パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

日記4/27~5/1

2005年05月08日 | 藤田の部屋
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2005年4月27日(水曜日)     細工
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 米外交専門誌、「フォーリン・ポリシー」が、日本の司法について書いているという。
 「日本の死刑は、すべてが秘密のうちに処理される。絞首刑は米国では不要な苦しみを与えるとしてほとんど廃止されている。」とある。
 アメリカ映画で、皆が電気椅子の処刑を見守っているのがあったが、よく見れるものだ。脳裏に焼きついて具合悪くならないのであろうか。
 映像というのは人間に有害なのではないか。その日の睡眠の中で、これは単なる映像である、これは実際に見たものであると記憶処理がなされるのであろうか。間違って処理されたら大変だ。頭がおかしくなってしまう。
 テレビやビデオや映画は見ない方がいいのかも知れぬ。多くの映画を見てほとんど忘れてしまった。しかし何時までも覚えているシーンがある。
 「嘆きのテレーズ」でバイクの男がボールを追いかけてきた子どもを避けて転倒する場面である。結果、封書が投函される。
 話がまた飛んでしまった。外交誌はこうも言う。日本の捜査手法にも触れ、「供述内容を裁判所に提出する際、録音テープでないのは米国人の見地から信じ難い」と。テープもまた細工される。

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2005年4月28日(木曜日)     独立
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 今日、4月28日は、日本の独立記念日である。誰もそう言わない。新聞の何処を開いてもそのことに触れていない。テレビも報じていないようだ。
 マッカーサーは厚木に降り立って東京まで内心おそろしかったであろう。しかし一発の弾も飛ばなかった。天皇による戦争は、天皇の終結宣言とともに終わった。
 自己の内発的理念として戦争をやりたかったわけではないのだ。聖戦とは空虚なお題目であった。
 皆が向かうところについていっただけのこと、それがかほどの犠牲を生むのだから何とも能天気な国民だ。お祭りみたいなもの、犠牲となった内外の民衆にとってはたまったものではない。
 ふわっと付いて行ったのだから、反省もなにもない。
 また日々の糧を求めて必死で生きるだけ。支配はアメリカにまかせた。
 うちの親父のとこに来る封書にはセロファンテープが貼ってあった。珍しくて印象深い。検閲して貼るのである。
 天皇、重臣、軍部おまかせから、今度はマックおまかせ。
 4,28独立後もアメリカおまかせ。これじゃ、独立記念日という話も出てこないわけだが、へたに独立しない方がよいのかも知れぬ。

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2005年4月29日(金曜日)     あと半年
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 ムッソリーニは、4月28日、銃殺されミラノの広場に曝された。
 ヒトラーは、4月30日、毒を仰いで自ら命を絶った。
 さすれば、4月の29日は・・・・。「昭和の日」になるという。
 あと十年もすれば、明治生まれはほとんどいなくなる。105歳超となる。となると、やがては大正も消える。戦禍のもとで逃げ回った連中がいなくなる。またもや戦争の時代である。
 人間とは懲りない動物だ。平和に耐ええないのか。米ソによる世界分割が、幾多の悲劇を生んだ。それが戦後、半世紀の歴史である。
 辛うじて核戦争の勃発は回避した。まさに辛うじてである。ケネディーがもう一歩踏み込んでいたら、カストロはミサイルを発射したという。この世は終わっていたであろう。
 危ないものを権力者に持たせるべきでない。というより危険なものを全世界から放逐しない限り、いつか誰かが使う。それが人間というものである。
 米ソの分割によって朝鮮でベトナムで数限りない人々が犠牲となった。日本の戦争終結があと半月早かったら朝鮮の悲劇は回避できたのであろうか。あと半年早かったら数百万人の命が救われたであろう。

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2005年4月30日(土曜日)     人種
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 北送事業を推進するために、日赤を通して巨額の金が金日成に渡されたという噂がある。人間万事塞翁が馬ならずして、権力の動向万事巨額の金といったところか。
 韓国の民衆の悲惨は唯一知っている英語で言えばビヨンド・ディスクリプションである。反共主義者李承晩とソ連の走狗金日成のもと、擂粉木で潰されるように多くの民衆が粛清された。殺されない為に必死で日本に密航して来た人々を口を開けて待っていたのが北送船である。南労党は党である故に南でも北でも殺された。多額の財産を寄付しえなかった人々が次々と犠牲となった。この世の沙汰も金次第である。
 法治でない国家は地獄である。日本政府は地獄と知って送ったのか。厄介払いの先がどんなところであろうが無頓着である。何千人もの日本国籍者のその後についても無頓着である。
 国家というブルドーザーは邪魔な個人を圧殺して驀進する。見殺しにして歴史を刻む。法治の根幹に人権の意識が確立されていない国家は地獄である。右も左もひどい国家ばかりだ。
 世界には二つの人種がいる。金持ちか貧乏人かである。

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2005年5月1日(日曜日)     メーデー
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 今日はメーデー。メーデーというと思い出す。
 1952年(昭和27年)、祖父の家に事情あって居候していた。従兄弟達が夕刻、必死の面持ちで帰ってきた。「皇居前広場、凄まじかった・・・」と。デモ隊と警官隊との激突、ピストルが発射され死者も出た。この一週間後の「朝日新聞」を今日、ひょんなことから入手した。
 以下その記事抜粋。三段「女高生らを逮捕、ー騒乱事件に参加負傷ー」・・[府中発]警視庁捜査二課笹本警部一行は八日朝六時都下府中町本町、神代高校二年の女生徒(一八)と・・・・佐藤(二〇)を騒擾罪容疑で逮捕した。調べによると同少女は去る一日学校を無断で欠席してメーデーに参加、皇居前の乱闘に巻きこまれ左足と下腹部に貫通銃創をうけ、佐藤は騒乱事件に参加、顔に十日間の怪我をしている。
 この女生徒は今、71歳になるか。メーデー行って、貫通銃創、逮捕だ。
 もうひとつ、一段、「二教官を逮捕ー青山高校生をメーデーに引率ー」・・・原宿署は七日青山高校社会科担任人見春雄教諭(四〇)、同化学科宮尾誠二教諭(三一)をソウジョウ罪容疑で逮捕した。同校生男女約百名を連れて去る一日のメーデーに・・・


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