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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

教育委員会で本当に議論して決めているのか、東京都の教育委員は子どもの方を向いているのか

2020年07月25日 | 暴走する都教委
 ◆ 都教委無責任体制 (東京新聞【本音のコラム】)
斎藤美奈子(さいとうみなこ・文芸評論家)

 「コロナ禍でも『君が代』都教委が指示」二十日の特報面の記事である。
 東京都教育委員会(都教委)は先日も、校則でツーブロックを禁止している都立高校があるのは「外見などが原因で事故や事件に遭うケースがあるため」と説明し、日本中をあきれさせたばかりである。
 都教委って誰なのよ、実名を出しなさいよ、実名を。

 調べてみました。教育長は先のツーブロック問題で答弁に立った藤田裕司氏。都政畑をずっと歩いてこられた方のようである。
 五人の委員は遠藤勝裕氏(整理回収機構監査役)、山口香氏(元柔道選手・大学教員)、宮崎緑氏(元ニュースキャスター・大学教員)、秋山千枝子氏(小児科医院院長)、北村友人氏(比較教育学・大学教員)。
 この方たちが会議を開いて
   「ツーブロックは禁止でよし」
   「コロナ禍でも国歌を斉唱しろ」

 と決めたのだろうか。

 君が代の件で「適切だった」と答えているのは桐井裕美主任指導主事。都教委事務局の職員である。
 先般の都立校の一斉休校は教育長の職権で進められ、委員の合議には諮られなかった
 議事録を見ると、いつも事務方が議題を出し、委員が他人事(ひとごと)みたいな意見を述べて了承して終わり。
 これじゃほとんど名ばかり教委だ。都側のやりたい放題になってもおかしくない。
 教委の権威は絶大なのに、どうなのそれは。

『東京新聞』(2020年7月22日【本音のコラム】)


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