた藤原和博前校長が和田中を営利企業の私塾(サピックス)に無償で貸し、月・水・金の夜と土に、「夜スペ」という塾をやらせたのは違法だとして、杉並区の住民が原告となり訴えたものです。
すでにこれまで書面のやり取りは行われていますが、原告は今回、被告(杉並区、教育長、藤原前校長)側は原告の質問に何も答えていないとして、裁判の争点を明確にしました。
それは次のようなものでした。
①「夜スペ」を開講するに当たって、何らの事前審議もなされていないこと。
(当時、教委からも区議会からも「事前審議はない」という批判が出ている。しかし釈明を要求したが、回答はない)
②「夜スペ」が営利行為ではないという証拠もないこと。
実際は英語検定や教材など多額な金が動いている。
しかも藤原校長は行く先々で同じ業者でやっている。(大阪の人監視を!)。これは営利行為以外の何物でもない。
契約書も出てこない。
③「地域本部」なるものが主体でやったが、それが「公益性」をもったものなのか、証拠がないこと。
(印鑑のない会計報告、会計監査が提出され、領収書はついていない。しかも、和田中のPTAは地域協議会から脱退し、校長も区の校長会から脱退している)
区の財産の私物化に他ならない。
これに加えるに、次のようなことも語られました。
「『本来の学校教育に支障をきたさない』と言っていたが(月)(水)(金)の夜と、(土)の4日も、しかも、私物がおいてあるクラスの教室も使われている。また、三者面談の日にはサピックスが独自に進路相談を行い、私立に推薦入学させたりしている。」
「違法使用が拡大している。これでは公教育が私塾にのっとられ、市場となり、企業の食い物にされ、教育の機会均等は破壊される。」
このまま被告が何ら反論らしい反論もしないのでは被告が負けてしまうと思ったのか、岩井裁判長は被告に対し、
「反論をしっかり、具体的に書くように。」
「地域本部の前事務局長だったS氏(女性)は陳述書を書くように」
「会計の資料も出すように」
と求めた。
しかし、S氏はその後、全てを投げ出し、学校にも来なくなっているらしく、被告の弁護士は、「電話してみる」というのがやっとだった。
次回は、7月9日(木)11:30~、522号法廷です。
(追)
和田中は現在、新入生160名のうち区内の生徒はわずか50名くらいの学校になってしまっているとのことです。
まさに、私塾導入(公教育の市場化=教育面での新自由主義政策)による地域破壊、公教育(機会均等)破壊、格差のさらなる拡大です。
教員の中では「学校経営」への不満が出ているようです。
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